2019年09月06日

『老犬の介護に疲れたら』




老犬の介護に疲れたら!


【完璧を目指すと長続きしません】

老犬となり介護が必要になったとき、飼い主は愛犬のために一生懸命介護する方が多いでしょう。

愛犬のためにと思って頑張るのです。

しかし、犬は話すことが出来ないので、介護していると「本当に愛犬のためになっているのかな?」「自分で歩くことが出来ないのに、こんな状態で幸せといえるのかな?」と飼い主は悩むことも多いと思います。


老犬の介護は、オシッコや便の処理をしたり、食事を与えたり、粗相をしたら洗濯をしたりと、やることは増える一方です。

ただでさえ忙しい毎日を送っているのに、つきっきりで介護するのはストレスを感じてしまうでしょう。

将来を悲観したり、疲労でイライラしたりしてしまうこともあるでしょう。

そうした自分に自己嫌悪してしまって落ち込むこともあるでしょう。

愛犬の介護にはストレスがつきものだと割り切りましょう。

完璧を目指すと長続きせず、心の余裕がなくなってしまいます

決して無理をし過ぎないことが肝心です


今の日本社会では、愛犬の介護をするということが日常的なことになっていないので、世間の理解はまだまだされていないのが現状です。

人間の場合は、介護を手助けしてもらえる制度が増えていますが、愛犬の介護にはありません。


20150521_070543354_iOS-e1432192430200.jpg


【自分一人で抱え込まない】

人間の介護の場合は、想像力が働くので周りも大変さをある程度理解してくれます。

でも、犬の介護の場合は、誰に相談していいのか悩んでしまいます。

犬を飼ったことがない他人にとっては、飼い主が疲れたとき、そばにいれくれた犬、気分がいら立っているときもいつも普段通りに接してくれた大切な存在なのだということは、理解しづらいのです。

話してみて、理解してもらえないことほどつらいことはありません。


基本的には、かかりつけの獣医師に犬の介護について相談するのが一番いいでしょう。

犬が若いときから獣医師は面倒を見てきたのですから。

そういった意味でも飼い犬の主治医を持つことは重要です。


kaigo-19.jpg

【愛犬を預ける】

〈動物病院に預ける〉

どこの病院でもやっているとは断定できませんが、犬の介護に疲れたときは、動物病院で預かってくれます。


〈ペットシッターに預ける〉

動物病院に預けるのは、愛犬が怖がるなどの理由で敬遠する方におススメなのが、ペットシッターに頼んで自宅で老犬を見てもらうことです。

ペットシッターなら、床ずれを起こさないように寝返りをうたせてもらったり、排便、排尿をさせてくれます。

罪の意識(罪悪感)を感じる必要はないのです。

少しの時間でも誰かに助けてもらうと、気分的に随分と違ってきます。

何もかも自分でしようなどと抱え込まないで、いろいろな人の手を借りて介護すると随分違いが出てきます。


飼い主もずっと犬の介護に追われているとストレスが溜まり病気になることもあります。

そうなると飼い犬の介護どころではなくなってしまいます

変に気真面目に考えずに旅行や気晴らしをして、命の洗濯をすることで、また元気に愛犬の介護をすることができます。

愛犬にとっても飼い主が元気を失っていくのは悲しいものです

飼い主が元気であってこそ、愛犬の介護が出来るというものです



【犬を介護している人と話をする】

いまはネットが普及している時代です。

犬の介護をしている人とサイトなどのインターネットを通して交流を持つことが出来ます。

同じような体験をしている人はけっこういるものです。

そうした人たちと交流したり、情報を交換したり、励まし合うことができれば、心強い味方を得たようなものです。

また、その人なりの介護の工夫をしていることも多いので、良い情報を得ることが出来るかもしれません。


img02.jpg

【自分の健康管理はしっかりと】

犬の介護をずっとしていると精神も体も疲れてしまうものです。

自分では元気なつもりでも、ストレスや疲労が蓄積されていることがあります。


・腰痛、膝の痛み。

・頭痛、肩こり。

・胃炎、下痢や便秘。

・風邪をひきやすくなった。

などの症状が犬の介護をするようになってから見られるようなら、飼い主の生活の改善が必要です。


改善には、

・部屋を暗くしてぐっすり寝る。

・ぬるめの湯にゆっくりつかる。

・寝る前にストレッチをする。

・おいしいものをゆっくり食べる。

・肩が凝ったら首をよく回してストレッチする。

・腰が痛くなったら、腰をよく伸ばす。


犬は気持ちを言葉で飼い主に伝えることが出来ません。

飼い主が愛犬の気持ちを汲み取ってあげなければいけません。

飼い主が疲れていたり、イライラしていると、犬の看病をキチンと出来ません。

犬にもそのイライラが伝染します。

だからこそ、飼い主は愛犬のためにも、自分の健康管理をすることが大切なのです。



【考え方を切り換える】

老犬になると、愛らしかった若いときと違って白内障になったり、目ヤニがでたり、夜鳴きするようになったりと変わってきます。

飼い主は使命感に燃えて必死に介護しますが、思った通りに行かなくて、ふさぎ込んだり落ち込んだり、イライラしたりします。

完璧に介護をこなそうとすると大変です。

思い切って肩の力を抜き、気持ちを切り替えましょう。


c9cbeae6886f79b9b4fd261e1a6626f8_s.jpg


【愛犬の介護に大切なことは】

愛犬の介護にもっとも必要なものは飼い主さんの笑顔と愛犬の愛情です

完璧にやることばかりに目が行ってしまうと愛情ではなく、義務感からのお世話になってしまいます。

愛犬にとっては飼い主が世話をしてくれるだけで嬉しいものです。

もっといえばそばにいてくれること。

話しかけ、名前を呼んでくれることが嬉しいのです。

ですから、飼い主の心に余裕がなければいけません。


“この世に完璧なものなどない“

そう思いましょう。


やがて愛犬が天国へ旅立っても、介護のことで後悔することはありません。

愛犬の介護に後悔することがペットロスを重症化させてしまう危険があるからです。


この世は諸行無常なのです。

(すべては移り変わっていくもの)

「無理せず、怠けず」でやればいいのです。

怠けもしないけれど、無理もし過ぎないことが大切です。


愛犬の介護を、愛情をもってしてあげることで、愛犬との絆はさらに深まるのです。

愛犬にとっては、介護が必要なほど衰えてしまいましたが、飼い主が普段より面倒を見てくれるので、幸せな時間が増えたと思っているはずです。



【まとめ】

・完璧な介護を目指すと長続きしない。

・老犬の介護にまず必要なのが、飼い主が元気であることです。

・介護は飼い主の愛情の表現形式にしか過ぎませんから、心の余裕と愛情をもってすることが大切です。

・介護を通して飼い主と愛犬の絆はより深まります。


お読みいただきありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 14:40| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月23日

『老犬に適度な運動をさせる』









老犬に適度な運動をさせる


【老犬をただ寝かせていると】

若いころの愛犬なら、今まで外で音がしたり、他の犬の鳴き声が聞こえたりすると、すぐに起き上がって異変がないか見てまわったと思います。

それが老犬になってくると、寝てばかりになります。

ちょっと耳を動かしたり、目を開けたりするだけで動こうとしなくなります。

以前のように自分のテリトリーに何かあったら大変と見に行ったりしなくなります。


もっと老犬になると、気づきもしないで寝てばかりになります。

年老いてきたから仕方がないと寝かせておく飼い主が多いようですが、ただ寝かせていると寝たきりになってしまいます。



【寝かせているだけではダメ】

猫は犬と違って単独生活の動物なので、飼い主が無理に運動させたり寝ているのを起こしたりするとストレスを感じます。

猫は「寝る子」と書くぐらいでよく寝ます。

老猫になると1日の3分の2ぐらいは寝ていることがあります。


一方、犬は群れ社会の動物です。

いくら老犬になったからといって寝てばかりでは体によくないという自覚を飼い主が持つと犬も運動することに従います。


年老いてきたから寝かせておくのがいいというのは間違いで、適当な運動をさせたほうがいいのです。

老いると好奇心も薄れてくるので、「こんな気持ち良さそうに寝ているのに、起こさなくてもいいか」と思わず、起こして四本足で立たせて運動をさせましょう。



sinia-dogfood001.jpg


【運動させるメリット】

加齢にともない筋肉が落ちてきます。

肉付きがよかった肢も骨ばってきます。

骨も骨粗しょう症ぎみになります。

つまり骨がスカスカになるのです。

寝てばかりいると、ますますその傾向が強まります。


重力に逆らって立って歩くと、筋肉の落ち方も緩やかになりますが、使わないで放置しておくと細い肢になってきます。


宇宙飛行士が重力のない宇宙から帰ってきたときに、足が痩せるのと同じなのです。

また、骨折の手術をして足を使わないで、ベッドの上で寝てばかりいると足が細くなるのと同じ原理です。


1分でも2分でもいいから立たせましょう。

立たせることで血の循環がよくなります。

寝てばかりいると、骨が出っ張っている部分、肩甲骨、大腿骨などの辺りに床ずれができます。



【運動の仕方】

ほとんどの老犬は、後ろ足が弱くなります。

そのため、ただ立たせているだけではひっくり返ってしまうし、不安定です。

きちんと立たせるには腰と後ろ足の辺りを支えてあげることが大切です。


犬の介護用品として後ろ足と尻尾を出したらいいだけのものが売っています。

そのような用品を上手に使うことで比較的楽に運動させることができます。


犬の介護用品が手に入らない場合は、腰を吊り上げられるような幅の広いニットなどで代用するのもいいです。


朝晩に5分でもいいので若いときに行った散歩コースを歩いてあげましょう。

犬のペースでゆっくりと歩いてあげましょう。

決して引っ張ったりしないようにしましょう。



【健康状態の確認】

散歩に連れていくときに、はたしてこのスピードでいいのかどうか迷うところだと思います。

心電図をつけて散歩するわけにもいきませんから余計に不安になると思います。

人間の場合なら顔色や表情でしんどいかどうかはある程度判断できるのですが、犬の場合は、毛で覆われているので顔色は見分けにくいです。


〈見分け方〉

・口の中の粘膜、舌の色を見てください。

色がピンクならいいのですが、チアノーゼ、つまり青っぽくなればよくないです。


・舌を横にだらりと垂らすのはよくありません。


・体中で呼吸している(あえぎ呼吸)のもよくありません。


以上のような症状が見られたら散歩を中止してすみやかに自宅に連れ帰り安静にしておくことです。



【まとめ】

運動させないでいるとますます筋肉が落ちるので、運動は必要ですが、無理な運動は逆効果です。

適度な運動を心がけましょう。


お読みいただきありがとうございました。










posted by チャミーの父ちゃん at 08:26| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月20日

『老犬の日常生活の注意点』




老犬の日常生活の注意点!


【犬にもバリアフリーの環境を】

人間の場合は、バリアフリー住宅というものがあります。

老犬にもそのような環境があることが愛犬を守ることになります。


若くて元気なときは、庭などの屋外で飼うのもいいでしょうが、老犬になってきたら、やはり室内飼いをおすすめします。

長年外で飼っているのに、いきなり室内飼いは難しいかもしれませんが、それにはちゃんとした理由があります。


老いを迎えると、犬は寒暖差に耐えられなくなり、暑い日が続くと熱中症になりやすく、寒い日が続くとすぐに肺炎になってしまいます。


また、若いときだったら平気で飛び越えていた庭の凸凹にもつまずくというような現象も起きてきます。

そうなると、骨折する危険も増えます。

目も加齢にともない白内障になることも多いので、視力も落ちてきて、障害物にぶつかることも多くなります。

それで目を怪我したり、他のところを傷つけたりします。

ですから、老犬になったら室内飼いをおすすめします。



84868b2a9c91b0cb62cf0d8dba88ae8a.jpg


【床の注意点】

老犬にとってどんな床が望ましいのでしょうか?


理想は滑らずに歩くことができ、温かみがあることです。

できれば絨毯を敷き詰めることです。

ただし、今はハウスダストなどの問題から絨毯よりフローリングの方が多いと思います。


フローリングの利点は、オシッコなどを漏らしたときにすぐに処理できて、掃除がしやすいということです。

足腰がしっかりしているときは、フローリングでも問題がないのですが、老犬になると後ろ足のふらつきが出てきます。

そうなると滑るフローリングでは怖がって歩かなくなります。


もし、そうなったら床に洗うことのできる毛布、絨毯などを敷き詰めてすべらないようにしてあげましょう。

犬用の滑り止めワックスなども市販されていますので利用するのもいいでしょう。



【段差の注意点】

まさにバリアフリーが理想です。

ワンフロアーに敷居などの段差があると、つまずいて転ぶ危険があります。

前足はそうでもありませんが、股関節に炎症を持った老犬が多くなるので、犬自身は足を上げているつもりでも、後ろ足がついていかずに腰砕け状態になります。

そうなると引っかかって倒れたりします。

家がバリアフリーでない場合は、毛布やバスタオルを敷いて、段差のない環境を作ってあげましょう。

段差を緩やかな傾斜にかえる家具なども売っています。

すべりにくい素材を使いましょう。



【階段の注意点】

足腰がしっかりしなくなってきたら、階段の上り下りは控えた方がいいです。

上るときはまだ事故が少ないのですが、下るのに足を滑らせて脱臼、骨折、打撲などを起こすケースが増えています。

そうならないためには、まず、階段を使わせないことです。

犬の侵入を防ぐペットガードが市販されていますので、それを階段の上り口と下り口に取りつけます。

1万円前後で購入できます。

犬を1日中観察することは難しいので、このバリアフリーをつけておくと階段での事故はなくなります。



【すき間の注意点】

老犬になってくるとすき間に入って行く習性があります。

若いときなら、そこからぐるりと回って出てきたり、後退できたのですが、それができなくなってしまいます。

飼い主さんがいないと、隙間から出てこられなくなりますので、そういう危険を避けるためにも、家具のすき間などは作らないようにしましょう。

それが無理な場合は、留守をするときにお風呂用の柔らかいマットを立ててすき間に入り込めないようにバリケードをしておくと良いです。



【寝床の注意点】

少し前なら外で物音がしたら、起きて様子を見ていた犬が高齢になってくると、寝ていることが多くなります。

長く快適に寝られるように、床ではなく弾力のあるところで寝かせてあげるのがベストです。

テリトリー意識がありますので、暖かく落ち着ける場所に犬用の寝床を作ってあげることをおすすめします。

冬は毛布、夏はバスタオルを敷いてあげましょう。


敷きっぱなしにしないで、1週間に2回は洗濯しましょう。

ノミが繁殖したり、皮膚病の原因になります。



【トイレの注意点】

加齢に伴い膀胱の収縮力が弱まり、漏らすことが多くなります。

自分ではちゃんとトイレで用を足しに行っているつもりでも間に合わないので、若いときよりトイレの面積を広くしたり、トイレをたくさん用意しましょう。

寝床から遠い場所にあると、行くまで漏らしたりして床を汚しますので、近いところに置いてあげましょう。



【認知症が出てきた場合の注意点】

徘徊するなど認知症の症状が出てきたら、家の中をあてもなくグルグルと回り始めます。

そうなるとすき間に入って出てこられなくなり、ずっと鳴いていたりすることになります。

それで、風呂用のマットを繋いで大きな丸いサークルのような形にしておくと、どこにぶつかっても怪我をする危険もないのでおすすめです。



【屋外で飼っているなら】

家の中で飼いたいけど、どうしても無理な場合は屋外になってしまいます。

その場合は、犬小屋、寝床を日当たりの良くて風通しが良いところに置いてあげましょう

もちろん夏は日陰で直射日光が当たらないところにしてあげてください。

室内ではなく、屋外だとどうしても目が届きませんので、寝たきりになったときには、たいへんです。

床ずれなどを起こしてウジがわいたりします。

そうならないためにも、敷物は毎日点検して、汚れていたらこまめに洗ってあげましょう。

また、夜だけでも玄関に入れておくと違います。

外でないと落ち着けない犬は別ですが、そうでなければ、寝ているときは玄関に入れてください。

室内にいると、夜の様子もよくわかります。



【老犬のための室内環境の注意点】

・フローリングは絨毯を敷くか、すべり止めワックスなどを塗る。

・段差は解消する。

・階段に侵入しないようガードをつける。

・すき間はできるだけふさぐ。

・暖かくてくつろげる場所に寝床を置く。

・寝床の近くにトイレを用意する。



老犬の健康を守るのは飼い主さん次第です。

愛する愛犬のために出来ることをしてあげましょう。



お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 20:16| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月16日

『犬のシャンプー』




犬のシャンプー


【犬にとってシャンプーは重労働なのです】

シャンプーは犬にとって重労働で、体力を消耗します。

若いころのように安易にシャンプーをするべきではありません。

犬の体調や状況に合わせて洗ってあげましょう。



【状態別シャンプーの方法】

〈心臓が丈夫、または、若いときからシャンプーが好きな場合〉

気候がよく、暖かくて、愛犬の機嫌のいい日にしてあげてください。

長時間に渡ると疲れるので、手際よく行うのがポイントです。



〈心臓が弱っている、または、若いときからシャンプーが嫌いな場合〉

全身を洗うと疲れるので、今日は下半身だけ、次は上半身だけと部分的に洗ってあげるのがいいです。

小型犬は全身を洗うのも部分的に洗うのでもそうたいして違わないように思えるかもしれませんが、犬には負担になります。

心臓が弱っている犬の場合は、獣医師に相談するといいです。



〈動かすだけで心臓の動悸が大きくなる場合〉

ガーゼなどをぬるま湯に浸してよく拭いてあげてください。

それを繰り返すだけで随分きれいになります。


201352113116.jpg


【排泄について】

出来るだけシャンプー前に排便や排尿を済ませておくと安心です。

老犬となると身体が温まって気持ちよくなり、粗相をしてしまうこともあります。



【ブラッシング】

犬は、人間のように全身から汗をかかないので、ブラッシングだけでもかなりキレイになります。

特に、長毛の犬は、こまめにブラッシングしてあげてください。

毛玉はこまめにほぐすか、ほぐせない場合は、ハサミで注意深く切り取ります。

犬の皮膚はよく伸びるので、誤って皮膚を切らないよう注意してください。



【シャンプー剤】

シャンプーは、必ず犬用のものを使いましょう。

人間用は幼児用であっても使わないでください。

人間の皮膚のPH(ペーハー)は弱酸性ですが、犬は弱アルカリ性なので、人間用のシャンプーを使うと、皮膚のダメージをまねくことがあります。



【乾かし方】

ドライヤーの音を嫌う犬なら、バスタオルを多めに用意して、タオルでよく拭き取ってあげてください。

ドライヤーを嫌がらない犬なら、ドライヤーで乾かします。

ドライヤーは低温に設定し、距離を離してかけてあげてください。

頭を乾かすときは、顔にはなるべく風が当たらないように頭の後ろから風を送りましょう。

床ずれを起こしている場合は、温風では痛いので、冷風をあててください。



【シャンプー後の注意点】

いくら犬が清潔になっても、シャンプーの後に犬が肺炎になったり、下痢したりしては意味がありません。

それではかえって寿命を縮めることになります。

シャンプー後は注意深く見守り、体調に変化があれば、すぐに動物病院に連れて行きましょう。



【まとめ】

こまめなブラッシングだけでも随分キレイになります。

犬にとってシャンプーは重労働、体調や状態に合わせてシャンプーしましょう。


お読みいただきありがとうございました。






posted by チャミーの父ちゃん at 20:10| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月15日

『犬の夜鳴き』




犬の夜鳴き


【犬の夜鳴きはほっておかない】

老犬の夜鳴きは若いころの鳴き声とは違います。

今まで聞いたことがない声で鳴き続けます。


〈夜鳴きの種類〉

・低く唸るような声を出す。

・夜になると吠え始める。

・3時間以上吠え続ける。

・昼間は寝ていてあまり吠えない。

・外の物音とは無関係に吠える。

・1ヶ月以上続くことがある。



犬の頭の回路がスムーズに動かなくなったり、神経の伝達物質の分泌状態が狂ってくるので、夜鳴きをします。

加齢による病気のひとつです。


602961773.jpg

【治療】

夜鳴きの症状が出たら、動物病院で薬を処方してもらいことをおススメします。

飼い犬が夜中に鳴き通して起きていると、飼い主は眠れません。

薬を飲ませるのは犬に申し訳ないと思うかもしれませんが、飼い主が健康でなければ犬の面倒も見られなくなってしまいます。

心の余裕がなくなると犬との関係も緊張状態になってしまいます。

ですから、動物病院で薬をもらいましょう。


夜鳴きの原因がはっきりしない場合は、抗うつ剤などの薬を処方することもあります。

薬を飲ませているのに、夜鳴きが止まらない場合もあります。

その場合は、動物病院に一旦預けて、どの程度夜鳴きするのか観察してもらうことを考えてもいいのです。

獣医師に実際の様子を見てもらうことも大切です。



【主な薬の種類】

・抗うつ剤

・抗精神薬

・抗てんかん薬



【家でできる治療法】

〈日光浴〉

太陽の光を浴びると、体内時計が正常に戻って夜に寝てくれることもあります。

暑くない日は、昼間にひなたぼっこをさせるのもいいかもしれません。

少し寒い時は、窓越しに日光を当てるといいでしょう。

昼間は起きていたほうが生活のリズムが取れます。

寝ている愛犬を起こして、かわいそうと思うかもしれませんが、夜鳴きをさせるよりはましです。

気にしないようにしましょう。



〈運動をさせる〉 

昼間は寝かせないで、散歩など外に連れ出して運動させましょう。

外に行くと刺激がいろいろありますし、疲れて夜寝るようになります。

昼間の家の中は安全だと思っているので、緊張感がなく寝てしまうのです。

夜騒ぐエネルギーを残さないようにしましょう。



〈頭を使わせる〉

おやつをあげる時などに、頭を使うようにして与えるといいです。

例えば、片方の手におやつを隠して、両手を出し、どちらにおやつが入っているのか考えさせるようなことです。

知育玩具の中におやつを入れて遊ばせるのも一つの手です。



老犬だからといって何もさせないのはよくありません。

諦めないで、適当に刺激を与え、夜は寝るように仕向けましょう。



【夜鳴きはわがままではない】

若いときは聞き分けのいい犬だったから、言い聞かせれば大丈夫と考えるのは間違いです。

言い聞かせることは考えなくていいのです。

飼い主が睡眠不足になってしまいます。

それが原因で飼い主が病気になってしまったら、本末転倒です。


認知症の場合は、病気なので付き添って寝たり、言い聞かせても意味がありません。

認知症の疑いがある場合は、獣医師さんに相談してください。



【まとめ】

出来るだけ昼間に寝かせないで、頭と体を使わせて、夜にぐっすり寝るようにしましょう。

認知症の場合は、認知症の治療が必要です。

飼い主さんが精神的に参らないように、場合によっては動物病院に預けましょう。



お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 20:14| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月05日

『犬の病気(歯周病)』







犬の病気(歯周病)


【犬の病気(歯周病)】

歯周病は、人間と同じく歯垢が溜まって、細菌感染します。


歯垢の細菌が原因となり歯肉が腫れたり(歯肉炎)、歯を支えている歯周組織が破壊されてしまう病気です。

歯周病が進行すると、歯を支えている顎の骨がどんどん溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちたり、ひどいときには下顎が骨折してしまうこともあります。

また、炎症部位の粘膜では血管に細菌が入り込み、心臓病や腎臓病の引き金になることもあります。


一旦かかるとなかなか治りません。

3歳を越すと、80%以上の犬が歯周病にかかっています。



【症状】

・シャンプーしたばかりなのに臭いがします。(これは口臭です)

・よだれが出やすく、そこに膿や血が混じります。

・よだれが透明ではなく、赤くなっている。


多くの場合、歯石による汚れや口臭、歯肉の腫れなどで歯周病を疑います。

ひどくなると歯の動揺がみられたり、鼻炎、下顎の骨折などを起こすこともあります。

鼻炎はとても多いです。



【原因】

歯に付着する歯垢(プラーク)が原因です。

歯垢は、食べ物のかすと細菌の固まりです。

これが炎症を引き起こします。

歯垢が溜まると歯石になり、歯と歯茎の間につきます。

そこにポケットができて、細菌感染するという仕組みは人間と同じです。

それで歯茎から、出血したりします。



【治療】

全身麻酔をかけて、歯石の除去をして歯をキレイにします。

歯石がひどい場合は、抜歯することもあります。

その後、止血剤や抗生剤で炎症を止めます。

一度、歯石を取ったから、もうそれで終わりということはありません。

加齢とともに口腔内の細菌数が増えるので、歯周病になりやすいものです。


麻酔がかけられるような状態なら、年に一度ぐらいの割合で、動物病院で歯石を取ってもらうのが理想です。

人間のように、犬の場合は歯の治療を局部麻酔で出来ないことが多いので、その点は掛かり付けの獣医師さんと相談しましょう。



【予防】

一番の予防は、歯みがきです。

生後すぐのうちから歯みがきの習慣をつけることが大切です。

歯周病になってから、あわてて歯磨きをしようとしても、歯肉炎などの痛みがあるのでさせてくれません。

歯肉炎は予防できる病気なので、乳歯の時期から、しっかり歯磨きしましょう。


乳歯は、生後4ヶ月から生後6ヶ月の間に、永久歯に抜け替わります。

永久歯になれば、一生その歯で暮らします。


犬の最終的な歯の数は、切歯3本、犬歯1本、臼歯(きゅうし)6本で、上下左右合計で42本になります。


また、食事に関していえば、柔らかい缶詰を食べている犬のほうが堅いドライフードを食べている犬よりも歯垢がつきやすいです。

歯垢がつきにくいドライフードも出ています。


すでに老犬で、歯磨きさせてくれない犬は、あくびをした時などに、奥歯を見てください。

老犬になっても健康な歯は白いです。

もし、黄色や茶色に変色しているようなら、間違いなく歯周病です。

予防は出来ませんが、歯周病の悪化で歯が抜けることもあることを知っておいてください。


534051592.jpg


【かかりやすい犬種】

加齢に伴い、歯周病になる犬は多いのですが、若くてもチワワ、トイプードル、マルチーズなどの小型犬は、口の中の細菌数が多いので、歯周病になりやすい犬種といえます。



【早期発見のポイント】

・食べる速度が遅くなる。

・歯磨きを嫌がる。

・よだれが増える。

・よだれに血や膿が混じる。

・体をきれいに洗っているのに臭いがする。


歯周病は、他の病気と違って、すぐに生命の危機を感じないため、ほおっておく飼い主さんが多いようですが、人間と同じように歯の健康は、食事と関係し、食事が体力を維持させますから、歯磨きをするなり、治療するなりして、愛犬の健康を守りましょう。


お読みいただきありがとうございました。








posted by チャミーの父ちゃん at 09:05| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月01日

『犬の病気(白内障)』



犬の病気(白内障)


【犬の病気(白内障)】

白内障は、水晶体が白く濁り、ものがみえづらくなる病気です。


目の中の水晶体の一部や全体が白く濁った状態をいいます。

犬の白内障は遺伝によるものが多く、実際にどのようにして水晶体のタンパク質が変性して濁るのか、詳細はわかっていません。


進行すると失明の危険があります。



【症状】

・犬の黒目のところが濁り、白っぽくなってきます。

・初期のうちはなかなかわかりづらいですが、室内ではわからなくても、明るいところで見て濁りに気づいたりします。


白内障が進行すると、水晶体の白く濁る程度が強くなり、視覚障害が出てきます。

柱や壁などによくぶつかるようになったり、段差につまずいたり、階段の昇り降りや暗いところで動くことを嫌がったり、ちょっとした物音にも驚くようになったりと、視覚障害による行動異常が起こります。



【原因】

目の中に水晶体と呼ばれる透明なところがあります。

いわゆるレンズの部分です。

目が見えるということは、角膜から光が入り、水晶体を通って網膜に図を結ぶということです。

水晶体が濁ると見えなくなります。

その原因は、加齢によるもの、糖尿病によるもの、外傷、日光などです。


犬は他の動物よりも白内障になりやすいと言われています。



【治療】

根本的な治療には、外科的治療法が必要となります。

外科的に手術をして、水晶体を人口の水晶体に変えれば視力は回復します。

高齢の犬は、麻酔のリスク、入院のストレスなどの問題があります。


人間の場合は、目からの情報が8割以上と言われています。

犬は人間より嗅覚や聴覚が発達しているので、目が見えにくくなっても他の五感で補うことができますので、人間の失明とまったく同じと考える必要はありません。


手術をしない場合は、点眼治療が一般的です。

治るわけではありませんが、進行を抑えることができます。

多少視力が落ちても、日常生活にはさほど支障はないようです。


ただし、目の間に急に手を出したりすると怖がることもあるので、接し方に注意しましょう。



【費用】

片目で20万円前後の手術代がかかります。

(動物病院によって違います)



【予防】

早期発見により、薬で病気自体の進行や症状の発現を遅らせることができますので、定期的に健康診断を受けることが大切です。

自宅では、犬の目の色、行動異常などのチェックをこまめに行います。

黒目の部分が白い、視覚障害に伴う行動異常などの気になる症状が見られる場合は、早めに

動物病院で白内障の検査を受けましょう。


糖尿病からくる白内障は、たくさん水を飲み、たくさんオシッコをするなどの症状があるので、そういう症状が出たら、よく観察してください。


外傷による白内障は、目が傷ついているわけですから、痛みで目をちゃんと開けないことなどがあります。

犬の目がある付近に、刺さるようなものがないように注意しましょう。


76094e03beeefbde9c4c66156a21ee5e_t.jpg


【かかりやすい犬種】

アフガンハウンド

アメリカン・コッカー・スパニエル

イングリッシュ・コッカー・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

シェットランド・シープドッグ

シーズー

など。



【早期発見のポイント】

・夜道を散歩させていると転びやすい。

・よくものにぶつかる。

・知らない場所に行くと震える。

・階段から落ちる。

・ちょっとした物音に怯える。


日頃から愛犬をよく観察しましょう。

どんな病気でも、早期発見が第一です。


お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 07:28| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月30日

『犬の病気(肛門のう炎)』




犬の病気(肛門のう炎)


【犬の病気(肛門のう炎)】

肛門のう炎は、ニオイ袋が炎症を起こす病気です。


お尻にあるニオイ袋(肛門のう)に細菌(主に大腸菌)が入って、炎症を起こす病気です。


「お尻から血が出ている」「お尻の穴が2つになってしまった」と驚いて、飼い主さんは病院に連れて行くことがあります。

突然起こったように見えますが、実は肛門のう炎は日頃から徐々に進行しているかもしれない病気です。



【症状】

・お尻を気にして床にこすりつけたり、お尻をなめたりします。

・症状が悪化すると、腫れて痛みが激しくなり、飼い主が患部付近を触ろうとすると怒る。

・デリケートな子は、食欲が落ちたり吐いたりします。

・排便が困難になる。

・肛門のうが破れて膿や血が混じって分泌物がたくさん出る。


炎症がひどくなると、お尻から出血したり皮膚炎を起こしたりしますが、症状が著しい場合は肛門のうが腫れてしまって周囲の皮膚がもりあがり、触ると痛がるようになります。

ひどい場合は、皮膚を破って破裂してしまい、お尻の皮膚に穴があいて出血や膿のようなものが出てきます。



【原因】

年齢を重ねると肛門括約筋の収縮力が低下してきます。

それで肛門のう(肛門の周り、時計でいうと、3時と9時ぐらいのところにある)を絞る力が弱まり、内部に分泌物が溜まりやすくなります。


分泌物が溜まってくると肛門のうの導管や開口部が詰まるため、肛門のう炎が起こります。


下痢などが続いて、細菌感染が起こり、発症することもあります。


小型犬や中型犬などは、肛門腺を絞り出して排出する力をもっていません。

下痢や便秘などの体調不良、ストレス、加齢による代謝の変化、太りすぎなどの要因が分泌物の性情変化や排泄不良をもたらして肛門のうに過剰な貯留を引き起こします。

この状態を長く放置しておくと細菌感染が加わり肛門のう自体が炎症を起こします。



【治療】

軽度なものは後世物質による内科的な治療で化膿を抑えます。


肛門のうを絞り、分泌物を排出させます。

赤く腫れているときは抗生剤を投与します。

肛門のうが破裂した場合は、洗浄してレーザーで消毒します。

裂けたところが大きいと縫合しないといけないこともあります。


化膿が進行して肛門のうに膿の溜まりが著しいときには外科的に処置を行って排膿・洗浄を行う必要があります。

早めに発見できれば麻酔をかけることもなく簡単な処置で済むこともあります。

また治癒すれば破れてしまった肛門腺も再生します。



【予防】

普段から肛門周辺をよく観察し、定期的に肛門のうを絞ることです。

1ヶ月に1回くらい肛門腺を絞り出してあげれば大丈夫です。

絞り方のコツとしては肛門の4時付近と8時付近の方向に袋があるので、ブドウをつぶすくらいの力で、奥から手前に絞り出す感覚です。


肛門のうは再発が多い病気です。


去勢手術をしておくと肛門のう炎になりくにいです。


tdog17030717_TP_V.jpg

【かかりやすい犬種】

トイプードル

チワワ

などの小型犬に多く見られます。



【早期発見のポイント】

・肛門をこする。

・肛門をやたらとなめる。

・便が細くなる。


日頃から愛犬をよく観察しましょう。

どんな病気でも、早期発見が第一です。


お読みいただきありがとうございました。







posted by チャミーの父ちゃん at 07:48| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月29日

『犬の病気(外耳炎)』






犬の病気(外耳炎)

【犬の病気(外耳炎)】

外耳炎耳道に炎症を起こす疾患です。

耳の垂れ下がっている犬に多く見られます。

耳の垂れ下がっている犬は、風通しが悪いために耳の病気になりやすいのです。


犬が最もかかりやすい病気のひとつです。


悪化すると耳道をふさぐこともあります。



【症状】

・耳に痛いような痒みがあるため、頭を傾けたり、振ったりする。

・後ろ足で耳を掻こうとする。

・前記の初期症状を放置しておくと、酸っぱいような臭いの耳垂れが出てくる。

・耳の近くを触ろうとすると嫌がる。

・黒っぽい耳垢が出る場合は、ミミダニによる外耳炎が考えられる。

・耳が赤く腫れる。



【原因】

解剖学的に耳が垂れ下がっている犬は、風通しが悪い(空気の流れが悪い)ので外耳炎になりやすいです。

典型的な犬種がコッカー・スパニエルです。

その反対に、耳が立っていて、風通しがいいのに外耳炎になりやすい犬種が柴犬です。

柴犬は、アトピー性皮膚炎を持っている犬が多いので、耳が立っているにも関わらず耳道が炎症を起こしやすいのです。


原因として、ミミダニ、細菌、マラセチア菌、真菌などがあげられます。

ミミダニによる外耳炎は黒っぽい耳垢がでます。



【治療】

原因にあった治療が大事です。


例えば、

アトピー性皮膚炎を持っている犬はそれを抑えないとなかなか完治しません。


一方、ミミダニが原因の場合は、ミミダニを駆除しないといくらこまめに洗浄しても治りません。


耳が炎症を起こしているので、こまめに耳道の洗浄をします。

耳道の腫れがひどいと洗浄液が入らないため、外科的に耳道切開をしないといけない場合もあります。


外耳炎にかかったからといって綿棒で耳道をきれいにし過ぎると、耳道を傷つけることになります。

目で見える範囲を優しくこする程度にとどめておいてください。


若いころ外耳炎にならなかった犬も、年をとって免疫力が落ちると難治性の外耳炎になり、なかなか治らない場合もあります。

癌の場合もあるので要注意です。


外耳炎は治りにくく、治療が長期化します。

また、治っても治療を止めるとまた悪化してしまいます。

そして、毎年繰り返すことも多いです。



【予防】

シャンプーの際は、耳に水が入らないように注意しましょう。

耳道をのぞき込んで、汚れていないかこまめにチェックすることが大切です。


また、アトピー性皮膚炎が原因の場合は、アトピー用の処方食にかえると外耳炎になる確率が少なくなります。


耳の内部を清潔に保つことが予防につながりますが、耳掃除のし過ぎによる擦過傷や間違ったケアにより耳の中を傷つけてしまうことが原因になってしまうことがあるので注意してください。


publicdomainq-0010298hwb.jpg


【かかりやすい犬種】

アメリカン・コッカー・スパニエル

イングリッシュ・コッカー・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

シーズー

柴犬


など。



【早期発見のポイント】

・若いころから、外耳炎になりやすい体質の犬は生涯を通じてなりやすいので注意する。

・耳を振る。

・頭を傾ける。

・酸っぱいような嫌な臭いがする。


耳の垂れ下がっている犬種と柴犬は特に注意が必要です。


日頃から愛犬をよく観察しましょう。

どんな病気でも、早期発見が第一です。



お読みいただきありがとうございました。






posted by チャミーの父ちゃん at 08:07| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月27日

『犬の病気(アジソン病)』




犬の病気(アジソン病)

【犬の病気(アジソン病)】

アジソン病とは、副腎皮質ホルモンの分泌量が低下することで起こる病気です。

クッシング症候群とは逆です。

別名「副腎皮質機能低下症」といいます。


アジソン病はとても珍しい病気で、その症状も特徴的ではないために、副腎クリーゼまで重篤な症状となって初めて発見されることが多く見られます。

副腎クリーゼの特徴的な症状として、突発性の脱力状態や微熱、呼吸困難、腎不全、意識の消失といった症状となり、迅速な対応が必要となります。


若年齢から中高齢(平均4歳)の発症が多く、特にメスによく見られます。

7~8割がメス犬に発症します。



【症状】

・元気がない。

・疲れやすい。

・体の震え。

・下痢をする。

・吐く。

・多飲多尿。

・体重が落ちる。

・運動失調。


急性だと、急に元気がなくなり、ショック状態を起こし、命に関わります。

症状の進行により、食欲低下、体重の減少、多飲多尿が見られるようになります。

さらに顕著な運動失調が起きるので、散歩に連れていこうとしても嫌がります。



【原因】

なんらかの理由で、副腎皮質自体が破壊され、副腎皮質がほとんど作用しなくなります。

腫瘍や薬剤などが原因で破壊されることもあります。


副腎皮質に指令を与える視床下部や下垂体に異常があって起こる場合(腫瘍)もあります。

また、長期間または大量の副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)治療をしていて突然やめた場合に起こることもあります。これを医原性といいます。



【治療】

急性の場合は、緊急治療(入院医療)が必要です。

慢性の場合は、副腎皮質ホルモンなどの薬を生涯にわたって飲むことになります。


副腎皮質ホルモンの投与を行います。

基本的には生涯を通しての投与となります。

投薬にあたっては、まずホルモンの分泌が低下している原因を確定します。

次に薬の必要量を確認するために、投薬前後の血液検査を行います。

投与量が多い場合には、副腎皮質機能亢進症を引き起こす可能性があるため、注意が必要となります。



【予防】

早期発見、早期治療に限ります。

自宅では、犬の行動や飲水量、尿量、体重が減少していないかなどのチェックを行いましょう。


232597516.jpg

【かかりやすい犬種】

グレートデン

ロットワイラー

ポーチュギーズウォータードッグ

スタンダードプードル

ウェストハイランドホワイトテリア

ソフトコーテドウィートンテリア

など。


上記の好発犬種のうち、発症年齢の7割は4歳~7歳と、7歳~8歳のメス犬に見られると言われています。

他にもトイプードルで、若年齢での発症が多く見られます。



【早期発見のポイント】

・副腎皮質ホルモンを急に止めた。

・ふらつく。

・留守番が長い、来客が多いなどストレスを与えることがあった。


こんな症状が出たら動物病院に行きましょう。


日頃から愛犬をよく観察しましょう。

どんな病気でも、早期発見が第一です。


お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 08:04| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月26日

『犬の病気(クッシング症候群)』





犬の病気(クッシング症候群)


【犬の病気(クッシング症候群)】

クッシング症候群とは、副腎皮質から、コルチゾール(ステロイドホルモン)というホルモンが大量に放出される病気です。

副腎は、腎臓の上にあり、ホルモンを分泌しているところです。


ステロイドホルモンは、全身の代謝を調整しています。

医原性自然発生タイプがあります。



【症状】

・食欲が旺盛になり、太ってくる。

・たくさん水を飲んで、たくさんオシッコをする(多飲多尿)。

・左右対称性に脱毛する。

・腹部が妊娠したかのように腫れる。

・皮膚が薄くなり弾力性がなくなる。

・皮膚に和紙のような線が入る。

・皮膚に色素が出る。

・腹部が垂れ下がってくる。


以上のような複数の症状が錯綜して出てきます。

これらの症状は糖尿病と非情によく似ていますので、見分けがつきにくいものもあります。


食欲があり、水をよく飲むことは一見いいことと思われがちですが、そうではありません。

過度に飲むようならどこかに異常がある可能性があります。



【原因】

意外と多いのが「医原性クッシング症候群」です。

アレルギーなどを持っている犬が長年の間、副腎皮質ホルモン(ステロイド)を多量に投与されていると、この病気になります。


自然発生クッシング症候群は、副腎皮質が腫瘍化するなどして、コルチゾールが多量に出る場合になるのです。

脳下垂体の前葉や中葉に腫瘍ができて、副腎皮質刺激ホルモンがたくさん作られます。



【治療】

医原性の場合は、副腎皮質ホルモン(ステロイド)の量を少しずつ減らしていきます。


自然発生的になった場合(腫瘍など)は、外科的に摘出します。

副腎腫瘍が悪性の場合は、他の臓器に転移するので、予後はよくありません。


内科療法と外科療法、放射線治療があります。

下垂体の腫瘍の場合は、内科治療が主体となります。

コルチゾールの合成をおさえる薬や、副腎の細胞を適度に破壊することでコルチゾールの産出を抑える薬、ACTH分泌を抑える薬などが使用されます。

どれも症状を緩和するための治療で、完治を期待した治療ではありません。


下垂体腫瘍を取り除く手術や放射線療法などもありますが、

これらの治療の間で生存期間の差はなく、手術の難易度が高いため、下垂体腫瘍に対して内科治療以外の治療を選択する場合は、専門家とよく相談して検討しましょう。


副腎の腫瘍の場合は、外科治療が第一に検討され、腫瘍化した副腎の摘出が行われます。



【予防】

アトピーや皮膚病、免疫疾患などで薬をもらっている場合は、どのような薬を処方されているか、確認しましょう。

副腎皮質ホルモンが処方されている場合、食欲旺盛になり、多飲多尿になることがあります。

水を飲み過ぎていないかよく観察し、そのような症状がでたら必ず主治医に報告しましょう。薬の量が減るかもしれません。

飼い主の判断で勝手に薬の服用を止めるのは大変危険なのでやめましょう。


予防法が確立されていないので、老犬になったら定期的に健康診断を受けましょう。

detailMain_boxer.png


【かかりやすい犬種】

プードル

ダックスフンド

ビーグル

ボストンテリア

ボクサー

など。


医原性は、どんな犬種にも見られます。



【早期発見のポイント】

・たくさん水を飲み、たくさんオシッコをする(多飲多尿)。

・皮膚が和紙のように薄くなる。

・毛が抜ける。


こんな症状が出たら動物病院に行きましょう。


聞きなれない病気ですが、若いころと比べて、水をたくさん飲むようになったら、病気が隠れているかもしれません。

日頃から愛犬をよく観察しましょう。

どんな病気でも、早期発見が第一です。


お読みいただきありがとうございました。










posted by チャミーの父ちゃん at 08:05| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月21日

『犬の病気(甲状腺機能低下症)』



犬の病気(甲状腺機能低下症)

【犬の病気(甲状腺機能低下症)とは】

甲状腺機能低下症とは、身体の代謝を活発にする働きを持つ甲状腺ホルモン(のどのすぐ下にある甲状腺から分泌される)の分泌量が少なくなる病気です。


この病気の95%は甲状腺が炎症を起こし、どんどん小さくなっていき、必要な量の甲状腺ホルモンが出せなくなり発症します。


中年以降の中型犬、大型犬に多く発症する内分泌の病気です。

オスメスともに発症する甲状腺の病気です。


main_89395_59959_detail.jpg


【症状】

甲状腺ホルモンの出が悪くなると、元気がなくなり、体温が下がりブルブル震えが起きる、食欲がないのに体重が増加する、毛のツヤがなくなりゴワゴワした毛になりフケが多くなり、皮膚が黒ずんで厚くなる、などの症状が現れます。

甲状腺ホルモンの低下によって毛の新陳代謝が滞るために、四肢や首、耳、胸元、お腹、尻尾などで左右対称の脱毛が現れるようになります。

さらに、皮膚の真皮層にむくみがでるので、まぶたや口元が下がり、なんとなく悲しげな表情に見えることがあります。


・歩くのが遅い。

・ボーっとしている。

・体が痛そうで、あまり動かない。

・体のどこかを触ると痛がる。

・寒がる。

・脱毛し、尻尾の毛がなくなる。

・急に老け込んだ感じがする。

・木馬のように奇妙な歩き方をする。

・精巣が小さくなった。

・炎症がある。

・顔が腫れたように見える。

・痒がる。


このような複数の症状が錯綜してでてきます。

これらの症状は、一見すると老化のように見えるので、老犬だから仕方がないな、と思いがちですが、甲状腺機能低下症の可能性がありますから注意してください。



【原因】

原因としては、本来体内の異物を攻撃する免疫系が暴走し、なぜか自分自身の甲状腺を異物と判断して攻撃してしまうことによって炎症が起こり、甲状腺ホルモンの機能が低下してしまうことがあります。

他に、甲状腺の腫瘍が原因となっていることもあります。

老齢期になってから発症することがほとんどです。



【治療】

まずは、血液検査で甲状腺のホルモンが少なくなっていないかを調べます。

(動物病院で一般的に行われている血液検査では、甲状腺ホルモンの測定はできません。外の専門病院にだすことになります)


甲状腺ホルモンの内服液(人口の甲状腺ホルモン製剤)を与えます。

適量を与えると毛も生えて、色素沈着もなくなります。

運動も嫌がらずにするようになります。


症状が消えたからといって薬を飲ませることを止めたりせず、血液検査をしながら薬の量を調節しましょう。

薬の量があってくると、びっくりするほど回復します。


ただし、薬の量が多すぎると中毒になります。

ひどい場合は心臓発作を起こしてしまうことがあるので、くれぐれも獣医師の指示通りに飲ませましょう。


甲状腺機能低下症の治療は、他の病気が原因で起こるものを除けば、生涯にわたって投薬を続ける必要があります。

不足したホルモンを補う治療なので投薬を中断すると甲状腺機能低下症にもどってしまいます。



【予防】

高齢になるとホルモンのバランスが崩れてきます。

それが老化によるものなのかは、悩むところです。


甲状腺ホルモンは、血液検査をすればすぐにわかります。

早期発見、早期治療が何より大切です。


発見の難しい病気ではありません。

定期的に血液検査をすることが大切です。



【かかりやすい犬種】

性別の差はありません。

アフガン・ハウンド

ゴールデン・レトリーバー

ビーグル

ボクサー

コッカー・スパニエル

シェットランド・シープドッグ



【早期発見のポイント】

・顔がむくむ。

・体温が下がるので寒がる。

・腹部、尻尾、首の辺りの毛が抜ける。




どんな病気でもそうですが、飼い主さんの日頃の観察がとても大事です。

少しでも気になることがあれば、早めに診察をうけましょう。



お読みいただきありがとうございました。






posted by チャミーの父ちゃん at 08:26| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月20日

『犬の病気(糖尿病)』




犬の病気(糖尿病)


【犬の病気(糖尿病)】

糖尿病とは血糖値を制御すべきインスリンがうまく作用できないため起こる代謝の異常です。

人間の生活習慣病の代表格ですが、犬にも増えています。


動物は、食べたものをブドウ糖に分解してその場で使わないものを蓄えます。

その時に、すい臓から分泌されるインスリンが不足すると、尿から糖がでます。

犬の場合、すい臓の異常によってインスリンが出ていないインスリン依存型糖尿病と呼ばれるタイプがほとんどです。


糖尿病の発症のピークは中年以降(7~9歳)で、4歳~老齢期までが好発年齢です。

オスよりメスの方が2倍かかりやすく、特に避妊していないメスはリスクが高いです。


images.jpg


【症状】

糖尿病になると、異常に水を飲み、大量にオシッコをするようになります。

つまり多飲多尿という症状が出てきます。


体内に溜まった糖分を出すのに大量の水が必要になるのです。

糖尿病により高血糖になっている犬は、とにかく大量の水を欲しがります。


その他には、異常な食欲と体重減少、太鼓腹などが見られます。


若いときにふっくらしていた犬が、ちゃんと食事をしているのに痩せてくると糖尿病が疑われます。

初期症状の段階で気がつかないと、食欲不振、腰のふらつきなどが出てきて、危険な状態で病院に行くことになります。



【原因】

人間同様、肥満が一番の原因です。

その他にもまれに、ストレス、遺伝、発情、腫瘍、ウイルス感染などで糖尿病になる場合があります。



【治療】

血糖値が180以上になると、糖尿病が疑われますので、定期的に血糖値を調べることが大切です。


初期は食事療法でも治療できます。

初期のうちなら、体重をコントロールしてもらうと、治ることもあります。

ですが、飼い主が異変に気がついて病院に連れて行ったときは、もうインスリンを打たないといけない状態まで病気が進んでいるケースが多いです。


インスリンを打たないといけない糖尿病をインスリン依存型糖尿病といいます。

そうなると、飼い主が毎日、1~2回インスリンを打たないといけません。

完治は難しいので、一生打ち続けることになります。


肥満がインスリンの作用を弱めているので、肥満を解消すれば、血糖値も下がります。


死に到る可能性のある危険な病気なので、糖尿病が疑われる場合は、早急に病院に連れていきましょう。



【予防】

一般的には、肥満によってなる生活習慣病なので、太らせないことが重要です。


犬の場合は、避妊・去勢手術をするとどうしても太りやすくなるので、シニア期に入ったら若いときと同じように食べさせるのは良くありません。

くれぐれも太らせないように食事管理が大切です。


メス犬の場合は、避妊手術をしておくことでかかりにくくなります。

老犬の場合は、心臓や関節が弱っているので、運動で体重を落とすのは困難です。

食事管理がいちばんです。


ただ、食事管理だけで体重を落とすと、筋肉も落ちてしまいます。

無理をしない程度に運動をさせることが必要です。

バランスボールに乗せるだけでも、インナーマッスルが鍛えられます。


まずは食事管理、そして、その子にあった運動が大切なのです。



【かかりやすい犬種】

糖尿病にかかりやすい犬種は、比較的小型犬が多いです。

マルチーズ

シーズー

チワワ

ポメラニアン

ミニチュアダックスフンド


小型犬に多い理由は、比率の問題です。

小型犬は、室内飼いの場合が圧倒的に多いので、家族の人が食事の度に何か与えると、すぐに肥満になります。



【早期発見のポイント】

・肥満傾向にある。

・水をよく飲み、オシッコもよくする。

・急に痩せてくる。

・動かなくなる。



糖尿病は、太らせないことが何よりも重要です。


飼い主は、「可愛いから」「欲しがるから」と思って、ついつい食事を上げ過ぎてしまいます。

そこをグッと我慢して、食事管理することが愛犬の糖尿病を防ぐことになります。


どんな病気でもそうですが、飼い主さんの日頃の観察がとても大事です。

少しでも気になることがあれば、早めに診察をうけましょう。


お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 08:16| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月19日

『犬の病気(腎臓病)』




犬の病気(腎臓病)

【犬の病気(腎臓病)】

有毒物質や老廃物が排出できなくなる病気が腎臓病です。


腎臓は、血液を濾過して老廃物と水分とともに排出させるところです。

その他には、骨の代謝、造血、体液の平衡状態を保つ役割もあります。

そうした腎臓の機能がうまく働くなる病気が腎臓病です。

放置しておくと命にかかわります。


高齢の犬に多く見られますが、若い犬でも発症することがあります。


「急性」「慢性」があります。

急性腎臓病は、救急管理が必要な病気です。

急激な腎機能の低下により死にいたることもありますが、適切な治療を行うことにより腎機能が回復する可能性もあります。

一方、慢性腎臓病は、腎臓が数か月から数年かけて徐々に機能低下を起こしていくものです。

初期のころは、ほとんど症状がでないため発見が遅れます。

時間をかけて悪くなってしまった腎臓は残念ながらもとに戻ることはありません。



【症状】

腎炎などの病気が進行して、腎臓機能がうまく働かなくなります。

悪化すると体に尿素が溜まって尿毒症を発症し、命にかかわります。


〈急性腎臓病〉

・突然ぐったりする

・嘔吐する

・呼吸が荒い

・排尿がない

・意識の低下


早ければ数時間ほどで嘔吐や排尿がないなどの症状を起こし、急激に体調が悪くなります。

適切な治療ができない場合、命を落としてしまう可能性があります。



〈慢性腎臓病〉

・体重減少

・食欲低下

・水をたくさん飲む

・色の薄い尿をたくさんする

・活動的ではなくなる

・嘔吐が多くなる

・口臭がする

・便秘


初期のころは、ほとんど症状がでないため気がつかないことも多いです。

症状は数か月から数年かけて徐々に進行し、末期になると老廃物をまったく排出できなくなります。

尿毒症を起こし、痙攣などの症状がみられるようになります。



【原因】

犬の急性腎炎は、尿路結石症で、オシッコが出なくなるために起こったり、子宮蓄膿症で細菌感染したときなどに起こります。


急性腎炎をそのままにしておくと、慢性腎炎に移行します。

慢性腎炎にかかると、腎臓の組織がもろくなります。

そのため組織がうまく働かず慢性腎不全になります。



【治療】

急性腎臓病の場合は、入院治療が一般的です。

積極的な輸液療法(水分や電解質などを点滴で投与)が行われます。

点滴をしたり、水を多く飲ませたりして、尿量を増やします。

内服薬で尿素を吸着してくれるクレメジンを飲ませたりします。


慢性腎臓病の場合は、程度にもよりますが、腎臓に負担をかけないようにするための内服薬処方食が処方されます。

脱水が見られる際は、皮下輸液なども行います。

慢性腎臓病は治せないので、基本的に処方された薬や食事は生涯続けることになります。


人間の腎臓病も同じですが、一度悪くなると完治することは珍しいです。

犬の場合は、人工透析や腎移植などがされないため、腎臓が悪くなると、病気の進行を遅らせる治療となります。

ほとんどの場合は、一生つき合っていくことになります。



【予防】

犬が喜ぶからと言って、味の付いたもの、特に塩分のあるものは絶対に与えないことです。

塩分は犬の腎臓に大きな負担をかけます。


また、日頃からオシッコはちゃんと出ているかどうか、観察することが大切です。

オシッコの量に変化が見られたら動物病院で血液検査をしてもらいましょう。


発症年齢の平均は、7歳です。

どの年齢でも発症するものの、加齢とともに増加傾向にあるので、シニア期からは特に定期的な健康診断を心がけて、早期発見に努めましょう。



【かかりやすい犬種】

腎臓病にかかりやすい犬種は特になく、すべての犬種にかかる可能性があります。

慢性腎臓病は、高齢の犬で発生率が高くなります。



f51def217f9c7bf9c4ac3b49e02fdd7b.jpg


【早期発見のポイント】

・食欲がない。

・吐く息に嫌な臭いがする(アンモニア臭)。

・毎日だるそうにしている。

・オシッコの量が多い。


腎臓病は、進行をさせないことが一番大事です。


どんな病気でもそうですが、飼い主さんの日頃の観察がとても大事です。

少しでも気になることがあれば、早めに診察をうけましょう。



お読みいただきありがとうございました。



posted by チャミーの父ちゃん at 08:30| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月18日

『犬の病気(肝炎)』






犬の病気(肝炎)

【大型犬に多発する病気(肝炎)】

肝臓の代謝がうまくいかなくなる疾患です。


肝臓は、糖質、タンパク質、脂肪の代謝をするところです。

つまり、合成、貯蔵、分解をしているわけです。

その他にも、有機物を無毒化したり、ビタミン、ホルモンにも関係しています。

こうした肝臓の機能がうまく働かなくなる疾患です。


肝臓の疾患は症状が現れにくく、症状が出たときにかなり進行していることも多いです。

なかには黄疸がでるまで変わった様子を見せない犬もいます。

そのため、肝臓は「沈黙の臓器」などと呼ばれるのです。



【症状】

食欲不振、嘔吐、下痢などが観察されます。

胆管も侵されると黄疸がでることもあります。

目の白い部分が黄色くなり、口の粘膜は黄色い絵の具を塗ったようになります。

さらに危険な状態になると、目に落ち着きがないなどの中枢神経障害がでます。

慢性肝炎になると、食欲不振、元気がないなどの症状がでます。

腹部を押すと嫌がります。

体重も減ってきます。


重症になると肝性脳症(肝臓の機能低下により、よだれやふらつき、元気消失、徘徊、旋回行動、痙攣発作、昏睡などの神経症状を起こすこと)などがみられ、死に到る場合もあります。


慢性肝炎においては、特徴的な症状はなく、慢性的に食欲不振、元気消失などが見られます。

肝炎がさらに進行すると、肝性脳症や肝硬変、黄疸や腹水、血液凝固異常などが見られ、やはり死に到る場合もあります。



【原因】

肝炎には、急性と慢性があります。

急性の原因には、ウイルス、細菌、寄生虫、カビなどがあります。

慢性肝炎は、急性肝炎から進行してなります。



【治療】

一般的には強肝剤の投与や不足しやすいビタミンの補給、下痢をしている場合は下痢止め剤の投与、黄疸を起こしている場合は利胆薬の投与。

脱水時には点滴による輸液などを行います。

その他、さまざまな症状に応じて抗生物質の投与等対症療法を行い、飼育管理を良好にして食事療法を行います。


急性の場合は、最初の2~3日は食事を止めて点滴を行います。

これで水分と電解質の補給になります。

肝性脳症の原因となるアンモニアを少なくする治療も重要です。



1.Hollysdogs_shutterstock_534809383_eye-300x254.jpg

【予防】

早期発見、早期治療が大切です。

定期的に血液検査などを含めた検診を受けることが大切です。

自宅で出来ることは、食欲、嘔吐などのチェックを行います。

また、「犬伝染性肝炎」はワクチン接種で防げる病気です。


他には、良質のフードを与えることです。

細菌やウイルスによって肝炎を引き起こすので、きちんと予防接種(ワクチン)を受けて、定期的に血液検査を受けましょう。



【肝炎にかかりやすい犬種】

遺伝によって肝炎にかかりやすい犬種があります。

・アメリカン・コッカー・スパニエル

・ドーベルマン

・ラブラドール・レトリーバー




【早期発見のポイント】

・散歩を嫌がる。

・目が黄色い。

・白目になる。

・嘔吐する。

・よく水を飲み、よくおしっこをする。

・寝てばかりいる。

・体重が落ちる。


少しでも異常があれば、動物病院で診察を受けましょう。


お読みいただきありがとうございました。







posted by チャミーの父ちゃん at 08:11| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月17日

『犬の病気(胃捻転)』





犬の病気(胃捻転)

【大型犬に多発する病気】

大型犬に多発する胃がねじれる病気です。

膨らんだ胃がねじれて戻らなくなります。

小型犬や猫でも起こることがあります。


この胃捻転は緊急性が高く、命に関わる可能性のある恐ろしい疾患です。

発症してしまった場合には、迅速な対応が必要となります。

飼い主さんとしては、万が一に備えて病気の知識を得て置く必要があります。


【症状】

一般的には、食後数時間以内に発症します。


落ちつきがなくなり、何度も吐く動作を繰り返します。

胃がねじれているので、何もできません。

そのうち、胃がだんだんと腫れてきます。

誰が見ても腹部の上の方が腫れているのがわかります。

放置しておくと命に関わります。

胃がねじれると血管もねじれるので、脾臓、胃、腸などに血が通わなくなり壊死してしまいます。


次の症状があったら胃捻転を疑ってください。

・腹部が見た目でわかるほど腫れている。

・腹部を触ると痛がる。

・嘔吐する。

・ゲップを頻繁にする。

・水を大量に飲む。

・食欲不振。

・腹部を頻繁になめる。

・落ち着きがなくウロウロする。

・呼吸が荒くなる。



imagesP1ULI57R.jpg

【原因】

明らかな原因は不明です。


何らかの原因によって胃がねじれることで、胃の内容物が発酵し、ガスを発生させて胃に充満することで、胃が捻転してしまうのです。

このとき周りの臓器が圧迫されて壊死するなど、全身への影響を及ぼす可能性があります。

最悪の場合、死に到る危険性を帯びた恐ろしい病気です。


〈胃捻転の原因となり得るもの〉

・食後すぐに運動する。

・早食いである。

・水を一気に大量に飲む。

・胃でガスが発生しやすい食べ物を摂取する。

・ストレス。

・遺伝。

・加齢。



【治療】

胃にチューブを入れる方法か、太い注射針などを胃に刺して空気・ガスを抜いて減圧します。


重症であれば、胃の捻転を戻す手術をしなくてはいけません。

開腹して胃の状態を見て、胃を元に戻し、胃のなかのガスを抜きます。

ただ、胃を元に戻した場合、約8割の確率で胃捻転は再発すると言われています。


手術をしたからといって必ず治るわけではありません。

そのまま亡くなることも多くあります。



【予防】

「食後の運動を避ける」

まず徹底したいのは、食後すぐに運動をさせないことです。

フードを与える時間は、必ず散歩の後や運動をした後にする工夫をしましょう。

食後の数時間は安静にさせましょう。


「食事回数を見直す」

食事の回数を分けることも有効です。

1日数回に分けて与えることが、予防策となります。

また、消化しやすい物にすることと野菜を加えることも効果的です。


「早食いや水のガブ飲みを防ぐ」

フードを与える食器には、浅めの大きな皿や早食い防止用の皿を選びましょう。

愛犬にあったサイズの食器を選んでください。



【かかりやすい犬種】

一般的に、コリー、秋田犬、ジャーマンシェパード、ボルゾイなどの大型犬がかかりやすいです。

他にもコリー、ラブラドールレトリーバー、ミニチュアダックスフンド、ペキニーズ、スパニエルなどが胃捻転の好発品種と言われています。


痩せて栄養状態の悪い犬もなります。



【早期発見のポイント】

・食後の運動で胃の辺りが腫れる。

・吐く動作をするが、何もでない。

・落ち着きなくうろうろしている。



どんな病気でもそうですが、飼い主さんの日頃の観察がとても大事です。

そのためにも、犬の病気に関する知識を得ておくことが必要となります。


お読みいただきありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 08:15| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月14日

『犬の病気(ガン・悪性腫瘍)』




犬の病気(ガン・悪性腫瘍)


【犬がかかりやすいその他の病気】

犬の大きさ、性別の違いにより、かかりやすい病気というものはありますが、傾向性として人間のかかる病気が犬にも増えています。

特にガンは人間同様、早期に発見しないと死に到る病気なので、愛犬を日ごろからよく観察することが大切です。

犬種に関係なく、全犬種がかかりやすいのは、歯周病です。

老犬になれば、切り離せない病気です。

若いうちから歯みがきの習慣をつくっておくことが大切です。



ed4a401c-ml.jpg


【ガン(悪性腫瘍)】

ガンは腫瘍の一種です。

腫瘍には悪性と良性があり、悪性がガンです。

ガンは悪性腫瘍が体のどこかに出来る病気です


良性は、限界明瞭(コロリと丸餅のようだったり、根が張っていなかったりしています)で、血出傾向も少なく、進行もゆっくりです。

良性の場合は、他の臓器に転移することはありません。


「肥満細胞腫」は、人間にはない悪性腫瘍で、体中のどこにでも腫瘍ができます。

ボクサーやボストンテリアに多いと言われており、症状が進むと吐血や胃潰瘍を起こします。


「リンパ腫」は、リンパ球の悪性腫瘍で、下あご、膝の後ろなどのリンパ節が腫れてきます。

唯一薬物療法に効果の見られるガンですが、再発もありうるので、完治には至りません。


ガンは、早期発見が何より大切です。


【症状】

体のどの部分によらず、しこりができます。

触ると硬いです。

ガンによる腫瘍は、限界が不明瞭(ザクロのようにたくさんのブツブツがあったえい、岩のようにゴツゴツしている)で、腫瘍の範囲が分りにくいです。

少し触っただけで、血が滲むこともあります。

進行も早く、あっという間に盛り上がり、他の臓器に転移します。


【原因】

加齢に伴って、細胞内の遺伝子が異常に働き出し、増殖しないでもいい細胞が、無秩序に増えてきます。

人間と同じような症状ですが、はっきりとした原因は解明されていません。


【治療】

しこりが見つかった時点で、早めに外科的に取り除きます。

その後、化学療法として抗がん剤を使うこともあります。


飼い主が発見した時点では、抗がん剤など効かない状態まで進行していることがほとんどです。

ガンは、細菌感染ではないので、抗生剤は効きません。

高齢で麻酔をかけられない場合でも、今はレーザー治療があるので局所麻酔だけで取り除くことができます。

外科的処置ができない場合は、延命治療や痛みを取り除くことしかできません。


【予防】

シニア期になったら、半年に一度は、健康診断を受けさせましょう。

犬の一年は人間に換算すると6~7年ぐらいに相当するので、ほんの半年と思っていても、人間にすれば3年ぐらいの時間が経過したことになります。

「おかしいな」「変だな」と思ったら、すぐに病院に連れて行くことが重要です。


【早期発見のポイント】

・皮膚や口にしこりがある。

・傷やただれが長い間治らず、分泌物が出ている。

・傷やただれが長い間治らず、嫌な臭いがする。

・体から嫌な臭いがする。

・よだれに血が混じる。

・便や尿に血が混じる。

・食欲がなくなる。

・食べているのに、体重が落ちてくる。

・呼吸が大きい、または不自然である。

・散歩を嫌がる。

・食べたいけれど、何か食べにくそうにしている。

・体の一部がマヒする。


こうした症状のすべてが出てくるわけではありませんが、いずれかの症状がでたら早めに動物病院に連れて行きましょう。


シャンプー時などに、しこりや硬いところはないか、常に注意を払うことが早期発見につながります。

特にゴツゴツ、硬いなどのしこりなどがないか普段から注意して体を触ってチェックしましょう。

こうしたことは飼い主さんしかできません。

早期に発見してあげることが、飼い主さんのペットへの愛情だと思います。


お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 08:42| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月31日

『オスの老犬がかかりやすい病気(精巣腫瘍)』





オスの老犬がかかりやすい病気(精巣腫瘍)


【オスの老犬がかかりやすい病気】

オス犬の生殖器で、精子を作り出す精巣に発生した腫瘍が「精巣腫瘍」です。


犬における精巣腫瘍は去勢していないオス犬において2番目に多い腫瘍です。



【去勢手術で予防できる疾患】

オス犬は去勢手術をすることで予防できる疾患があります。

前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニア、精巣腫瘍、など。


去勢手術の費用は、病院によって違いますが、10㎏ぐらいの犬で2万~3万円程度です。



【オスの老犬がかかりやすい精巣腫瘍】

この犬の精巣腫瘍は、去勢していないオス犬限定の病気です。



女性ホルモンが異常に多く分泌される「セルトリー細胞腫」「間質細胞腫」、生殖細胞が腫瘍化する「精上皮腫」などがあります。


精巣に腫瘍ができた場合は、悪性の割合は5~20%です。

悪性の精巣腫瘍は命に関わるので、早急な対応が必要となります。



【症状】

・尿に血が混じる。

・停留精巣が、腹部で腫瘍化した場合は、腹部が硬く腫れ、元気がなくなり、食欲が低下する。(かなり大きくなるまで発見しづらい)

・そけい部や外部に出ている場合は、かなり大きく硬いので、触ればわかる。

・正常な精巣と比べ異様に大きくなる。


腫瘍細胞の増殖で精巣が膨れあがります。

左右の大きさが違ったり、ある部分だけしこりが出来たりします。


オス犬が精巣腫瘍を患うと、精巣の腫れや脱毛が起こり、乳腺が張るなど、身体的特徴がメス犬に近づくことがあります。

腫瘍は時間の経過とともに大きくなります。


精巣腫瘍の多くは、片方の精巣が大きくなったことにより発見されます。

反対側の精巣は、委縮して小さくなっていることが多いです。



【原因】

精巣は、オス犬が生まれたばかりの頃には露出せず体内にあります。

そして、生後2ヶ月ほどかけて正常な位置まで降下してくるのですが、まれに精巣が体内に収まったまま成犬になってしまうことがあり、この状態を潜在精巣と呼んでいます。


この潜在精巣の犬とそうでない犬とでは、潜在精巣の犬の方が精巣腫瘍を発症する確率が10倍ほど高くなるといわれています。

とはいえ、潜在精巣の発症率自体は約1%と低いので、一般的には高確率で怒る病気ではありません。


潜在精巣の腫瘍化を引き起こす原因は、おそらく比較的高温に保たれている腹腔の環境が、正常細胞の破壊を促しているからだろうと推測されています。

加齢も原因のひとつです。

加齢以外の一番の原因は、停留精巣です。

精巣が股間に下りてこないで、そけい部や腹部に停留しているので、腫瘍になりやすいです。

ただし、正常な位置にある精巣でもなることがあります。



【診断】

診断には触診、エコー検査を用いた精巣腫瘍の確認が必要です。

針吸引による細胞診検査によって暫定的に診断が行えますが、精巣腫瘍の確定診断には、病理組織検査が必要となります。


外科的な手術の前には、転移の有無や全身状態を確認するための血液検査やレントゲン検査、またはCT検査を行う必要があります。



【精巣腫瘍になりやすい犬種】

かかりやすい犬種は、

トイプードル、ポメラニアン、ヨークシャーテリアなどです。

特に「トイ」「ミニチュア」と名の付く犬種に多いとされています。


潜在精巣は小型犬がなりやすいため、小型犬を飼っている人はとくに注意が必要です。



【治療】

犬の精巣腫瘍の治療は腫瘍の外科的摘出が第一選択となります。

精巣腫瘍は転移の可能性が少なく、去勢手術によって大半は治癒します。


「セルトリー細胞腫」という良性のものが多いです。

去勢手術をしても脱毛がひどい場合は、ホルモン療法も行います。


稀に転移が認められる症状の場合があります。

そのときは精巣に加えて転移部位の外科的切除も考慮し、追加の放射線治療や化学療法による治療を必要となる場合があります。

化学療法を行った犬の生存期間は5~31ヶ月以上という報告があります。



【予防】

若いうちに去勢手術をしておくと、精巣腫瘍にはなりません。



特に停留精巣の犬は、早めに手術することが大事です。


停留精巣で去勢手術をしておらず、腹部にある犬は、定期的に腹部のレントゲン撮影、超音波診断を受ける必要があります。


オスの子犬を家族に迎えたら、精巣が正しい位置まで降下しているか定期的にチェックしましょう。


できる限り若いときに去勢手術をすることで精巣腫瘍を予防しましょう。




【早期発見のポイント】

・尿に血が混じっている。

・停留精巣の犬は正常な位置にない精巣の大きさがかわってくる。


子犬のときに精巣の位置を確認しましょう。



imagesAH92B3Y3.jpg



元気なときの愛犬のかわいい姿をペットクッションにしませんか?









posted by チャミーの父ちゃん at 09:09| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月30日

『オスの老犬がかかりやすい病気(会陰ヘルニア)』





オスの老犬がかかりやすい病気(会陰ヘルニア)


【オスの老犬がかかりやすい病気】

筋肉が痩せて臓器が飛び出す病気が「会陰ヘルニア」です。



会陰(えいん)部と呼ばれる肛門の周りの筋肉にすき間ができ、そこに腸や腸間膜、膀胱などの臓器が飛び出してしまう病気です。


5歳以上のオス犬に多く見られ、メス犬に少ない疾患です。


olddog20.jpg


【去勢手術で予防できる疾患】

オス犬は去勢手術をすることで予防できる疾患があります。

前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニア、精巣腫瘍、など。


去勢をする時期は、生後4ヶ月~10ヶ月くらいまでに行います。

最適なタイミングは、生殖能力が完成する前の生後6ヶ月前後です。


シニアの病気だけを防ぐのなら、5~6歳までに去勢手術してください。


去勢手術の費用は、病院によって違いますが、10㎏ぐらいの犬で2万~3万円程度です。



【オスの老犬がかかりやすい会陰ヘルニア】

ホルモンの影響で去勢していないオスに多い病気です。


会陰ヘルニアには、臓器の脱出部位によって「座骨型」「腹側型」「背側型」「尾側型」といいう4タイプがあります。

最も多いのが「尾側型」です。



【症状】

・肛門の周りが膨らみます。

・初期症状として、排便に時間がかかり、きばっている姿勢が長くなります。

・細い便をします。

・症状が進むと、腸などが飛び出します。

・便秘や排便困難になります。

・便に血が混じります。

・稀に膀胱が飛び出します(これは危険な状態です)。


会陰ヘルニアになると、肛門の周りが膨らみます。

腸が飛び出した場合には、便秘や排便困難が見られるようになります。

稀に膀胱が飛び出した場合には、膀胱が反転するため、排尿障害が見られるようになります。

その場合は緊急の対応が必要となります。



【原因】

骨盤の周りの筋肉が痩せて弱くなることが主な原因となって発症します。

男性ホルモンの影響や腹圧の上昇、肥満により内臓脂肪が増えることが原因となります。

会陰ヘルニアは、5歳以上のオス犬に多くみられます。


シニアのオス犬、去勢していないオス犬、吠え癖のある犬に多い病気です。

加齢で筋肉が衰えることも原因のひとつです。



【会陰ヘルニアになりやすい犬種】

会陰ヘルニアを発症しやすい犬種があります。

これは遺伝が何らかの関わりを持っている可能性があります。


かかりやすい犬種は、

ボストンテリア、コリー、ボクサー、ペキニーズなどです。

そのうち95%がオスです。



【診断】

直腸診、レントゲン検査、エコー検査などで診断します。



【治療】

外科的には、飛び出した臓器(腸、腸間膜、膀胱)を元の状態に戻し、筋肉のすき間をふさぐ手術をします。


去勢していないオス犬の場合は再発しやすいため、同時に去勢手術を行うことが多いです。


内科的には、便秘の薬を飲むなどの対症療法になります。

傷口における二次感染を予防するため、抗生物質が投与されることもあります。


直腸に便が溜まってヘルニアを起こさないように、便を柔らかくする便軟化剤が投与されることもあります。


完治を望むなら、外科的手術が必要となります。


会陰ヘルニアは、進行性疾患です。

放置していて、回復や現状維持は絶対にありません。

つまり放置すれば悪化しかありません。

見つけたら早期に治療する必要があります。




【予防】

シニア期の前に去勢手術を行うことで発症率は低下します。


無駄吠えが多いと、腹圧が高くなってくるため、無駄吠えをさせないようにしつけを行うことが重要です。

また、肥満していると内臓脂肪が増えるだけでなく、体全体の筋力が低下しやすくなるため、肥満にさせないようにすることも大切です。



〈ポイント〉

・5歳までに去勢手術する。

・無駄吠えをさせない。

・肥満にさせない。


できる限り若いときに去勢手術をすることで会陰ヘルニアを予防しましょう。




【早期発見のポイント】

・排便の時間が長い。

・便に血が混じる。

・便が以前より細くなっている。

・肛門が大きく感じられる。周りが腫れている。


肛門の周りが膨らんでいる。便秘や排便困難が見られるようなら、すぐに病院に連れていきましょう。


老齢期に入ったら日ごろから愛犬の排尿排便を観察しましょう。



元気なときの愛犬のかわいい姿をペットクッションにしませんか?









posted by チャミーの父ちゃん at 09:14| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月29日

『オスの老犬がかかりやすい病気(肛門周囲腺腫)』





オスの老犬がかかりやすい病気(肛門周囲腺腫)


【オスの老犬がかかりやすい病気】

オスは10歳を過ぎると、「前立腺肥大」「肛門周囲腺腫」「精巣腫瘍」「会陰ヘルニア」などの病気にかかりやすくなります。


imagesOIP8LBKW.jpg


【去勢手術で予防できる疾患】

オス犬は去勢手術をすることで予防できる疾患があります。

前立腺肥大、肛門周囲腺腫、精巣腫瘍、会陰ヘルニアなど。


去勢をする時期は、生後4ヶ月~10ヶ月くらいまでに行います。

最適なタイミングは、生殖能力が完成する前の生後6ヶ月前後です。


シニアの病気だけを防ぐのなら、5~6歳までに去勢手術してください。


去勢手術の費用は、病院によって違いますが、10㎏ぐらいの犬で2万~3万円程度です。



【オスの老犬がかかりやすい肛門周囲腺腫】

ホルモンの影響で去勢していないオスに多い病気です。


肛門の周りに腫瘍ができる病気です。

老犬や去勢していないオスに多く発症しす。

比較的良性なものが多いと言われています。


メスの発症はオスの約1/10です。

メスの場合、悪性の肛門周囲腺癌がほとんどです。


肛門周囲腺腫は良性であるものの、自壊といって表面から出血したり、膿が出たりすることが多いです。

自壊すると排便のたびに痛みが出たり、犬自身も気にしてしまいます。


多くは良性腫瘍ですが、時間の経過とともに大きくなります。

また、良性腫瘍から悪性腫瘍へと変化することもあります。



【症状】

・肛門周囲腺という肛門の周りの腺組織に硬いしこり(腫瘍)ができます。

・便に血が混じります。

・座っているところに血がついていたりします。

・しこりを気にしてお尻を舐めたりかいたりします。

・腫瘍が大きくなり悪化すれば排便が困難になります。


通常、痛みなどは伴わず、気づいたら肛門の周りに硬いしこりがあったといった感じで確認されます。

犬がしこりを気にしてお尻を舐めたりすれば、気がつきやすくなりますが、犬が気にしないようだと発見が遅れ、腫瘍が大きくなり、腫瘍表面が自壊し、出血や化膿が見られるようになります。

1か所だけでなく、数か所同時に発生することがあります。



【原因】

加齢に伴い、肛門の周りにある腺が腫瘍化します。

男性ホルモンが密接に関係するので、オスはメスの10倍かかりやすいです。



【診断】

肛門の周囲にできたしこりに針を刺して、細胞を顕微鏡で調べます。

しかし、それだけでは良性か悪性かは判別できないため、全身麻酔をかけて、しこりを摘出し、病理検査をする必要があります。



【治療】

外科的に取ります。

男性ホルモンが関係するので、腺腫を取るだけではなく、去勢をしていない犬なら去勢手術も一緒にするのが一般的です。


体の表面にできた腫瘍の場合、手術で取り除くことが第一選択となります。

しかし、肛門の周りの皮膚は常に伸び縮みしなければならないため皮膚にあまり余裕がない、皮膚のすぐ下に筋肉があるなどから、あまり大きく切り取ることはできません。


米粒ぐらいの時に発見して、その腫瘍の周辺をすべて取り除くとあまり転移しません。

尻尾の下がっている犬や毛の長い犬などで発見が遅れると、転移して外科手術だけでは取り除けないことがあります。

早期発見が大切です。


出来るだけ小さいうちに手術を行うことが大切です。

術後の感染症などの注意が必要となります。



【予防】

若いうちに去勢手術をすると、肛門の周りの腫瘍にはなりにくいです。


肛門周囲腺腫は男性ホルモンと関係があるため、ホルモン供給を遮断する意味で精巣を取ってしまうほうが再発の可能性が少なくなります。


一般的に肛門周囲腺腫は、良性と診断されても、経過とともに悪性に変化することがありますので注意しなければなりません。


若いときに去勢手術をすることが一番の予防となります。




【早期発見のポイント】

・便をしたときに、肛門から血が出たり、便に鮮血が混じる。

・肛門を触ると、コロリと丸いようなものがある。


老齢期に入ったら日ごろから愛犬の排尿排便を観察しましょう。



元気なときの愛犬のかわいい姿をペットクッションにしませんか?











posted by チャミーの父ちゃん at 09:06| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月28日

『オスの老犬がかかりやすい病気(前立腺肥大)』





オスの老犬がかかりやすい病気(前立腺肥大)


【オスの老犬がかかりやすい病気】

オスは10歳を過ぎると、「前立腺肥大」「肛門周囲腺腫」「精巣腫瘍」「会陰ヘルニア」などの病気にかかりやすくなります。



【去勢手術で予防できる疾患】

オス犬は去勢手術をすることで予防できる疾患があります。

前立腺肥大、肛門周囲腺腫、精巣腫瘍、会陰ヘルニアなど。


去勢をする時期は、生後4ヶ月~10ヶ月くらいまでに行います。

最適なタイミングは、生殖能力が完成する前の生後6ヶ月前後です。


シニアの病気だけを防ぐのなら、5~6歳までに去勢手術してください。


去勢手術の費用は、病院によって違いますが、10㎏ぐらいの犬で2万~3万円程度です。



【オスの老犬がかかりやすい前立腺肥大】

ホルモンの影響で去勢していないオスの老犬の半分が発病します。

犬種を問わず6歳以上の去勢していないオス犬によく発生します。


前立腺肥大は大きく分けて、腫瘍を原因とするものと、腫瘍以外に起因するものとの2つがあります。

ほとんどのケースは、腫瘍以外ですが、腫瘍が発生することもあります。



【症状】

・尿や便が出にくくなります。

・排泄に時間が掛かるようになります。

・尿や便に血が混じります。

・排尿時に痛がります。

・きしめんのような平たい便がでる。


前立腺が肥大することによって尿道を狭くしてしまうため尿が出にくくなり、犬は何度もトイレにいくようになりますが、尿は少しずつしか出ません。

完全に排尿が出来なくなると全身状態の悪化から生命に危険が及ぶこともあります。

また、肥大した前立腺が直腸を圧迫することで排便困難の原因となります。


前立腺肥大は放置しておくとかなり致命的となります。

尿が出ないため膀胱炎が起こり、膀胱炎から腎臓炎が起こり、腎臓炎が進行して尿毒症を起こすと嘔吐や下痢の症状があらわれます。

このような状態になると緊急処置をしないと死亡する確率が高くなります。



【原因】

前立腺はオスの膀胱直下で、後部尿道をとりまくようにある臓器です。

前立腺の役割は、分泌される前立腺液により精子に栄養を与え、精子の活動を盛んにすることです。

加齢に伴い精巣から分泌される男性ホルモンのアンドロゲンと女性ホルモンのエストロゲンのバランスがとれなくなるため、前立腺の容積が大きくなります。


犬も人間同様に年齢とともに前立腺が肥大します。



【診断】

直腸からの指診、レントゲン検査、エコー検査などの画像診断により前立腺の肥大を確認することが出来ます。



【治療】

去勢手術を行って男性ホルモンによる刺激を断ってから、内科療法(ホルモン剤の投与など)で治療を続けます。

外科的に前立腺の摘出が必要なこともありますが、去勢手術により治癒する場合がほとんどです。


便秘だけなら、繊維質の多い食べ物を与える食事療法をします。



【治療費について】

レントゲン検査の目安:5,000~6,000円。

エコー検査の目安:3,000~4,000円。

直腸検査の目安:1,000程度。


一般的に前立腺摘出の手術費用は50,000円以上かかる場合がほとんどです。



【予防】

ホルモンや年齢との関与が深い病気なので、若いうちに去勢しておくと前立腺が退化して加齢に伴い前立腺が委縮するため、前立腺肥大にはなりません。

(去勢手術で予防できるのは、男性ホルモンが原因である腫瘍以外の前立腺肥大です)


(注)ただ、前立腺腫瘍の場合は、男性ホルモンの影響ではないので、去勢手術で予防することはできません。


去勢手術をしていない老齢期(10歳以上は特に注意が必要)を迎えたオス犬の場合は、日ごろから排便、排尿の観察をしてあげることが大切です。


若いときに去勢手術をすることが一番の予防となります。




【早期発見のポイント】

・便をするのに時間がかかる。

・便をしたがっているが、出ないため何度もきばる。

・排尿の姿勢をしているのに、尿の出が悪い。


老齢期に入ったら日ごろから愛犬の排尿排便を観察しましょう。


concept05.jpg



元気なときの愛犬のかわいい姿をペットクッションにしませんか?








posted by チャミーの父ちゃん at 09:10| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月27日

『メスの老犬がかかりやすい病気(子宮蓄膿症)』






メスの老犬がかかりやすい病気(子宮蓄膿症)


【メスの老犬がかかりやすい病気】

メスの老犬がかかりやすい病気で、子宮に膿がたまる化膿性の病気が「子宮蓄膿症」です。


子宮蓄膿症は、5歳以上のメス犬がかかりやすい病気です。

メスの子宮内膜が腫れ、そこに細菌感染を起こすことによって子宮内に膿が溜まる病気です。急性、慢性の化膿性の疾患です。


初期の段階で気がつかないと慢性腎不全に移行することがあります。


治療が遅れると多臓器不全に陥り、死に到ることがあります。


出産経験のない犬や長い間出産していない犬は子宮蓄膿症に掛かるリスクが高いと言われてきましたが、最近の研究では関係ないことが分ってきました。


ただし、発情期をたくさん経験し、高齢になるほど発症リスクが高くなります。



〈発症時期について〉

4歳以上のメス犬で15%程度発症し、9歳以上になるとさらに発症率は高くなります。

また4頭に1頭の割合で発症するというデータもあり、メス犬にとってはかなり高い確立で発症する病気です。


発情後~3ヶ月で発症することが多いです。



【症状】

・子宮の中が炎症を起こすので、水を大量に飲み、大量のオシッコをする。

・膣から血や膿などの分泌物が出てくる。

・陰部が腫れたり、乳腺がピンクになったりする。

・腰のあたりを触ると怒る。

・食欲がなくなり、散歩を嫌がる。


多くの症例で多飲多尿がみられます。

子宮が破れて腹腔に細菌が漏れ出た場合、腹膜炎を起こし短時間で死亡してしまう怖い病気です。



【原因】

子宮が細菌感染して炎症を起こします。

発情中は、子宮頸部が開くので細菌が入りやすくなります。

加齢に伴い免疫力が落ちるので注意が必要です。


原因菌は、大腸菌、ブドウ球菌、サルモネラ菌などさまざまです。



【診断】

レントゲン検査、エコー検査、血液検査で診断できます。

子宮蓄膿症では、白血球が増加します。

白血球が3万を越える病気は子宮蓄膿症と白血病くらいです。



【治療】

子宮蓄膿症と診断された場合は、緊急管理で即日入院になることがほとんどです。

全身状態に問題がなければすぐに手術をして、子宮と卵巣を摘出します。

全身状態があまりにも悪い場合は、抗生剤の投与と輸液療法により体力の回復を待ってから手術を行うこともあります。

(全身状態に問題がなければ、というのは麻酔に耐えるだけの体力があるかどうか、他の病気を併発していないか、ということ)


早い段階で手術をすれば、ほとんど助かります。


感染する細菌によっては、子宮内で毒素を出して血管に血栓を作ってしまったり、腎不全を起こしたりすることもあります。

その結果、手術は成功してもその後多臓器不全を起こして亡くなることもあります。

全身状態が悪くなくて、血栓もできていないのであれば、数日の入院で回復します。



【治療費について】

症状レベルや地域によって異なりますが、手術費用のみで5万円~、入院や麻酔、検査などの費用を含めると15万円前後は必要となるケースが多いです。



【予防】

若いうちに避妊手術をして卵巣、子宮の摘出をしていれば子宮の病気になることはありませんので、ほぼ100%予防できます。


避妊していない場合は、発情の終わりかけに、膣は腫れていないか、分泌物が出ていないか、しっかりとチェックします。


健康な犬なら、発情中であろうとなかろうと、食欲もあり元気です。

毎回発情中に食欲が落ちる犬は注意が必要です。


子宮蓄膿症の一番の予防は、避妊手術をすることです。


20160901015827.jpg


【早期発見のポイント】

・発情(生理)の後に元気がない。

・腹部が腫れている。

・腰を触ると嫌がる。

・おりものが3週間以上続く。黄色いおりものが出る。

・食欲はないが、水だけはよく飲む。

・吐く。

・歩かない。


子宮蓄膿症は、症状が進行した状態で発見されることが多いため、手術が1日遅れるだけでかなり悪化することも珍しくありません。

そのため発見時に即手術が行われるケースが少なくないようです。

ですから、少しでも異常が見られたら検査に連れて行きましょう。



元気なときの愛犬のかわいい姿をペットクッションにしませんか?









posted by チャミーの父ちゃん at 10:49| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月24日

『メスの老犬がかかりやすい病気(乳腺腫瘍)』






『メスの老犬がかかりやすい病気(乳腺腫瘍)』


【メスの老犬に最もよく見られる腫瘍】

メスの老犬に最も多く見られる腫瘍が「乳腺腫瘍(乳がん)」です。

メス犬の場合は、腫瘍の約半分をこの乳腺腫瘍が占めます。


腫瘍は硬いものもあれば、柔らかいものもあります。

色も肌色、赤色、黒色、茶色とさまざまです。


良性と悪性があり、犬の場合は50%が悪性です。

悪性の場合は、転移の危険性があるので早期発見が必須となります。


メスにできることが多い腫瘍ですが、オスにもまれに発症することがあります。



〈症状〉

・乳腺にしこりができる。(しこりの大きさ、形はさまざま)

・進行すると、発熱、食欲不振、散歩を嫌がるなどの全身症状が出る。

・犬は6~10個の乳房を持っているので、次々にかかる可能性がある。

・放置しておくと、自壊して血膿が出てくる場合がある。


注)通常、乳腺腫瘍が発症していても初期の段階で犬自身が気にすることはありません。


悪性の腫瘍では多くの場合、腫瘍が大きくなるスピードが早く、乳腺腫瘍では1~2ケ月で倍以上の大きさに成長してしまいます


悪性の腫瘍は、リンパ節から肺やお腹などに転移する可能性があるので命に関わります。


特に、急激に現れた3㎝以上の大型のしこりは悪性の可能性があります。


小さく単発の腫瘍は良性の可能性が高く、1㎝以下であれば手術によりほとんど根治します。



〈原因〉

エストロゲン、プロゲステロンなどの女性ホルモンが関与しているといわれています。

肥満になっていると乳腺腫瘍のリスクが高まります。



〈治療〉

内科的に直すことは難しいため、外科的に治療します。

具体的には、しこりの周りの乳腺を手術により摘出します。

場合によっては両方の乳腺を摘出することもあります。


腫瘍が良性でも悪性でも、米粒大の腫瘍のときに手術をしていれば、あまり転移することがなく、その後は良好に過ごせます。


腫瘍の発生に気がつかず、かなり大きくなってから手術すると、取り切れないことがあるので早期発見が何より重要です。



〈診断〉

血液検査、レントゲン検査、針生検査(しこりに針を刺して細胞を取って顕微鏡で見る)などによって診断します。



〈予防〉

高齢になれば、避妊手術をしていない犬の半分以上が乳腺腫瘍になる可能性があります。

避妊手術をして卵巣を摘出しておくと、乳腺腫瘍になりにくいといわれています。

避妊手術は、卵巣と子宮を取るだけで、乳腺はとりません。


1回も発情が来ないうちに避妊手術をしておけば、乳腺腫瘍になる確率は0.05%まで下がります。

(1回目の発情が来る時期は、生後7ケ月~1歳くらいです)


1回目~2回目の発情前までに避妊手術をすると、8%になります。


2回目の発情以降に避妊手術すると、26%まで上がってしまいます。


3回目の発情以降に避妊手術を行っても、乳腺腫瘍の抑制効果はありません。



つまり、1回目の発情が来ないうちに避妊手術をすることで、メス犬の乳腺腫瘍をほとんど防ぐことができるのです。


どうして1回目の発情前に避妊手術をすると乳腺腫瘍を防げるかというと、乳腺の芽を摘むことになり、乳腺が発達しないので乳腺腫瘍が起こりにくくなるからです。


また、避妊手術をすることは、乳腺腫瘍に限らず卵巣、子宮などの病気の予防効果があります。


ですから、いちばんの予防は避妊手術です。


image.jpg


【かかりやすい犬種】

プードル、チワワ、ヨークシャーテリア、ミニチュアダックスなどの純血種の小型犬が比較的乳腺腫瘍にかかりやすい犬種です。



【手術に掛かる費用】

腫瘍の摘出手術(手術1回、入院2日間)でかかる費用は、約9~10万円くらいです。



【早期発見のポイント】

1 乳腺に米粒大のしこりがないか日ごろから触診する。

2 妊娠していないのに、乳房から分泌物が出ている。


早期発見のためには普段から愛犬のお腹を触ってあげることがとても重要です。


しこりをイボと勘違いして放置するケースもあります。

見た目だけではイボと悪性の腫瘍は区別できません。

メス犬のお腹に小さくても何らかの異物(しこりやイボのようなもの)があれば動物病院へ連れて行くことをお勧めします。

その結果、悪性の腫瘍でなければ安心して愛犬と暮らせます。

しかし、万が一腫瘍だったのに放置してしまうと腫瘍がどんどん大きくなって病気が進行してしまいます。

最悪は転移して命を落とすことになります。


スキンシップを兼ねて普段から愛犬のお腹を撫でる習慣をつけ、違和感があればすぐに診断してもらいましょう。



元気なときの愛犬のかわいい姿をペットクッションにしませんか?










posted by チャミーの父ちゃん at 14:18| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月06日

『メスの老犬がかかりやすい病気(更年期障害)』




メスの老犬がかかりやすい病気(更年期障害)


【避妊がいちばんの予防】

飼い犬が幼齢期に避妊・去勢手術をすれば、高齢になってからのメス、またはオスの疾患は防げることが臨床的にわかっています。


メスの場合は、初回の発情の前に手術をすると、99.5%乳腺腫瘍を予防できます。


メスの場合、子供を産もうが産むまいがシニア世代に入ってしまうと、婦人科系の病気になる可能性があるのです。



〈避妊手術の時期〉

発情が1回も来ないうちに行うようにしてください。

発情が来る前だと乳腺が発達しないので乳腺腫瘍になりにくいのです。


避妊手術の時期としては、生後4か月~10か月くらいの間に行います。



〈予防できる疾患〉

乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、更年期障害など



【更年期障害】

犬は一般的に1年未満で発情期を迎えます。
犬の女性ホルモンである2種類(エストロゲン・プロゲステロん)は卵巣で分泌されますが、高齢期になると極端に分泌が少なくなり始めます。

更年期障害は生殖機能の衰えによって引き起こされます。


一般的な犬の更年期は、6歳~7歳以降に訪れます。



【症状】

「発情の間隔があく」

半年に1回だった生理の頻度が8か月、1年と延びていきます。

久しぶりの生理の後は病気になりやすいものです。


「発情中の分泌液が少ない」

若いころは悩まされた分泌物が、それほど出なくなります。


「発情中の分泌物が多い」

いままでに比べ多い分泌量が、1か月以上続くことがある。


また、イライラや落ち込みなどの人間に共通する症状も見られます。



【治療】

犬の更年期障害は人間と違って、犬のホルモン量を測ったり、ホルモン剤を飲んだりという治療はしません。

つまり、犬の更年期障害の治療法は確立されていないのです。

逆に、ホルモンが出ないように卵巣を取り除く方向に進んでいます。

卵巣を切除すれば、女性ホルモンが分泌されませんから、当然ながら更年期障害にはなりません。



【予防】

いちばんの予防は避妊手術です。

避妊していれば更年期障害になることはありません。


避妊していない場合は、発情がしばらくなかったのに急にやってきた時などのタイミングで検査を行います。

血液検査をして、白血球が多くなっていれば、子宮などが感染症を起こしていることが疑われます。

エコー、レントゲン検査などで子宮に膿などの体液が溜まっているかどうかがわかります。


imagesNYS5GCOS.jpg


【早期発見のポイント】

1 食欲がない。食べていてもダラダラと食べる。

2 陰部の辺りをしきりになめる。

3 散歩に行きたがらず、よく寝ている。

4 腹部を触ると怒る。


特に生理の期間が延びたり、生理の量に変化があった場合は注意が必要です。

愛犬が6歳過ぎたら日々こうしたことを観察して、異変に気がついてあげましょう。


*少しでも異変があるようでしたら、早めに動物病院に連れて行きましょう。



愛犬のかわいいペットクッションを作りませんか?








posted by チャミーの父ちゃん at 09:44| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月01日

『大型の老犬がかかりやすい病気』




大型の老犬がかかりやすい病気!


【大型犬は関節に負担がかかりやすい】

大型犬がかかりやすい病気は、股関節形成不全(関節炎)です。

それと胴長の犬種に多いのが椎間板ヘルニアです。


大型犬は、人間が無理に繁殖させたことで、遺伝的に股関節形成不全が増えました。

両親が股関節形成不全だと、産まれてくる子犬の9割以上に遺伝すると言われています。



【症状】

人間が年を重ねると、「腰が痛い」「膝が痛い」と感じるのと同じです。

犬は「痛い」というかわりに急に歩かなくなったり、足を引きずったりし始めます。



【原因】

股関節形成不全になる原因で一番大きい要因は、遺伝です。

それと住環境などの問題から、運動不足、肥満、過度の運動などが原因となっています。

根本的には、大型犬は体重が重いため体に負担が掛かってしまうのです。



【治療】

関節が痛いと足を引きずって歩くので、痛み止めの注射をしたり、薬を飲ませたりします。

場合によっては、ステロイド剤を使用することもあります。


関節炎の解消、軟骨の保護には、カルトロフェンという関節炎の注射薬があります。

この注射を1週間に1回、それを4週続ければ症状がかなり軽減する場合があります。


関節軟骨の病気の箇所を完全には修復できませんが、間接軟骨の劣化を最小限に抑えることができます。


内科治療をしても治らないときは、外科手術をします。

この外科手術の場合、地域に密着した動物病院では無理なケースが多いので、大きな規模の病院で診断した上で行う必要があります。


main_89395_59959_detail.jpg


【かかりやすい犬種】

大型犬全般の犬種にみられます。

「イングリッシュ・セター」「ラブラドールレトリバー」「ゴールデンレトリーバー」「ジャーマンシェパード」「シベリアンハスキー」など。



【予防】

〈ウエイトコントロール〉

遺伝的に関節炎になりやすい犬は、特に体重を増やさないように注意します。


体重が重いと骨に負担がかかります。

ちょっと痩せているかな、と思える程度がちょうどいいのです。



〈処方食・サプリメント〉

関節炎に効くサプリメントがあります。

「グルコサミン」

甲殻類から抽出されたもので、関節、軟骨を保護し関節炎の炎症を和らげます。


「コンドロイチン」

鮫の軟骨から抽出されたもので、関節、軟骨の痛みに効果的と言われています。


「緑イ貝」

緑イ貝から抽出されたもので、優れた抗炎症作用があるといわれています。



〈床をすべりにくいものにする〉

室内飼いが増えてきましたが、世話の手間が省けるという理由もあってフローリングの上で飼育されているケースが多いです。

掃除やおしっこの世話などはフローリングだとやりやすいですが、足腰が弱ってきた犬には滑りやすく、下半身に負担がかかります。


犬の負担を減らすために、犬が動き回るところにカーペットを敷き詰めて滑らないようにします。



〈無理に散歩に連れて行かない〉

関節炎を持っている犬は、散歩を嫌がることがあります。

それは日によって痛みに違いがあるからです。

痛みが強いと犬は散歩を嫌がります。

そのときは、無理に散歩に連れて行こうとせずに、ゆっくりと休ませてあげてください。

また、嫌がるのに無理やり走らせることも止めましょう。



【早期発見のポイント】

「休んでいて、歩き始めるときに、足の運びが不自然」

引きずるように歩きだして、その後普段の歩き方に戻る場合は関節炎を疑いましょう。


「散歩に行きたがらない」

大好きな散歩に行きたがらなくなる。

または、散歩に連れ出そうとすると踏ん張って抵抗する。

こうしたことが見られたら腰や膝が痛い可能性があります。


「階段、坂を登るのを嫌がる」

平坦な道はいままで通り歩くのに、階段や坂道で踏ん張ったり抱っこを要求するようであれば関節炎を疑ってください。


「ジャンプしなくなる」

いままでぴょんぴょん飛び跳ねていたのに、急にジャンプしなくなったら、腰、膝に痛みが出ている可能性が高いです。


「立ち上がるのに時間がかかる」

健康な犬は立ち上がるのも座るのも瞬時に行うことができます。

それが「よっこらっしょ」という感じで立ったり座ったりするようなら、どこか関節が痛い可能性があります。


「足を横に出して座る」

いわゆる「お姉さん座り」という後ろ足を投げ出すような座り方はよくありません。

健康な犬は伏せの姿勢を崩したような座り方をします。

関節に異常があることが疑われます。


「四肢の爪の伸びが違っている」

どこかの足の爪だけが極端に長かったり、短かったりしたら要注意です。

爪が長いということは、その足に体重をかけていないということで、逆に短いということは、引きずっているということです。

関節炎になっていることが疑われます。


このような症状が見られたら、動物病院で診察してもらいましょう。



〈まとめ〉

大型犬は遺伝的に関節炎になりやすい、という特徴を知っておきましょう。

「太らせない」

「運動不足にさせない」

「過度な運動をさせない」

「サプリメントで予防する」

「出来るだけコンクリートを避け、土や草の上を歩かせる」


大型犬は、小型犬よりも寿命が短い傾向があります。

愛犬との一日一日を大切に過ごしましょう。


お読みいただきありがとうございました。








posted by チャミーの父ちゃん at 07:10| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月30日

『小型の老犬がかかりやすい病気』





小型の老犬がかかりやすい病気!


【心臓疾患に注意】

小型犬に多く見られるのは心臓の僧帽弁に異常をきたす僧帽弁閉鎖不全症です。

僧帽弁閉鎖不全症は、死に到る病です。


小型犬は人間が改良(交配)を重ねた犬種なので、左心室と左心房の間にある弁(僧帽弁)が完全に閉じにくくなることが多いのです。

ですから、小型犬を飼育している方が一番気をつけなければならないのが「心臓疾患」です。


心臓病は年齢とともに進行する病気ですから、早期発見がなにより大切です。

老犬になると、寝てばかりいることが多くなるため、病気の兆候を見落としがちになるので注意が必要です。



〈洋犬と日本犬との違い〉

小型犬は、すべて洋犬ですから、EPAやDHAの関与はありません。

そのため認知症には成りにくいのです。

洋犬の先祖は、魚からタンパク質を摂取した歴史がほとんどないので、牛肉中心のドッグフードでもトラブルがないのです。


一方、日本犬は、認知症になりやすいですが、比較的心臓が丈夫です。

日本犬の場合は、寝たきりになって、床ずれができるようになっても、心臓は規則正しく拍動を打っていることが多いです。



【僧帽弁閉鎖不全症とは】

僧帽弁とは、左心房と左心室の間にある弁です。

僧帽弁閉鎖不全症は、この弁が完全にふさげなくなる病気です。

僧帽弁が完全に締まらなくなるので、左心室が収縮して血液を送り出すときに、左心房に血液が逆流します。

そのため、左心房が肥大し、左側の気管支が圧迫されて咳がでます。

また、肺静脈の血圧も上がって、後に肺胞などの血液成分が漏れ出して、肺水腫になるなどの異常がでてきます。

急激に肺水腫が起こると死にいたります。



【症状は】

飼い主にわかりやすい症状としては次の5つがあります。


1 咳をする。

2 呼吸が大きくなる

3 元気がなくなる。

4 散歩に行きたがらない。

5 食欲が落ちてくる。



〈咳をする〉

初期症状としては、軽い咳をします。

それは四六時中ではなく、激しい運動をしたとき、喜んだとき、興奮して鳴いたとき、日の出前の気温が下がるときなどに咳きこみます。


だんだんと咳の回数が増えてきます。

重症になると、ちょっと動くだけで咳をし始めます。

こうなると絶え間なく咳が出るので眠ることができなくなります。


症状が進むと、舌の粘膜の色が青っぽくなります。

危篤状態になると、舌が黒くなります。



〈呼吸が大きくなる〉

心臓が悪くなると、寝ていても胸の辺りが上下していることがわかります。


暑い季節に、散歩から帰宅してからもずっと大きな息をしている場合は心臓疾患の可能性を疑ってください。



〈元気がなくなる〉

この病気に限らず、重い病気のときは元気がなくなります。

ですから、飼い主さんの「なんとなく元気がないな」という感覚は非常に大切です。



〈散歩に行きたがらない〉

健康な犬は、散歩という言葉を聞くと喜ぶものです。

ですから、急に散歩好きの飼い犬が散歩嫌いになったら、心臓疾患の疑いがあります。

室内においても歩いたり動いたりする運動量が減ってきます。

若いときは散歩好きで行動量があった犬が、老犬になってこのような症状が急に現れたら心臓疾患の可能性があります。



〈食欲が落ちてくる〉

加齢とともに食欲は落ちてくるものなので、食欲が落ちただけでは病気がどうかは判断できません。

ですが、食欲が落ちるということは何らかの病が原因であることが考えられます。


逆に食欲があるのに痩せてくる場合も、心臓疾患の可能性があります。



【治療法】

残念ながら完治のための治療法はなく、内科療法が主な治療法となります。

症状の改善をするために、利尿剤や心臓の薬を投与します。

また、低ナトリウムの処方食に切り替えると、ある程度病気の進行を防げます。

食欲のある場合は、処方食にかえてください。

サプリメントとして、「アシスハートQ10」があります。

シニア期になったら、このサプリメントを飲ませると効果的です。

「アシスハートQ10」は薬ではなく機能性食品なので予防にもなります。


a0417d11e74a2e27880b76e5433004021-e1483531940803.jpg


【かかりやすい犬種】

基本的に小型犬(洋犬)は全般的にかかりやすい犬種です。

「ミニチュアダックス」「シーズー」「チワワ」「ヨークシャテリア」「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」など。


特に注目するのが、「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」で、1歳の年齢で3頭に1頭がこの病気を持っていると言われています。



【予防法】

大切なことは、愛犬が心臓病になりやすい犬種かどうかを知っていることです。

始めから気に掛けていいないと、早期発見につながりません。


心臓病は、年齢とともに進行する病気ですから、早めの診断が重要です。


老犬になると、寝る時間が多くなり、散歩もあまり喜ばなくなります。

それを老化現象と考えてしまうと、心臓病であることを見落としてしまうことになります。

そうならないためにも、10歳前後になったら、定期的に心臓の検診をしましょう。


心電図、レントゲン検査、超音波検査など。

これらの検査は時間がかかるため、飼い犬の調子が良いときがベストです。


その他に注意すべきことは、寝たきりになった老犬の場合、床ずれの心配に気を取られて心臓のことを忘れがちになります。

心臓が悪くなると動かなくなりますから、かえって発見が遅れてしまいます。

注意が必要です。



【早期発見のポイント】

1 夜明け前などの気温が下がったときに軽い咳をする。

2 飼い主が帰ってきて喜んだときに咳をする。

3 嫌な犬が通った後に吠え、その後に咳をする。


もし、この症状のひとつでもあてはまったら動物病院で診断してもらってください。


お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 07:12| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月28日

『飼い犬が認知症になったときの対処法』




飼い犬が認知症になってしまったときの対処法!



【夜中に歩き回る】

夜に徘徊する犬は、昼に寝る時間が長くなる傾向があります。

徘徊自体を止めるのは困難ですが、昼夜のバランスを保つことで、夜間の徘徊をある程度抑えられます。


〈対処法〉

できるだけ昼間に眠らせないように起こしてあげましょう。

昼間に運動をして疲労させます。

散歩などで日光浴をさせます。



【夜鳴きする】

認知症による夜鳴きの場合は、徘徊同様に昼夜のバランスを保つことで、夜寝るように促します。

獣医師から睡眠導入剤の処方してもらう方法もありますが、老犬個体の体質もありますから、あまり効果がないとか、逆に効きすぎて危険なケースもあります。

また、処方量が増えると、犬が普段からぼーっとするなどの副作用が出てくることが多いので、使用については獣医師と相談しながら適量を使うようにする必要があります。


〈対処法〉

基本的には【夜鳴きする】の対処法と同じです。

それと、睡眠導入剤を使用することがあります。



【名前を呼んでも反応しない】

この場合は認知症ではなく、聴力や視力の低下が原因のケースの可能性があります。

愛犬の視野に入る場所で、大きくはっきり聞こえる声で名前を呼びます。

もし、それでも反応しない場合は認知症が進んでいます。


〈対処法〉

愛犬の近くで、愛犬の目を見て、はっきりとした声で話しかける。

愛犬の新しい個性だと思って受け入れて、共に暮らす。



【目の焦点があっていない】

愛犬が遠くをみているような表情をしたり、目の焦点が合っていないことが増えてきます。

場合によっては、飼い主が急に触ったり、目の前に手を出したりすると、興奮して噛まれることがあります。

散歩中も他人に噛みつくなどの不測の事態が起きる可能性があります。


〈対処法〉

大きな声で驚かさない。

急な動きで刺激しない。



【ぼーっとしている】

老犬になると傾向として穏やかになり、感情を若いときのようにあまり見せなくなります。

感情の表現が極端に減った場合は認知症です。

睡眠導入剤を飲んでいる場合は、副作用でぼーっとしていることがあります。


〈対処法〉

睡眠導入剤の効果が強いようでしたら、薬の量(または回数)を減らします。

散歩や遊びなどで、常に刺激を与える。


292407_th320.jpg


【急に怒ったり、噛んだりする】

一概に認知症の症状とはいえませんので、他の要素がないか考えましょう。

特に目が悪くなると、そうしたことが起こります。


〈対処法〉

背後から驚かさない。

急な動きで刺激しない。

特に頭の上から手を出すことに注意して、出来るだけ手を出すときはゆっくりと犬の目線の下から出すようにする。



【しつけたことができなくなる】

「待て」「おすわり」などの飼い主がしつけたことができなくなります。

犬の認知症の代表的な症状です。


〈対処法〉

飼い主としては辛いですが、叱ったり、無理に再びしつけたりせずに、現状を受け入れて暮らしましょう



【食事が終わった後に食事を要求する】

認知症になると、食事をしてもすぐに忘れてしまいます。

なので、食事をくれと飼い主に要求するようになります。


〈対処法〉

要求するからといって食事をあげるのは止めましょう。

過食になり、肥満につながります。

一度に与える量を減らし、回数を多くするなどで対処しましょう。




【家具や壁にぶつかり後ろに下がれなくなる】

老犬にとって後ろに下がる動作は非常に複雑で難しい動作です。

認知症によって、脳機能が低下して起きる症状です。

また、狭いところに入って出られなくなります


〈対処法〉

尖った家具や部屋の壁などに保護材(クッションなど)を取り付けるなどをして、愛犬がぶつかっても怪我をしないようにします。

特に階段や尖った場所に注意します。

ご飯とお水の皿を壁際におかないようにします。

(壁際におくと食事後、そこから動けなくなります)



【ぐるぐると同じところを回っている】

認知症だけではなく、前庭障害という脳の障害の疑いもあります。

動物病院で検査を受けてください。


〈対処法〉

狭いところでぐるぐると周るようなら、ぶつからない場所に移動してあげます。

また、ぶつかるような障害物を取り除きます。

出来るだけ優しくハグして落ち着かせます

サークル型のゲージを設置するなどします。



【お漏らしをしてしまう】

トイレの場所が分らなくなります。

また、我慢ができなくなります。


〈対処法〉

出来るだけおむつをします。

おむつができない場合は、シートタイプのトイレを複数おいておきます。

床に汚れては困るものを置かないようにします。

畳の部屋がある場合は、畳の部屋に入らないようにします。



【その他の認知症の予防および対処】

「散歩のコースを変更する」

散歩コースを通いなれたコースから変えることで刺激を与え、脳の活性化を促します。

毎回同じコースではなく、違う景色、違う空気や匂いを感じられるようにしましょう。



「遊んであげる」

老犬になると運動量が減ります。

飼い主も老犬になったからと思わずに、おもちゃなどを使って積極的に遊ばせるようにします。

遊ぶことで五感をフルに使い良い刺激になります。



「部屋の環境を変えてあげる」

老犬は自律神経の機能が低下しているので、部屋の温度に気を付けることも大切です。

犬という生き物は寒さに強く、暑さに弱い特徴があります。

夏は涼しくして、冬は26~27°Cぐらいの室温を保ちましょう。

あとは、すべりやすい床に床材などを敷いて滑らないようにします。



「スキンシップをする」

認知症になったからといって、静かな場所でずっと放置するようなことは良くありません。

飼い主とのスキンシップは飼い犬にとっては一番良い刺激になります。


さらに飼い主との絆を感じることで犬の寂しさが癒されます。

犬も年を取ると人間のように寂しい気持ちになります。

名前を呼んだり、話しかけたり、撫でてあげたりするスキンシップをすることで愛犬の心が満たされます。

また、後ろ足などをマッサージしてあげることも良いです。


お読みいただきありがとうございました。



posted by チャミーの父ちゃん at 07:45| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月27日

『犬の認知症』




犬の認知症を知ろう!


【認知症の定義】

認知症とは、脳や体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害が起こり、普通の社会生活がおくれなくなった状態と定義されています。

よくある「もの忘れ」と「認知症」は、違います。

「もの忘れ」は脳細胞の老化で自然に発生することです。

一方、「認知症」は病気です。

犬の認知症は、人間の認知症と似ています。



【犬の認知症】

まず言えるのは、犬も高齢となると認知症になるということです。


犬の認知症とは、「高齢化に伴って、一旦学習することによって獲得した行動および運動機能の著しい低下が始まり、飼育困難になった状態」ということになります。



【犬の認知症の症状】

認知症になると以下のような症状が現れます。


*以下の1項目以上に該当すれば認知症の疑い、2項目以上に該当すれば認知症と判断。


1. 夜中に意味もなく単調な声で鳴き出し、止めても鳴き止まない。

2. 歩行は前のめりでトボトボ歩き、円を描くように歩く(旋回運動)。

3. 狭いところに入りたがり、自分で後退できないで鳴く。

4. 飼い主も、自分の名前も分からなくなり、何事にも無反応になる。

5. よく寝て、よく食べて、下痢もしないのに痩せてくる。

6. トイレでない場所でお漏らしをしてしまう。

7. 他の犬に興味を示さなくなる。



【認知症になりやすい犬種は】

外国犬は、ほとんど認知症になりません。

認知症になる犬種は、ほぼ日本犬です。

実は、認知症の犬の8割以上が日本犬です。


特に目立つ犬種は「柴犬」「柴のミックス」です。


犬の大きさ(小型・大型)にもよりますが、10歳を過ぎた日本犬を飼っている飼い主さんは要注意です。


ed4a401c-ml.jpg


【なぜ日本犬が認知症になりやすいのか】

日本犬のルーツは、縄文時代から飼われていた犬といわれています。

犬は人間の近くで暮らし、人間の残した残飯を餌として与えられていました。

当時の日本人の食生活は魚中心でした。

日本犬は、タンパク質を魚から摂っていたのです。

そのため日本犬の中には、長い年月をかけて魚の不飽和脂肪酸をうまく利用する機能が出来上がってきました。

つまり、犬は魚から栄養を摂取するような機能を発達させてきたのです。


ところが、1960年代から牛肉中心のドッグフードが主流となり、飼い犬の食生活が激変しました。

その食事の変化から認知症になるようになったといわれています。


反対に、外国の血統書付きの犬の祖先は、魚からタンパク質を摂っていたわけではないので、ドッグフードを食べてもほとんど影響はなく、認知症になりにくいのです。



【認知症の治療】

残念ながら認知症に効く薬はまだほとんどありません。

人間の認知症に使われるアルツハマー型認知症抑制剤「ドネペジル」を稀に使用することがありますが、まだ臨床例が少ないのが実情です。


ただ、魚肉や魚油に含まれている不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が入っているドッグフードやサプリメントを飲んで、認知症の症状である旋回運動や夜鳴きがましになったという事例が報告されています。


こうした場合でも、毎晩夜鳴きするほど症状が進んだ時点で、サプリメントだけを飲んでも効果は現れません。



【認知症の予防】

もし、獣肉中心のドッグフードを与えていたのであれば、肉由来のドッグフードから魚からタンパク質を摂るドッグフードに替えることです。


魚肉、魚油に含まれている不飽和脂肪酸であるEPA、DHAなどが入ったサプリメントを与えていると認知症になる確率はかなり減ります。


理想的なのは、日本犬の場合は小さい時から魚成分のドッグフードやサプリメントを与えることが良いです。


しかし、シニア世代に入いる10歳ぐらいからのフード変更でも十分に効果があります。


また、EPA、DHAが多く含まれる魚を意識して摂取させることを心がけましょう。



【EPA、DHAの効能】

EPAには、血液を固まりにくくする作用があります。

血液が体のすみずみまで流れていくことが大切です。

なぜなら、血の固まりである血栓で血管が詰まると血液が流れなくなり、脳に血栓が詰まれば脳梗塞、心臓に詰まれば心筋梗塞を起こしやすくなります。

これらの血栓ができるのを防ぐ効果がEPAにはあるのです。


DHAには、脳に働かきかけるという異なる効果があります。

DHAは脳内のシナプスに入り込みことでシナプス膜を柔らかくすることができます。

すると情報伝達がスムーズになって認知症になりにくくなります。

DHAを摂取することで、脳に刺激を与えることで残った神経細胞を活性化することができるのです。


〈EPAが多く含まれている魚〉

養殖ハマチ、イワシ、マグロ(トロ)、サバ


〈DHAが多く含まれている魚〉

養殖ハマチ、マグロ(トロ)、サバ、養殖マダイ、ブリ



【おススメの食事】

EPA、DHAなどの成分を取れる昔から人間が与えていたものがあります。

それは、「煮干し」です。

ドッグフードが主流になる以前は、出汁を取った後の煮干しを飼い犬に与えていました。


「煮干し」などからタンパク質を摂ると認知症になりにくい、と覚えておきましょう。




お読みいただきありがとうございました。



posted by チャミーの父ちゃん at 07:43| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

『犬の老化のサインを見逃さない』




飼い犬の老化のサインを見逃さないようにしましょう!


【犬の年齢を知ろう】

犬の1年は人間の年に換算すると4~7年ぐらいとなります。


『犬の年齢と人間の年齢との比較』

〈大型犬と人間の年齢比較〉

大型犬(1歳)=人間(12歳)

大型犬(2歳)=人間(19歳)

大型犬(3歳)=人間(26歳)

大型犬(4歳)=人間(33歳)

大型犬(5歳)=人間(40歳)

大型犬(6歳)=人間(47歳)

大型犬(7歳)=人間(54歳)

大型犬(8歳)=人間(61歳)

大型犬(9歳)=人間(68歳)

大型犬(10歳)=人間(75歳)

大型犬(11歳)=人間(82歳)

大型犬(12歳)=人間(89歳)

大型犬(13歳)=人間(96歳)

大型犬(14歳)=人間(103歳)

大型犬(15歳)=人間(110歳)


大型犬の年の取り方は1歳以降、毎年7歳ずつ増えていくと考えればいいでしょう。



〈小型犬・中型犬と人間の年齢比較〉

小型犬・中型犬(1歳)=人間(15歳)

小型犬・中型犬(2歳)=人間(24歳)

小型犬・中型犬(3歳)=人間(28歳)

小型犬・中型犬(4歳)=人間(32歳)

小型犬・中型犬(5歳)=人間(36歳)

小型犬・中型犬(6歳)=人間(40歳)

小型犬・中型犬(7歳)=人間(44歳)

小型犬・中型犬(8歳)=人間(48歳)

小型犬・中型犬(9歳)=人間(52歳)

小型犬・中型犬(10歳)=人間(56歳)

小型犬・中型犬(11歳)=人間(60歳)

小型犬・中型犬(12歳)=人間(64歳)

小型犬・中型犬(13歳)=人間(68歳)

小型犬・中型犬(14歳)=人間(72歳)

小型犬・中型犬(15歳)=人間(76歳)


小型犬と中型犬の年の取り方は2歳以降から4歳ずつ増えていくと考えればいいでしょう。


〈特徴〉

3歳までは小型犬・中型犬のほうが早く年をとります。

しかし、3歳をさかいにして大型犬のほうが早く年を取っていきます。

その差は広がっていくばかりです。



【犬のシニア世代とは?】

では、いつから犬がシニア世代に入るかというと、

大型犬では7歳から、中型犬は9歳から、小型犬は10歳ということになります。


null-4.jpg


【老いのサインを見逃さない】

犬の老化も人間と同じように徐々にやってきます。

その老いを確認するには、手で触れることが一番です


体を触ってみると、太っていた犬でも筋肉が落ちるので、背骨、肩の骨にゴツゴツという感触がでます。

そうなると老化が始まりだしたと思って間違いありません。



〈老いのサイン〉

「毛」

高齢になると、毛の伸びが鈍くなります。

ツヤがなくなります。

白毛がでる場合もあります。


*保湿剤などのスプレーをかけてあげるといいです。

*毛の量が少なくなったら、冬などの寒い時期は服を着せるのもいいでしょう。



「筋肉」

若い時と体重が変わらなくても筋肉が落ちてきて、痩せた感じがします

特に後ろ足が細くなったように見えます

また、立っているときに小刻みに震えます


*散歩のペースを落として、犬にとって丁度いい速度に調節してあげます。

*階段の上り下りが困難になってきますから、注意してあげましょう。



「耳」

犬も高齢になると耳が聞こえにくくなります。

若い時であれば、飼い主が玄関のドアを開けるまえから気づいて待っていたのが、老いてくると玄関を開けてから気がつくようになります。


*急に近づいたり、いきなり大きな声をださない。

*優しく声をかけてあげましょう。



「鼻」

鼻の色素が薄くなってきます。

湿り気がなくなり、カサカサしてきます。

ピンク色の鼻水がでることがあります。


*犬は鼻水をあまり出しません。血が混じっているようなら腫瘍がある可能性がありますので、すぐに動物病院に連れて行ってください。



「口・歯」

酸っぱいような化膿した臭いがしてきます。

歯茎が炎症を起こしたり、化膿したりして、歯周病になります。

歯に歯石がついて黄色っぽくなります。


*老犬になると免疫力が落ちて、歯周病にかかりやすくなります。若い時から歯みがきの習慣をつけましょう。



「目」

澄んでいた目に濁りが出てきます。

10歳ごろから白く濁り白内障になることがあります。

そのまま病状が進むと視力が落ちます。

涙の分泌量が減るため、角膜が乾燥しやすくなります

すると、目ヤニが多くでます


*瞳が白く濁ってきたらすぐに動物病院に連れて行きます。白内障を抑える薬があるので治療しましょう。

*目ヤニが多くでるようなら、涙と同じ成分の目薬をたらしてあげるといいです。

*瞼の縁にイボができたら「眼瞼乳頭腫」の可能性があります。



「顔」

ピンと張っていた耳が開き気味になります。

全体的に顔の筋肉が緩み、たるんできます

黒毛の犬の場合、白毛が目立ってきます。



【犬と人間の違い】

こうして見てくると時間の差はありますが、犬も人間と同じような老いの症状がでることがわかります。


ただ、人間と大きく違うことは、犬は「痛い」とか「しんどい」とか「辛い」などと口にしない、ということです。


だからこそ、普段から飼い犬の様子を観察して老化の変化に気づいてあげましょう。



合わせて『犬の認知症』もご覧ください。


お読みいただきありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 07:14| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

『犬の老い』




犬の老いを考える!


【今の犬はなぜ長生きなのか?】

犬の寿命は年々伸びています。

寿命が伸びるということは、犬の老後が増えるということです。

別の言い方をすると、老犬が増えているということです。


犬の平均寿命の推移を見てみると、

1990年は、8.6歳。

1995年は、10.1歳。

2003年は、11.9歳。

となっています。


犬の寿命が延びた理由としては、

〈理由その1〉

「伝染病で亡くならなくなった」

1980年代までは、犬の伝染病が数多くありました。

時代が変わってワクチン接種が常識となったことで寿命がのびました。


〈理由その2〉

「フィラリア症の予防が普及した」

フィラリア症は蚊が媒介する病気で、野外で何の予防もしていない犬は100%といっていいほどフィラリア症になっていました。

フィラリア症にかかると犬の体内で虫が成長し、心臓などに入り込んで死をもたらします。


この犬にとっては非常に怖いフィラリア症の治療薬が1986年に登場します。

それによって急速にフィラリア症でなくなる犬が減って行きました。


〈理由その3〉

「室内飼いが増えた」ことです。

室内で飼育することで雨風に当たらずにすみます。

また、寒さ極暑などから守られるようになりました。

それによって免疫力が落ちにくくなり、病気に掛かりにくくなりました。

また、飼い主が犬の異変に一早く気がつくことができるようになったことで寿命が伸びたのです。



【犬の寿命は短い】

犬は人間よりもずっと早く年を取ります。


見た目は人間ほどの大きな変化がないように思われますが、犬も病気になったり老化したりします。


〈犬の老化の症状〉

老化してくると以下のような症状が現れます。


・寝てばかりいる。

・耳が聞こえにくくなる。

・反応が鈍くなる。

・音に鈍感になる。

・暗いところでぶつかってしまう。

・食が細くなる。

・散歩のときの歩くスピードが落ちてくる。(トボトボと歩く)

・耳が聞こえにくくなる。

・排便が出にくくなる。



【体格による老いの差】

〈大型犬〉

大型犬とは、体重20㎏以上ある犬のことをいいます。


残念ですが、大型犬は小型犬よりも寿命が短く、7歳ぐらいから老化が始まります


大型犬の中には人間が改良を重ねて生れた犬種が多く、本来の犬の骨格よりも大きくなっています。

そのため、股関節に負担がかかり、股関節形成不全に陥ることが多くなります。

そうなると下半身が動かなくなり、寝たきりになるケースがよく見られます。



〈中型犬〉

中型犬とは、体重が7㎏~20㎏以下までの犬のことをいいます。


中型犬の大きさが、犬本来の大きさです。


中型犬は、9歳を過ぎると老化が始まります



〈小型犬〉

小型犬とは、体重が7㎏以下の犬のことをいいます。


小型犬は、腰にあまり負担がかからないため大型犬と比べると寝たきりになる確率は下がります。

また、室内飼いされているケースがほとんどなので、自然環境から守られた生活をしています。

そのことで大型犬、中型犬と比べると老いは遅くなります。


小型犬の老化は、10歳前から兆候が見られます

shutterstock_445002877-480x320.jpg


【一番長生きする犬種は?】

犬の犬種は数十種類もありますが、一番長生きする犬種はなにか?


それは雑種です。


純血種よりも雑種の方が一般的に長生きします。


その理由のひとつとして言われているのが、純血種の犬の出産前の扱いです。

純血種の場合は、産まれる前から、レントゲン検査やエコー検査をされています。

胎児のときに放射線を浴びているということです。

それは胎児の骨格などを調べて、自然分娩するか帝王切開するかを見極めたりするためです。


雑種の場合は、いちいちレントゲン検査などをして調べることはほとんどありません。

つまり、雑種の場合は、健康に産まれてきた犬は育つことができ、虚弱体質な犬は淘汰されていくのです。

そのことで多少の悪環境でも生き抜ける犬が残っていきます。

結果的に雑種の犬は病気になりにくい遺伝子が残りやすくなっているのです。


長寿犬の番付統計によると、上位はほぼ雑種がしめています。


雑種の次に長寿なのが、柴犬です。

柴犬が長生きなのは日本で繁殖されたため、比較的日本の風土にあっているからと言われています。



【自分の飼い犬が一番】

これから新たに犬を飼おうと考えている人は、こうした犬の寿命(老化)ということも考慮すると良いでしょう。


いずれにしても一度家族として向かい入れたからには、一日でも健康で長生きしてほしいですよね。

愛する飼い犬と幸せに暮らすためにも、あっという間にやってくる犬の老化に気がついてあげることが大切です


合わせて『犬の老化のサインを見逃さない』をご覧ください。


お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 07:17| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする