ペットロスを理解し、癒そう!(穏やかに話しかけ、ゆっくり話してもらう)
ペットロスを理解し、癒すための言葉。
「ペットロスで心を痛めている人の話を聴くためには、こちらは穏やかに語りかけ、相手にゆっくりと話してもらう」
ペットロスの人を慰めようとしたのに、嫌な思いをさせることがあります。
そうならないためには、ちょっとした会話術が大切です。
愛するペットを亡くして心を痛めている人に接するときの注意点があります。
まず、当たり前のことですが、愛するペットを失った人は大きな喪失感に襲われて心にぽっかり穴が開いています。
ですから、ちょっとしたことで心を乱します。
普段なら聞き流せることにイラついたり、何気ない一言に傷ついたりします。
それは強度のストレス状態となっているのです。
ですから精神状態が普段と違っています。
ネガティブな発想に取り付かれています。
人によっては、食欲も減退し、やる気、元気がなくなっています。
そんなときに慰めようとして、何気ない言葉をかけると場合によっては、ペットロスの人の感情を余計に乱してしまいます。
あるいは、なんの慰めにもならないことがあります。
では、そうすればいいのか?
まず、ペットロスで悲しんでいる人の話をたくさん聞いてあげることです。
悲しみに蓋をしてしまうと、悲しみはいつまでも癒えません。
そのときに“穏やかに”語りかけてください。
穏やかに話を聴いて相槌を打ってください。
決して早口で話したり、先を急がせたり、話を遮ったりしないでください。
ペットロスの悲しみを抱えている人に“ゆっくり”話すようにさせてください。
感情としゃべり方は連動しています。
早口で話せば心も急いてきます。
ですから、心を落ち着かせようとするのなら、話し方(しゃべり方)をゆっくりとすることです。
普段早口で話す人でも、あえてゆっくりしゃべるように言い聞かせてください。
そして、そのためには慰めようとしている人が“穏やかに”語り掛け、“穏やかな態度で”相手の言葉を受け止めてください。
聴き手が穏やかに話すことで、ペットロスの思い出を語る人も徐々に心が落ち着いてきます。
意識して穏やかに接してください。
そのときに大切なことは、相手の話を否定しない、悲しみの感情に理解を示すことです。
極端な言い方をすれば、論争をしてはいけません。
ペットロスの悲しみに暮れる人を癒すには、丸ごと相手の気持ちを受け止めようとしてください。
「それは違う」「間違っている」「だけど…」
なんて会話は必要ありません。
ペットロスに苦しむ人は心に傷を負っているのです。
心から血を流しているのです。
その人に対して、どうして血を流しているのかなど原因の追究をしても何の解決にもなりません。
まず、出血を止めることをしなければならないのです。
ですから、「穏やかに話しかけ」「ゆっくりとしゃべってもらう」のです。
行動と心理状態は連動しているのです。
もっというと、行動に気持ちが寄り添ってくるのです。
気持ちを落ち着かせるために、ゆっくりとペットとの思い出を時間の許す限り語らせてあげてください。
“ゆっくり“とです。
“穏やかに“接してください。
お読みいただきありがとうございました。