ペットロスを理解し、癒そう!(ペットロスになる男女比)
ペットロスを理解し、癒すための言葉。
「ペットロスになる男女比は、1対7で女性のほうが多い」
ペットロスになる人の男女比は、男性1に対して女性7と圧倒的に女性のほうが多いのです。
どうして女性のほうが男性よりもペットロスになる確率が高いのでしょうか?
それは母性本能と関係があります。
女性は、ペット(愛犬、愛猫)を我が子として育てている、一緒に暮らしていることが多いのです。
もちろん男性だってペットを我が子と思っている方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、「我が子」ではなく「ベストフレンド」「相棒」「弟(妹)」など少し違った受け止め方をしている人もいます。
それと男性は理性的に考えることが多いので、「ペットの死」に直面しても、一時期悲しんでも、その後理性が感情のコントロールをして深刻なペットロスに陥ることが少ないようです。
それにくらべて女性は、感情のセンサーが男性よりも敏感です。
どちらかというと女性は感情の生き物といったほうがいいのかもしれません。
感情的に敏感だからこそペットの死に対して、感情のコントロールを取れなくなってしまう方がいます。
これはどちらが良いとか悪いとかというのではありません。
女性は、妊娠、出産し子育てをするので、子育てということが身近なのです。
犬や猫などのペットは飼い主にとっては「赤ちゃん」あるいは「幼い子供」みたいな存在なのです。
それもペット(愛犬、愛猫)は反抗期のない可愛い子供ですから、可愛くて仕方がありません。
子供を育てたことがある人なら理解できると思いますが、ペットを育てるということは小さな我が子を育てたときの「あの喜び」を思い出させてくれるものなのです。
親と幼い子が一体と感じられた時期の感覚と同じような気持ちになるのです。
だからこそ、その我が子(ペット)を失ったときにペットロスになってしまうのです。
つまり、子育てとペットを飼うということは「非常に似ている感覚」がするのです。
ですから、女性のほうが男性よりもペットロスに陥りやすいのです。
ただ、女性だから必ずペットロスになるわけでもないし、男性でも母性(父性?)が強い方もいますから、男性だってペットを我が子と思って育て、ペットロスになる方もいます。
以前、私はペットロスになる人はペットに愛情を持っていたからです、と述べました。
では、ペットロスにならなかった人は愛情の薄い人なのか、というとそういうわけでもありません。
男女の違いだけではなく、性格の問題もあります。
ネガティブな性格なのか、ポジティブな性格なのか、さっぱりした性格なのか、粘着質な性格なのか、など性格の違いもペットロスに関係しているのです。
別な言い方をすると、男性よりも女性のほうが繊細な性格をしていることが多いので、「愛するペットの死」に関して、男性よりも女性のほうが繊細さゆえに悲しんでしまうことがあるようです。
別な角度から言うと、男性だってペットロスになってもいいじゃない。
女性でも、ペットの死にさっぱりしていてもいいのではないか。
そう思います。
どちらにしても、ペットの死を悲しまない飼い主はほぼいないでしょう。
そして、可能ならペットロスにならない方がいいに決まっています。
ペットロスにならなかったからと言って冷たい人間なのではありません。
【まとめ】
ペットロスになるのは、女性の方が男性よりも7倍多い。
その理由は「ペットは我が子」という気持ちからなのです。
いつまでもペットロスになっていたら心配ですが、長い人生のなかで一時期ペットのために涙を流して悲しむ日々があってもいいじゃないか。
そう思います。
人生って「悲しみ」がたくさんあるのだし、誰だって「悲しい経験」をすることになるのですから。
「愛別離苦」(愛する者と別れる苦しみ)は、すべての人が味わうことになるのが人生というものなのです。
たとえ別れが来ると分かっていても、それでもペットを飼いたいのです。
人間は「愛」というものが必要な生き物だからです。
お読みいただきありがとうございました。