
【猫は尻尾に感情があらわれる】
飼い猫が尻尾をピンと立てたり、フリフリしたりしているときがありませんか?
猫と犬では尻尾の使い方や意味に違いがあります。
犬は、嬉しいとすごい勢いで尻尾を振ります。
猫に比べると表情(顔や態度)もわかりやすいです。
ですが、猫の場合は、喜んでいるのか嫌がっているのか、分かりづらいです。
そんなときは、猫の尻尾に注目するといいのです。
猫は尻尾でコミュニケーションを取っているのです
猫同士での会話は、尻尾でしていると言われるほどです。
猫は仲間内で順位をつける動物で、下位の猫が上位の猫に好意的に挨拶するときは、尻尾をあげて見せます。
「あっ、こんにちは! よろしくおねがいしまっす!」
という感じでしょうか。
親猫が子猫をあやしたり、遊んであげたりするときにも尻尾を使います。
犬と共通するのは、怯えているときは犬と同じように尻尾が下がること、嬉しいときに尻尾を振ることです。(犬ほど激しくは振りません)
注意してほしいのは、少しイラついているときも尻尾を振ることです。
これは不快・威嚇を表すための動きなので、気がつかずにいると、いきなり飛び掛かって猫キックをされてしまうかもしれません。
〈猫の豆知識〉
「猫は顔でクールを気取っていても、感情が尻尾にあらわれる!」
【猫のヒゲの役割】
猫にはヒゲがたくさん生えています。
でも、無駄に生えているわけではありません。
“猫のヒゲ”は数か所にあるのです。
一番分かりやすいのは、上唇に生えた十数本の「上唇毛」。
二番目に分かりやすいのは、両頬にある「頬骨毛」。
それと目の上にある「上毛」。
さらに顎に生えている「下唇毛(頭下毛)」。
顔の他にもあって、前足のポチっとある肉球の後ろにある「特に名前のなり前足のヒゲ」。
と、こんなにヒゲが生えているんです。
猫のヒゲは人間のヒゲのように役に立たないものではないんです。
猫にとっては重要な役割を持っているのです。
猫のヒゲは主に、感覚器(刺激をキャッチするアンテナのようなもの)として働き、体のバランスを保っているのです。
また、狭いところを通るとき、ヒゲを使って幅を測ったり、わずかな風向きをヒゲでキャッチしたりして、空間を把握しているのです。
ですから、猫は家のなかで一番居心地が良い場所(涼しい場所、暖かい場所など)を探すことができるのです。
ヒゲは生え変わります。
ですが、イタズラしてヒゲを切ってはいけません。
猫がヒゲを切られるのは、視力を失うぐらいのダメージがあるのです。
〈猫の豆知識〉
「猫のヒゲはアンテナ。刺激をキャッチする感覚器のようなもの!」
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