2019年08月28日

『猫の老化と向き合う』



猫の老化と向き合う!


【猫の見た目は老けないけれど】

愛猫に長生きしてほしいという飼い主さんたちの願いと、「医・食・住」の改善のおかげで、飼い猫の平均寿命は昔に比べるとかなり延びて、15歳を超えています。

猫との暮らしも、これからはただ長生きしてもらうだけでなく、いかに“幸せな高齢期”を送ってもらいかが課題となってきます。


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【猫の加齢のスピードは人間の4倍】

やんちゃで可愛い子猫の時代は短く、あっという間に大人の猫になってしまいます。

生後2~3ヶ月の子猫は、人でいえば2~4歳にあたります。

それが生後6ヶ月で人なら10歳に。

10ヶ月で15歳。

12ヶ月(1年)で17歳にまで成長します。

満2歳で人間の24歳、以降1年で人間の4年分、つまり4倍のスピードで年を取っていきます。

加齢は早くとも、平均寿命はこの20年ほどで飛躍的に延びて15歳を超え、20年以上生きる猫も多くなりました。


〈猫の年齢と人間の年齢の比較表〉

猫:1歳   ➡  人:17歳

猫:2歳   ➡  人:24歳

猫:3歳   ➡  人:28歳

猫:4歳   ➡  人:32歳

猫:5歳   ➡  人:36歳

猫:6歳   ➡  人:40歳

猫:7歳   ➡  人:44歳

猫:8歳   ➡  人:48歳

猫:9歳   ➡  人:52歳

猫:10歳  ➡  人:56歳

猫:11歳  ➡  人:60歳

猫:12歳  ➡  人:64歳

猫:13歳  ➡  人:68歳

猫:14歳  ➡  人:72歳

猫:15歳  ➡  人:76歳

猫:16歳  ➡  人:80歳

猫:17歳  ➡  人:84歳

猫:18歳  ➡  人:88歳

猫:19歳  ➡  人:92歳

猫:20歳  ➡  人:96歳

猫:21歳  ➡  人:100歳

猫:22歳  ➡  人:104歳



【シニア期からの健康のために】

ライフステージの分類では猫は7歳からシニア期(壮年期)に入り、そこからが長いのです。

老化の兆しが表れるのは10歳頃からです。

見た目はほとんど変わりませんが、10歳は人間なら56歳で、健康への取り組みが大事になる時期です。

人間同様、バランスのよい食事とストレスのない暮らしを守れるように注意が必要です。

そして、出来るだけ健康を保ちながら幸せな20歳を目指していきましょう。


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【老いはどこに表れるか】

猫は年をとっても外見に老いがあまり表れず、見た目はさほど変わりません。

個体差はありますが、10~12歳以上の猫には次のような変化が見られます。

・顔に白髪が目立ってくる。

・目の水晶体が濁ってくる。

・耳が遠くなる。(とくに高音域)

・嗅覚が落ちて食事の反応が鈍くなる。

・噛む力が落ちて軟らかい食事を好むようになる。

・毛づくろいをあまりしなくなる。

・爪とぎをあまりしなくなる。

・高いところへ登らなくなる。



【行動や習慣の変化で老化を知る】

毛づくろいをしなくなると、被毛がパサついて、抜け毛やフケが目立つようになります。

ツメとぎをしなくなれば、ツメの古さや角質が抜けにくくなり、ツメが出っぱなしになったり(床を歩くとカツカツと音がする)、巻きヅメになることもあります。


老化による感覚機能や筋力の低下は、猫の行動パターンも変えていきます。

たとえば、いつも飼い主さんの帰宅を玄関でお出迎えしていた猫が、ある日から来なくなる。

これは聴覚が衰えて玄関に近づく人の足音や気配を感じとれなくなった可能性があります。

また、筋力の低下で足腰が弱ってくると、高いところへ登らなくなります。

猫の些細な「老い」の変化を察知してあげましょう。

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【老いの現実にしっかり向き合う】

老化で筋肉量が落ちてくると、まず後ろ足に影響してくるので、ジャンプ力をはじめ運動能力全体が低下し、俊敏さもかけていきます。

そして猫は、いままで跳べていたところへ跳べない、楽に出来ていたことができない、という現実と向き合うことになります。

いつもの玄関での出迎えや、人が階段を昇るときの同行・後追いがなくなるのも、体がおっくうなせいもあるのです。

徐々に寝床で寝てばかりいることが多くなります。

加齢による老化現象なのか、関節炎などの病気によるものなのか、まず注意深く観察し、不安なときは獣医師に相談しましょう。



【関節炎は加齢のせいと諦めない】

高齢期に入ると、左右に腰を振るような歩き方をしたり、歩行の異常がみられることがあります。

原因の多くは関節炎で、関節の軟骨の減少によって炎症を起こしている状態です。

老猫の場合、「年だから関節炎は仕方がない」と思い込む飼い主さんもいますが、きちんと治療を受ければ改善する例は多いのです。

痛みや炎症を抑える薬の投与で普通に歩けるようになることもあり、コンドロイチンやグルコサミンを含む猫用サプリメントの投与で軟骨の成分を補えるので、諦めることはありません。

関節炎を放置しておくと変形性関節症へ進行し、足を引きずるようになったり、立ったり座ったりの動作も鈍くなり、元気を失ってしまいます。


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【まとめ】

猫は人間の4倍のスピードで年をとる。

猫の老化は見た目には分かりづらい。

関節炎は前足の肘、後ろ足の膝、股関節に出ることが多い。

肥満は関節への負担が大きいので要注意です。

「老い」の些細な変化を見逃さないようにしましょう!



お読みいただきありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 20:34| Comment(0) | 猫の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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