
【猫が嬉しいとき】
こんなことありませんか?
飼い主さんと目があったとたん、“にっこり”笑ったように見えたかと思ったら、
急にバタンと倒れる。
そして、お腹をさらしてクネクネする。
バタンと倒れるのは、目が合ったときばかりではありません。
急に近寄ってきて「ニャー」と鳴いたかと思うと、バタンと倒れる。
このなんとも言えない愛くるしい行動の意味は?
本来、動物同士で目を合わせることは、威嚇のサインです。
ペットである猫にも視線に威嚇の機能があります。
一方、人間はコミュニケーションツールとして視線を使います。
どうやら人間と暮らすようになって、人間に似た感覚を身につけたようです。
目が合っただけで急所であるお腹を上にしてゴロンと転がることは、まさに飼い主さんに対する安心感、信頼感のあかしなのです。
猫が信頼している人と目を合わせるのは愛情のサインなのです。
そのときは、たっぷりの愛情とスキンシップで応えてあげましょう!
〈猫の豆知識〉
「猫が目を合わせるのは愛情のサイン。うれしいとバタンと倒れる!」
【猫は人間を魅了する】
世間には犬派と猫派がいますが、犬派の人は猫が何考えているかわからないから好きじゃない。
犬みたいに呼んでもこっちに来ない。
なんて言います。
でも、ある意味では猫の愛情表現は不器用なものなのです。
猫派の人は、素直に甘えてこない分かりにくい性格に愛らしさを感じたりします。
本当は、猫は静かに自己主張しているのです。
猫は、昔から神の使いとして崇拝されてきました。
エジプトには猫の姿をしたバステトという神がいます。
猫の目が光り、表情筋が発達していないため何を考えているのかわからないことが、逆に神聖な存在に見えたのです。
最近の研究では、深く豊かな心の世界があることが分ってきました。
猫の魅力は、平安時代の天皇をもメロメロにしました。
天皇の日記に、「飼っている黒猫が美しい、龍のようだ」
と猫をほめたたえる文章が残っています。
猫って、神秘的でしぐさが美しいので神聖な生き物とされてきたのです。
〈猫の豆知識〉
「猫に興味がない人ほど猫を飼うとハマってしまいます! 理由は猫の奥深さにメロメロになるからです」
お読みいただきありがとうございました。
