
【猫の時間感覚は短い】
こんなことありませんか?
飼い猫が甘えた声ですり寄ってきたので、かまってあげた。
撫でてあげると最初は気持ち良さそうにしていたのに、そのうち尻尾をバタバタし始めてイライラモードに突入~!
いままでのイチャイチャ感はなんだったんだ!
ときには、シャーっと怒りを表すことも・・・。
いくら猫が気分屋だと知っていても、ついていけない・・・。
って、なりませんか?
これは猫という生物の特性が関係しています。
基本的に生物によって時間の感覚は異なります。
一般的に体の小さな動物ほど鼓動が早いので、同じ1分でも、猫は人間が感じる以上に長く感じられると考えられています。
たとえば猫を5分撫でてあげたとしても、人間の5分は猫にとっては30分くらいの長さに感じていると考えられています。
つまり、「なげぇ~よ!」「まだやってんのかよ!」「もういいよ!」ってな感じでしょうか?
これは人間の時間感覚と猫の時間感覚がずれているからなのです。
人間だって、1時間、2時間と猫が「撫でて~」って甘えて要求してきたら、「やることがあるのに」とか「もういいだろう!」と思うのではないでしょうか?
猫は人間とは違う体感時間を持っていることを理解して、愛情を注ぐことが大切だということですね。
しかし、感情の切り替えが早いのには、驚くこともしばしば・・・。
〈猫の豆知識〉
「猫の時間感覚は短い! だから人間から見るとコロコロ気分が変わるように見える」
【猫は爪とぎが快感!】
ガリガリ、ガリガリ!
そしてニオイをクンクン、クンクン!
一心不乱に爪とぎする姿は可愛くもあり、不思議な姿でもありますね。
ただ、「そこは止めて~!」と思うところでも、爪とぎしてしまうから困ったもの。
「こら!」「そこはだめでしょう!」
と怒ってみても、白っとして「ちゃんと爪とぎを用意しないあなたが悪いのですよ」なんて表情で見つめてくる。
とほほ。
猫はどうして爪とぎを熱心にするのでしょうか?
猫が爪とぎするのは、古いサヤを落とし、中伸び過ぎを予防するなどの効果があると言われています。
また、猫科の動物は縄張り意識が強く、爪とぎの際に肉球からでるニオイをつけているマーキングの意味もあります。
つまり、「ここは俺(私)の縄張りだ~」ってことです。
爪とぎの意味は他にもある。
興奮を抑えるため。
ストレス発散。
気分を切り替えるため。
など。
もしかしたらこんな気持ちで爪とぎをしているかもしれません。
「嫌なことを忘れよう」
「あ~この感覚、止められない~」
「今日もパトロールっと。はいマーキング完了!」
なんて。
自己主張の強い猫は、長時間爪とぎをすることも分かっています。
多頭飼いしている方は、飼い猫の爪とぎする時間を比べてみると、性格の違いが分かるかもしれませんね。
ただ、ひとつ注意があります。
それは、
爪とぎに集中しているときに、邪魔しないでくれ~ってことです。
(猫の気持ちを代弁)
猫にとって“爪とぎ”は生きていくために欠かせない行動のひとつ。
爪とぎ器は猫にとって必須アイテムなのです。
爪とぎをしてほしくないところには、爪とぎ防止シートを貼るなどの対策をしましょう。
〈猫の豆知識〉
「猫が爪とぎをするのは、自己アピールや気分転換の効果があるからです!」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
