
【猫も音楽で癒される】
猫に小鳥や小動物が動き回るビデオ(古い言い方だ~!)を見せると、興味しんしんでガン見したりします。
小鳥の不規則な動きや、鳥の羽ばたきを見ることで、猫科の狩猟本能の血が騒ぐのかもしれません。
意外と、テレビをじっと観る猫もいるようです。
では、猫は音楽を好むのか?
実は、2016年に猫専用の「Music for Cats」という音楽CDがイギリスから発売されました。
作曲したのは、ワシントン・ナショナル交響楽団などで活躍したチェリスト、デヴィッド・タイ氏。
タイ氏は動物学の研究者と一緒に猫の聴覚を研究しながら曲を作ったそうです。
その研究では、「動物の種別ごとに音の好みがある」ということが分かっています。
人間は胎内で聞こえてくる音や生まれたばかりの頃に聞いていた音に安心するのですが、猫は胎内では音を知覚せず、生まれた後にはじめて聴覚が発達するという理論を発見しました。
「Music for Cats」は、この理論をもとに作曲されたものです。
子猫が母猫のおっぱいを飲むときの音、猫がゴロゴロのどを鳴らす音、鳥のさえずり、親猫の声などを楽器で表現し、その音を組み込むことで、猫がリラックスして聴ける音楽に仕上げているのです。
(アルバムに収録されているのは全5曲です)
研究では、この猫用の音楽と他の音楽をそれぞれ2つのスピーカーから流したところ、猫用音楽のほうにより早く、多くの猫が集まったという結果が出ています。
猫が注目する音楽ってことでしょうか。
猫も犬も、飼い主さんが普段聞いている音楽を好むようになる、という話もあります。
つまり、音楽の好みが飼い主さんに似てくるというのです。
ですが、猫にも好き嫌い、趣味の違いがあるのでは・・・。
ロックが好きな猫がいたらたまげる!
まさか、ハードロックは聞かないだろうな!
やっぱりJポップかな?
演歌好きの猫なら鰹節(?? 意味不明)
我が家のチャミーは私がMay.Jをかけると、ゴロンとして「癒されるニャ~」ってな感じで聴いています。
(本当かいな~?)
落ち着きのない猫、保護猫を引き取ったばかりでその家に慣れていないとき、なんらかの理由でストレスが溜まった猫などに「Music for Cats」をかけてあげるのもいいかもしれません。
〈猫の豆知識〉
「猫だって音楽を好む!」
【猫を可愛く撮るために】
SNSなどで自慢の猫をアップする。
流行りですね!
でも、撮影には注意が必要です。
猫が暗いところにいると、瞳孔が開いて黒目がちに写って可愛いけれど、光量不足でよく映らない。
フラッシュを焚くと目がピカーンとなってしまう。
大量に撮影し、良いものだけ残す、という人もいるようです。
暗いところ、夜間の撮影には猫撮影が難しいものです。
だからこそ、猫の目の構造を知ることが必要となります。
ご存知のように猫は夜行性と思われています。
(うちの猫は夜になると寝る、という猫もいると思いますが・・・)
ですが、それは少し誤解なのです。
実は、猫は夜行性ではなく「薄明薄暮性」なのです。
「薄明薄暮性」とは、主に明け方(薄明)と薄暮(夕暮れ)の時間帯に行動するようになる性質のことです。
「薄明薄暮性」は、いわば昼行性と夜行性に対比する言葉なのです。
薄明るい月夜にも活発になります。
なので、飼い主さんよりも早く起きて、「起きろニャ~」「腹減ったニャ~」とお寝坊な飼い主さんに催促したりするのです。
こうした習性のため、暗闇でも物が見えるように猫の目は進化したのです。
猫の目は、暗いところでもわずかな光を倍にする反射板のような仕組みになっているのです。
ですから、強い光は跳ね返してしまうのです。
基本的に猫の撮影にフラッシュは厳禁です。
くれぐれも正面を向いている猫にフラッシュを焚くのは止めましょう。
猫の目によくありません。
余談ですが、夜行性動物であると説明される多くの動物が、実際には「薄明薄暮性動物」なのです。
〈猫の豆知識〉
「猫は夜行性ではなく、薄明薄暮性なのです!」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
