2019年06月11日

『猫の防災(大規模災害)』





猫の防災(大規模災時の避難について)



【災害に備えるのは人間だけじゃない】

災害はある日突然やってきます。

地震、豪雨、竜巻など、いつでも起こりうることです。


そんな災害時にペットのことをどうするかということは、ペットを愛する飼い主さんにとってはたいへん気になることだと思います。


自宅が壊れて住めなくなるほどの災害に見舞われたら、避難所に身を寄せることになります。

そのときの大前提は「人命最優先」であることは誰もが納得することでしょう。


でも、ペットの命も助けたい、ペットと一緒に避難したい、そう願うのが飼い主さんの気持ちであることも間違いないでしょう。



【ペットと一緒に避難する】

現在では、環境省も「人とペットの災害対策ガイドライン」で「飼い主はペットと一緒に避難する同行避難が原則」と提唱しています。


同行避難とは、ペットを連れて逃げることです。

ですが、愛猫を連れて避難所にたどり着けても、生活はどうなるのか心配ですよね。

ペットと引き離されてしまうのか、ペットと一緒にいられるのか、不安だと思います。


飼い主とペットが一緒に生活できることは「同伴避難」と呼ばれ、同行避難とは区別されています。


避難所には、「ペット可」と「ペット不可」があります。

自宅周辺の避難所のどこが「同行可」なのか。

そのなかに「同伴可」はあるのかは、事前に各自治体に問い合わせてみる必要があります。



【ペットと離ればなれとなると心身を壊すケースも】

こうした災害時に、ペットと離ればなれとなったことで心身を壊す飼い主さんも多いようです。

出来る限りペットと飼い主さんが一緒に避難生活をすることが、飼い主さんの不安を取り除きペットの保護にもなります。


問題は、避難所には動物が苦手な人やアレルギー体質の人もいることです。

こうした人の心情や生活の質も尊重されなくてはならないのです。

そうでなくても避難所での生活は非常にストレスがかかります。

まったくの他人が集団生活をすることでプライバシーもほとんど守れない。

ペットと一緒に避難できても、鳴き声や匂いなどがクレームになる。


周囲に遠慮して、飼い主さんが車中生活を続けてエコノミークラス症候群になった事例もあります。


「同行避難」でペットと一緒に避難できても、ペットだけ一時預かりのシェルターに収容されたりして、引き離されてしまうケースは多いようです。


東北の災害時では、家族同然のペットと離ればなれになったことで精神的な支えを失い、生きる気力まで奪われてしまった人や、心身を壊す被災者が多く出たと報告されています。


こうしたことを考えると、ペットと飼い主は災害時のような大変なときこそ一緒にいなければだめだと言えます。

避難した人の健康と生きる気力を維持するためにも、ペットは飼い主と共にあるべきなのです。


こうした事は自分の自治体を含めて、ペットと一緒に避難出来て、なおかつ他の避難者に迷惑をかけない方法や施設などの対策を立てる必要があると思います。



【飼い主に求められる災害時の「かきくけこ」】

「か」

飼い主のマナーと自覚。

愛猫の命は飼い主の責任です。

「この子は私が守らねば」という自覚を持つことが大切です。


「き」

キャリーバッグ。

キャリーバッグは猫を確実に守るためには必須です。

タイプはいくつかありますが、大切なことは猫が逃げ出さないように、しっかり閉じられることです。破けていたり、締まらなかったりすると逃げ出してしまいます。

できるならハードタイプがおすすめです。


「く」

薬やごはん。

高齢の猫や病気療養中の猫は注意が必要です。

通常服用している薬や療法食など命にかかわるものは必ず備蓄しておく必要があります。

災害支援物資としては、猫の薬などは期待できません。

飼い主が準備する必要があります。


「け」

健康管理。

伝染病にかかっていたり、ワクチン未接種だったりすると、避難所や病院で受け入れてもらえないことがあります。

いつどこに預けることになっても大丈夫なように、避妊、去勢、ワクチン接種は確実にしておくことが重要です。


「こ」

行動・しつけは飼い主の責任。

避難生活では迷惑にならないことが大切です。

「暴れない」「叫ばない」猫にするためには、最低でもキャリーバッグに慣れさせておくことが必要です。

他人の気配や少々の物音にも動じないようにするためには、幼少期に家族以外の人と接したり、車に乗せるなどの経験をすることが大切です。



【愛猫を確実に守る備えを】

飼い主と離ればなれとなった猫が保護されたとき、もっとも困るのが「野良猫なのか」「飼い猫なのか」が判然としないことです。

マイクロチップや迷子札がついていると、再会できる可能性は格段に高くなります。

猫の名前、飼い主の名前、連絡先がわかるようにしておくことが重要です。


ペットのための準備は、飼い主にしかできません。

想像力を働かせて、防災のシミュレーションをしておくことが大切です。



ペットを救うことは、人を救うことになる。

人を救うためには、ペットと共にあることが大切。

こうしたことが災害時において常識となる社会となることを望みます。



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ハグペットを持って避難できれば、いなくなった猫を探す助けになります。

また、飼い主さんの心の支えにもなります。









posted by チャミーの父ちゃん at 08:51| Comment(0) | ペットの防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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