
虐待された茶トラの『むう』君が保護されたのは7月のことだった…。
今年7月下旬、滋賀県内で動物の虐待・虐殺などが相次いだ。
そんななか、虐待されて傷ついた茶トラの子猫『むう』君が保護された。
むう君の背中には切り傷、下半身が動かない状態で発見された。
むう君を保護して動物病院に連れて行ったのは『もよまま』さん。
『もよまま』さんは、滋賀県、京都府などで小動物の保護活動を行っている。
むう君の症状は深刻だった。
レントゲン検査の結果、胃の中には石や砂が隙間なく入っていた。
動物病院の獣医師からは、「人為的虐待に間違いない」と告げられた。
もよままさんは、むう君を引き取り、介護・看病をつづけた。
だが、それは猫好きの人でもなかなかできない苦労の連続だった。
以下「もよままさんのブログ『滋賀でモルモット(他いろいろ)の保護主してます。』より引用。
「保護時、それはもう苦労した。(今だから言える)
圧迫排便時お腹に砂と石あったから断末魔の様な叫び声。
お次はお尻ひきずるもんやから帰って来たら毎日部屋う〇こまみれ…。
う〇こまみれになるからおしり洗うと気が狂ったように咬まれる…。」
苦労したんやな~!
大変やったな~!
でも、
「今そんな面影全くありません。
手がかかった子程可愛い。絆も深くなる。
毎日今一緒に寝てる。うちは保護っ子とうちの子、て同じ扱い。同じ気持ち。」
むう君に里親さんが決まる
虐待されてさんざん苦痛を味わったむう君に里親さんが決まりました。
(このことは、私の別ブログを見たもよままさんから直接連絡(コメント)をいただきました)
むう君の譲渡は11月末とのこと。
もよままさんとむう君が過ごしたのは5カ月。
だけど、月日の長さで愛の価値は決まらないと私は思う。
もよままさんはむう君を手放す心境をブログでこう言っています。
以下引用
「このおかーちゃんならうちよりももっと幸せになれるよ、て心から思う。
君たちが天寿を全うする時『このおかーちゃんでよかった、このおかーちゃんに出会う為に産まれたんだ』て思える自信がある」
「精一杯愛情かけました。精一杯育てました。『もよままに捨てられた』じゃなくて『宇宙一幸せになれる!!』その気持ちが他の誰かじゃなく、2匹に伝わる事を今は切に願う。」
「辛い思いした分、最高の幸せをどうか…どうかこの子達に。」
「だからね、最高の里親さんにバトンタッチします。」
むう君は11月18日去勢手術をし、30日に里親さんのもとへ行くそうです。
なお、むう君の去勢は、潜伏睾丸のため回復オペとなってしまったようです。
むう君、よく頑張りました!
むう君へのメッセージ
むう君へ
よく頑張りました!
よく忍耐しました!
あなたのことを思うと、胸が熱くなります。
むう君はすでに幸せです。
もよままさんに育てられたことは幸せの時間です。
里親さんと過ごすこれからの人生(猫生)もきっと幸せいっぱいです。
むう君に幸あれ!!
猫(ペット)と人間の絆とは?
猫や犬などのペットって不思議です。
人間が一方的に世話をしているはずなのに…。
可愛がっているのは人間なのに、愛情を注いでいるのは人間のはずなのに…。
なのに、ペットはそれ以上の愛情で応えてくれます。
飼い主がかけた愛情と同等かそれ以上の「癒し」「元気」「喜び」「笑い」、そして「生きる力」を与えてくれます。
ペットは決して人間を裏切りません。
猫も犬も、幸せになるために生まれてきた!
そう信じたい。
最後に、もよままさんへのメッセージ
もよままさん、よく頑張りました!
むう君は、捨てられたなんて考えませんよ!
大丈夫!大丈夫!
新しい里親さんと暮らしても心の中に、もよままさんと暮らした5カ月はしっかりとむう君の心の中にある“愛情の箱”に納められています。
影ながら、もよままさんを応援しています。
(別名、世直しご意見番(tsubasa)より)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
