【愛犬は飼い主とシンクロする?】
こんなことありませんか?
飼い主さんが横になって眠ると、愛犬も横に来て同じような姿勢で寝る。
飼い主さんがあくびすると、愛犬もあくびする。
飼い主さんがテレビを観ていると、愛犬も同じようにテレビを観ている??
飼い主さんと飼い犬のあいだでは自然と行動やタイミングがシンクロすることがあるのです。
自然に起こるシンクロもありますが、実は犬は意図的に飼い主さんを真似ているのです。
つまり、犬は意識的にシンクロさせているのです。
もともと子犬は親や兄弟の行動を模倣して学習する習性があります。
実はそれが人間(飼い主)でも同じなのです。
それを証明する実験があります。
フェンスを迂回しないとエサが見つけられない状況を作り、1回目は人の模範演技なし、2回目は人の模範演技ありで犬にエサを探させました。
すると、2回目のほうがエサを見つけるまでの時間が短縮されたのです。
また、スライド式ドアを開ける際、飼い主が手を使う模範演技を見せると犬は前足を使い、飼い主が頭を使うと犬も頭を使うことが多かったという実験結果が出ています。
だから、飼い主さんが外出中に閉めていたドアを開けておやつなどを盗み食いするなどが起こるのです。
(ネコも飼い主さんの行動を見て学習していると思われます)
犬は飼い主さんの行動を見て真似している(学んでいる)のです。
〈犬の豆知識〉
「犬は飼い主さんの行動を見て学習している!」
【飼い犬と飼い主は性格が似る?】
ウィーン大学が132組の飼い主とその飼い犬を調べたところ、驚くような結果が出たと言います。
それは・・・。
「神経質な飼い主の飼い犬は、やはり神経質」
「リラックスした飼い主の飼い犬は、やはりリラックスしてフレンドリー」
犬の性格は、もともと持っている先天的な気質にくわえ、後天的な経験が影響を及ぼします。
後天的な経験とは、主に飼い主さんの「接し方」です。
いつもリラックスした雰囲気で接せられれば犬ものびのびとリラックスする傾向を身に付ける。
逆に、イライラや神経質、悩みや不満を常に抱えたままで接せられれば、犬も神経質、情緒不安定になります。
もう一つ面白いことがあります。
それは、飼い主が愛犬の性格を判断する際は、客観的な判断ではなく、「自分(飼い主)の投影」という現象が起こることです。
(投影とは、自分の姿や感情を相手の中に見るもの)
つまり、安定した性格の飼い主は飼い犬を安定した性格と見なし、不安定な性格の飼い主は飼い犬を不安定な性格と見なすのです。
後者の場合、犬の問題行動を犬のせいと捉える傾向があります。
飼い犬に問題があった場合、飼い主さんが脚下照顧する必要があるということでしょう。
犬は飼い主を映す鏡だということを忘れてはいけません。
〈犬の豆知識〉
「愛犬は飼い主を映す鏡!飼い主の性格が飼い犬に伝播する!」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
