【犬の睡眠】
「ヒィ~」「クオーン」と飼い犬が変な声を出している。
びっくりして、サイレンをピーポーピーポー鳴らして駆けつけてみると・・・。
寝ている。
よく見てみると、手足をパタパタさせて「ヒン、ヒン」苦しそうにしている。
寝言か~!
びっくりさせんなよ~!
って、な感じですね!
そんな経験したことありませんか?
実は、犬も人間と同じようにレム催眠とノンレム睡眠を繰り返していることが分かっています。
レム睡眠中は脳が覚醒に近い状態になっていて、眼球が動いたり足や尻尾が動いたり寝言を言ったりします。
人間はレム睡眠中に夢を見ていることが多いため夢見睡眠とも呼ばれていますが、犬も人間と同じようにレム睡眠中に夢を見ているのではないかと言われています。
さらに、犬は学習したことをレム睡眠中に再体験することで学習を定着させているとも言われています。
これを裏付ける実験があります。
犬にある動作と言葉を結び付けて覚えさせるというトレーニングを行い、その後3時間睡眠させてから再度テストをしたところ、睡眠前より睡眠後のほうが成績が良かったという結果が出ています。
愛犬の覚えが悪いとお悩みなら、昼寝をさせてみるのもいいかもしれません。
〈犬の豆知識〉
「犬も睡眠中にいろいろ夢を見ている!」
【犬の求愛】
散歩に行く犬の楽しみは、「他の犬のニオイを嗅ぐこと」なんです。
オシッコの臭いは犬にとって名刺代わりで、自分の縄張りを主張するためのツールです。
さらにメス犬にとっては、発情を周りに知らせる手段にもなっているのです。
発情期に入るとメス犬はフェロモンが含まれるオシッコをあちらこちらに残し、それを嗅いだオス犬は「あの子が発情した!」「急いで側に行かなくちゃ!」となるのです。
また、他の犬のオシッコの上から自分のオシッコをかける「上塗り」は、犬を含めイヌ科の動物に見られる行動です。
自分の臭いで上塗りすることで相手の臭いを消し、自分を主張するのです。
地位の低い犬がオシッコをしているすぐ後ろで地位の高い犬が待機し、すぐにオシッコの上塗りをすることもあります。
これを「オシッコ合戦」と言います。
メス犬のオシッコにオス犬が上塗りするのは、求愛の意味があるのです。
狼の世界では、この行動はつがいの形成や求愛を意味するのです。
散歩中のオシッコには、縄張りの主張と求愛の意味があるのです。
あなたの犬がどちらの行動をしているのか、見分けがつきますか?
今度、散歩に行ったらよく観察してみるのもいいかもしれません。
〈犬の豆知識〉
「犬のオシッコは縄張りの主張と求愛の意味がある!」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
