
【せっかくシャンプーしたのに・・・】
シャンプーした後に散歩に連れて行ったら・・・。
ゴロンゴロンと地面に寝転んで泥だらけ。
なんてことありませんか?
人間にとってシャンプーでキレイになることは気持ちのいいもの。
ですが、犬にとってみればあまり居心地のよくないものなのです。
それは自分のアイデンティティーである体臭が薄くなり、さらに犬にとってはまったく価値のないシャンプーの香りもついてしまって、自分が自分でなくなったような気がするのです。
だから、なじみのなる自然のにおい(土など)をつけて居心地の悪い状態をなんとかしようと思うのです。
土ならまだいいですが、悪臭を放つ排泄物や生ごみなどの上でわざわざ転がってニオイをつけることもあります。
この行動の理由は明らかになっていませんが、狩りの際に、強いニオイで自分のニオイをカモフラージュするためと言われています。
特に犬が好むのは、“干からびたミミズの死骸のニオイ”です。
恍惚状態になってミミズの上でゴロゴロし、挙句の果てに食べてしまうことも・・・。
シャンプーは散歩後にしましょう!
〈犬の豆知識〉
「犬にとってシャンプーのニオイはアイデンティティーの喪失。はやくいつもの自分に戻りたくなる!」
【犬は臭いものが好き?】
犬のイタズラで多いのが飼い主さんの靴やスリッパを噛んでボロボロにする。
どうしてそんなことをするのでしょうか?
歯ごたえがたまらない、中敷きを引っ張り出すのが楽しい、とか・・・。
実は、犬は臭いニオイが大好きなのです。
ですから体臭の強い男性の、それも蒸れた足のニオイが大好物です。
人間でも臭いと感じるのに嗅覚の優れた犬は臭いニオイがきつくないのか?
犬は汗などに含まれる酢酸を人の一億倍の鋭さで嗅ぎ分けられます。
ですが、これは酢酸を一億倍強烈に感じてしまうわけではありません。
人が感じ取れる限界の薄いニオイを、さらに一億倍薄くしても嗅ぎ分けられる、ということなのです。
犬は、飼い主さんのニオイがついたものが大好きなのです。
〈犬の豆知識〉
「犬は飼い主さんのニオイがついたものを嗅ぐのが大好きなのです!」
お読みいただきありがとうございました。
