2019年06月17日

『犬の病気(胃捻転)』





犬の病気(胃捻転)

【大型犬に多発する病気】

大型犬に多発する胃がねじれる病気です。

膨らんだ胃がねじれて戻らなくなります。

小型犬や猫でも起こることがあります。


この胃捻転は緊急性が高く、命に関わる可能性のある恐ろしい疾患です。

発症してしまった場合には、迅速な対応が必要となります。

飼い主さんとしては、万が一に備えて病気の知識を得て置く必要があります。


【症状】

一般的には、食後数時間以内に発症します。


落ちつきがなくなり、何度も吐く動作を繰り返します。

胃がねじれているので、何もできません。

そのうち、胃がだんだんと腫れてきます。

誰が見ても腹部の上の方が腫れているのがわかります。

放置しておくと命に関わります。

胃がねじれると血管もねじれるので、脾臓、胃、腸などに血が通わなくなり壊死してしまいます。


次の症状があったら胃捻転を疑ってください。

・腹部が見た目でわかるほど腫れている。

・腹部を触ると痛がる。

・嘔吐する。

・ゲップを頻繁にする。

・水を大量に飲む。

・食欲不振。

・腹部を頻繁になめる。

・落ち着きがなくウロウロする。

・呼吸が荒くなる。



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【原因】

明らかな原因は不明です。


何らかの原因によって胃がねじれることで、胃の内容物が発酵し、ガスを発生させて胃に充満することで、胃が捻転してしまうのです。

このとき周りの臓器が圧迫されて壊死するなど、全身への影響を及ぼす可能性があります。

最悪の場合、死に到る危険性を帯びた恐ろしい病気です。


〈胃捻転の原因となり得るもの〉

・食後すぐに運動する。

・早食いである。

・水を一気に大量に飲む。

・胃でガスが発生しやすい食べ物を摂取する。

・ストレス。

・遺伝。

・加齢。



【治療】

胃にチューブを入れる方法か、太い注射針などを胃に刺して空気・ガスを抜いて減圧します。


重症であれば、胃の捻転を戻す手術をしなくてはいけません。

開腹して胃の状態を見て、胃を元に戻し、胃のなかのガスを抜きます。

ただ、胃を元に戻した場合、約8割の確率で胃捻転は再発すると言われています。


手術をしたからといって必ず治るわけではありません。

そのまま亡くなることも多くあります。



【予防】

「食後の運動を避ける」

まず徹底したいのは、食後すぐに運動をさせないことです。

フードを与える時間は、必ず散歩の後や運動をした後にする工夫をしましょう。

食後の数時間は安静にさせましょう。


「食事回数を見直す」

食事の回数を分けることも有効です。

1日数回に分けて与えることが、予防策となります。

また、消化しやすい物にすることと野菜を加えることも効果的です。


「早食いや水のガブ飲みを防ぐ」

フードを与える食器には、浅めの大きな皿や早食い防止用の皿を選びましょう。

愛犬にあったサイズの食器を選んでください。



【かかりやすい犬種】

一般的に、コリー、秋田犬、ジャーマンシェパード、ボルゾイなどの大型犬がかかりやすいです。

他にもコリー、ラブラドールレトリーバー、ミニチュアダックスフンド、ペキニーズ、スパニエルなどが胃捻転の好発品種と言われています。


痩せて栄養状態の悪い犬もなります。



【早期発見のポイント】

・食後の運動で胃の辺りが腫れる。

・吐く動作をするが、何もでない。

・落ち着きなくうろうろしている。



どんな病気でもそうですが、飼い主さんの日頃の観察がとても大事です。

そのためにも、犬の病気に関する知識を得ておくことが必要となります。


お読みいただきありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 08:15| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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