2019年06月20日

『犬の病気(糖尿病)』




犬の病気(糖尿病)


【犬の病気(糖尿病)】

糖尿病とは血糖値を制御すべきインスリンがうまく作用できないため起こる代謝の異常です。

人間の生活習慣病の代表格ですが、犬にも増えています。


動物は、食べたものをブドウ糖に分解してその場で使わないものを蓄えます。

その時に、すい臓から分泌されるインスリンが不足すると、尿から糖がでます。

犬の場合、すい臓の異常によってインスリンが出ていないインスリン依存型糖尿病と呼ばれるタイプがほとんどです。


糖尿病の発症のピークは中年以降(7~9歳)で、4歳~老齢期までが好発年齢です。

オスよりメスの方が2倍かかりやすく、特に避妊していないメスはリスクが高いです。


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【症状】

糖尿病になると、異常に水を飲み、大量にオシッコをするようになります。

つまり多飲多尿という症状が出てきます。


体内に溜まった糖分を出すのに大量の水が必要になるのです。

糖尿病により高血糖になっている犬は、とにかく大量の水を欲しがります。


その他には、異常な食欲と体重減少、太鼓腹などが見られます。


若いときにふっくらしていた犬が、ちゃんと食事をしているのに痩せてくると糖尿病が疑われます。

初期症状の段階で気がつかないと、食欲不振、腰のふらつきなどが出てきて、危険な状態で病院に行くことになります。



【原因】

人間同様、肥満が一番の原因です。

その他にもまれに、ストレス、遺伝、発情、腫瘍、ウイルス感染などで糖尿病になる場合があります。



【治療】

血糖値が180以上になると、糖尿病が疑われますので、定期的に血糖値を調べることが大切です。


初期は食事療法でも治療できます。

初期のうちなら、体重をコントロールしてもらうと、治ることもあります。

ですが、飼い主が異変に気がついて病院に連れて行ったときは、もうインスリンを打たないといけない状態まで病気が進んでいるケースが多いです。


インスリンを打たないといけない糖尿病をインスリン依存型糖尿病といいます。

そうなると、飼い主が毎日、1~2回インスリンを打たないといけません。

完治は難しいので、一生打ち続けることになります。


肥満がインスリンの作用を弱めているので、肥満を解消すれば、血糖値も下がります。


死に到る可能性のある危険な病気なので、糖尿病が疑われる場合は、早急に病院に連れていきましょう。



【予防】

一般的には、肥満によってなる生活習慣病なので、太らせないことが重要です。


犬の場合は、避妊・去勢手術をするとどうしても太りやすくなるので、シニア期に入ったら若いときと同じように食べさせるのは良くありません。

くれぐれも太らせないように食事管理が大切です。


メス犬の場合は、避妊手術をしておくことでかかりにくくなります。

老犬の場合は、心臓や関節が弱っているので、運動で体重を落とすのは困難です。

食事管理がいちばんです。


ただ、食事管理だけで体重を落とすと、筋肉も落ちてしまいます。

無理をしない程度に運動をさせることが必要です。

バランスボールに乗せるだけでも、インナーマッスルが鍛えられます。


まずは食事管理、そして、その子にあった運動が大切なのです。



【かかりやすい犬種】

糖尿病にかかりやすい犬種は、比較的小型犬が多いです。

マルチーズ

シーズー

チワワ

ポメラニアン

ミニチュアダックスフンド


小型犬に多い理由は、比率の問題です。

小型犬は、室内飼いの場合が圧倒的に多いので、家族の人が食事の度に何か与えると、すぐに肥満になります。



【早期発見のポイント】

・肥満傾向にある。

・水をよく飲み、オシッコもよくする。

・急に痩せてくる。

・動かなくなる。



糖尿病は、太らせないことが何よりも重要です。


飼い主は、「可愛いから」「欲しがるから」と思って、ついつい食事を上げ過ぎてしまいます。

そこをグッと我慢して、食事管理することが愛犬の糖尿病を防ぐことになります。


どんな病気でもそうですが、飼い主さんの日頃の観察がとても大事です。

少しでも気になることがあれば、早めに診察をうけましょう。


お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 08:16| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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