2019年06月30日

『犬の病気(肛門のう炎)』




犬の病気(肛門のう炎)


【犬の病気(肛門のう炎)】

肛門のう炎は、ニオイ袋が炎症を起こす病気です。


お尻にあるニオイ袋(肛門のう)に細菌(主に大腸菌)が入って、炎症を起こす病気です。


「お尻から血が出ている」「お尻の穴が2つになってしまった」と驚いて、飼い主さんは病院に連れて行くことがあります。

突然起こったように見えますが、実は肛門のう炎は日頃から徐々に進行しているかもしれない病気です。



【症状】

・お尻を気にして床にこすりつけたり、お尻をなめたりします。

・症状が悪化すると、腫れて痛みが激しくなり、飼い主が患部付近を触ろうとすると怒る。

・デリケートな子は、食欲が落ちたり吐いたりします。

・排便が困難になる。

・肛門のうが破れて膿や血が混じって分泌物がたくさん出る。


炎症がひどくなると、お尻から出血したり皮膚炎を起こしたりしますが、症状が著しい場合は肛門のうが腫れてしまって周囲の皮膚がもりあがり、触ると痛がるようになります。

ひどい場合は、皮膚を破って破裂してしまい、お尻の皮膚に穴があいて出血や膿のようなものが出てきます。



【原因】

年齢を重ねると肛門括約筋の収縮力が低下してきます。

それで肛門のう(肛門の周り、時計でいうと、3時と9時ぐらいのところにある)を絞る力が弱まり、内部に分泌物が溜まりやすくなります。


分泌物が溜まってくると肛門のうの導管や開口部が詰まるため、肛門のう炎が起こります。


下痢などが続いて、細菌感染が起こり、発症することもあります。


小型犬や中型犬などは、肛門腺を絞り出して排出する力をもっていません。

下痢や便秘などの体調不良、ストレス、加齢による代謝の変化、太りすぎなどの要因が分泌物の性情変化や排泄不良をもたらして肛門のうに過剰な貯留を引き起こします。

この状態を長く放置しておくと細菌感染が加わり肛門のう自体が炎症を起こします。



【治療】

軽度なものは後世物質による内科的な治療で化膿を抑えます。


肛門のうを絞り、分泌物を排出させます。

赤く腫れているときは抗生剤を投与します。

肛門のうが破裂した場合は、洗浄してレーザーで消毒します。

裂けたところが大きいと縫合しないといけないこともあります。


化膿が進行して肛門のうに膿の溜まりが著しいときには外科的に処置を行って排膿・洗浄を行う必要があります。

早めに発見できれば麻酔をかけることもなく簡単な処置で済むこともあります。

また治癒すれば破れてしまった肛門腺も再生します。



【予防】

普段から肛門周辺をよく観察し、定期的に肛門のうを絞ることです。

1ヶ月に1回くらい肛門腺を絞り出してあげれば大丈夫です。

絞り方のコツとしては肛門の4時付近と8時付近の方向に袋があるので、ブドウをつぶすくらいの力で、奥から手前に絞り出す感覚です。


肛門のうは再発が多い病気です。


去勢手術をしておくと肛門のう炎になりくにいです。


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【かかりやすい犬種】

トイプードル

チワワ

などの小型犬に多く見られます。



【早期発見のポイント】

・肛門をこする。

・肛門をやたらとなめる。

・便が細くなる。


日頃から愛犬をよく観察しましょう。

どんな病気でも、早期発見が第一です。


お読みいただきありがとうございました。







posted by チャミーの父ちゃん at 07:48| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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