2019年06月18日

『犬の病気(肝炎)』






犬の病気(肝炎)

【大型犬に多発する病気(肝炎)】

肝臓の代謝がうまくいかなくなる疾患です。


肝臓は、糖質、タンパク質、脂肪の代謝をするところです。

つまり、合成、貯蔵、分解をしているわけです。

その他にも、有機物を無毒化したり、ビタミン、ホルモンにも関係しています。

こうした肝臓の機能がうまく働かなくなる疾患です。


肝臓の疾患は症状が現れにくく、症状が出たときにかなり進行していることも多いです。

なかには黄疸がでるまで変わった様子を見せない犬もいます。

そのため、肝臓は「沈黙の臓器」などと呼ばれるのです。



【症状】

食欲不振、嘔吐、下痢などが観察されます。

胆管も侵されると黄疸がでることもあります。

目の白い部分が黄色くなり、口の粘膜は黄色い絵の具を塗ったようになります。

さらに危険な状態になると、目に落ち着きがないなどの中枢神経障害がでます。

慢性肝炎になると、食欲不振、元気がないなどの症状がでます。

腹部を押すと嫌がります。

体重も減ってきます。


重症になると肝性脳症(肝臓の機能低下により、よだれやふらつき、元気消失、徘徊、旋回行動、痙攣発作、昏睡などの神経症状を起こすこと)などがみられ、死に到る場合もあります。


慢性肝炎においては、特徴的な症状はなく、慢性的に食欲不振、元気消失などが見られます。

肝炎がさらに進行すると、肝性脳症や肝硬変、黄疸や腹水、血液凝固異常などが見られ、やはり死に到る場合もあります。



【原因】

肝炎には、急性と慢性があります。

急性の原因には、ウイルス、細菌、寄生虫、カビなどがあります。

慢性肝炎は、急性肝炎から進行してなります。



【治療】

一般的には強肝剤の投与や不足しやすいビタミンの補給、下痢をしている場合は下痢止め剤の投与、黄疸を起こしている場合は利胆薬の投与。

脱水時には点滴による輸液などを行います。

その他、さまざまな症状に応じて抗生物質の投与等対症療法を行い、飼育管理を良好にして食事療法を行います。


急性の場合は、最初の2~3日は食事を止めて点滴を行います。

これで水分と電解質の補給になります。

肝性脳症の原因となるアンモニアを少なくする治療も重要です。



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【予防】

早期発見、早期治療が大切です。

定期的に血液検査などを含めた検診を受けることが大切です。

自宅で出来ることは、食欲、嘔吐などのチェックを行います。

また、「犬伝染性肝炎」はワクチン接種で防げる病気です。


他には、良質のフードを与えることです。

細菌やウイルスによって肝炎を引き起こすので、きちんと予防接種(ワクチン)を受けて、定期的に血液検査を受けましょう。



【肝炎にかかりやすい犬種】

遺伝によって肝炎にかかりやすい犬種があります。

・アメリカン・コッカー・スパニエル

・ドーベルマン

・ラブラドール・レトリーバー




【早期発見のポイント】

・散歩を嫌がる。

・目が黄色い。

・白目になる。

・嘔吐する。

・よく水を飲み、よくおしっこをする。

・寝てばかりいる。

・体重が落ちる。


少しでも異常があれば、動物病院で診察を受けましょう。


お読みいただきありがとうございました。







posted by チャミーの父ちゃん at 08:11| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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