
【犬は飼い主を忘れない?】
「犬は一度受けた恩を忘れない」と言われていますが、本当でしょうか?
飼い主さんと長い間会っていなかった犬が、飼い主さんと再会したときにちゃんと覚えているでしょうか?
アイルランドで行われた実験では、生後8~12週齢の子犬を母犬から引き離し、2歳になったときに再会させたところ、母犬と子犬はお互いの存在を認識できたといいます。
泣けるで~!
しかし、実験のためにそんなことするのは、かわいそう!
犬もたまらんな!
実は、些細な出来事などは短時間で忘れてしまう犬ですが(短期記憶)、飼い主さんや母犬など必要な存在は長期間覚えていられるのです。
以前、このブログでも紹介しましたが、兵役にいっていた飼い主さんが戻ってきたときの犬の喜びようといったらなかったですね!
犬は30分飼い主と離れていただけで再会時に喜びを感じるのです。
さらに離れていた時間が長いほど、喜びも大きいのです。
けなげよの~!
愛犬は飼い主さんが思っている以上に、飼い主さんを愛しているのです。
〈犬の豆知識〉
「犬は大好きな飼い主のことをずっと覚えている!」
【肉球の臭いは犬の個性】
愛犬をかわいがる飼い主さんの楽しみのひとつに愛犬の“ニオイを嗅ぐ”ということがあります。
(これは猫を飼っている人も同じようです)
愛犬のニオイで特に注目すべきは、肉球の香ばしいような不思議なニオイです。
人によっては、「ポップコーンのニオイ?」「アーモンドのニオイ?」に似ていると思うようです。
犬のニオイは全身にある分泌腺から出る分泌物と皮膚の常在菌が混ざり合って作られます。
(人間は他者の個体識別を視覚(見た目)で判断しますが、犬や猫はニオイで個体識別するのです。)
ですから、犬がひなたぼっこをしていると、これらが太陽光線によって一部殺菌されて香ばしいニオイになると言われています。
面白い実験があります。
飼い主さんが愛犬のニオイを嗅ぎ分けられるかどうかを試した実験です。
実験前1カ月間、犬を洗わないでおいて、三夜連続で愛犬が使用した(その上で寝た)毛布を用意する。
飼い主は目隠しした状態で愛犬の毛布と別の犬の毛布を嗅ぎ、どちらが愛犬のものか当てるという実験が行われました。
さて、どうなったでしょう?
人間は犬ほど嗅覚が優れていません。
あまり当たらなかった、と思うでしょう?
実は、正解率は88%もあったそうです。
ほとんどの飼い主さんが愛犬のニオイを嗅ぎ分けた、ということです。
これも愛犬への愛ゆえでしょうか?
〈犬の豆知識〉
「犬はニオイで個体識別できる。犬の個性はニオイに現れる!」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
