2019年07月20日

『老犬の日常生活の注意点』




老犬の日常生活の注意点!


【犬にもバリアフリーの環境を】

人間の場合は、バリアフリー住宅というものがあります。

老犬にもそのような環境があることが愛犬を守ることになります。


若くて元気なときは、庭などの屋外で飼うのもいいでしょうが、老犬になってきたら、やはり室内飼いをおすすめします。

長年外で飼っているのに、いきなり室内飼いは難しいかもしれませんが、それにはちゃんとした理由があります。


老いを迎えると、犬は寒暖差に耐えられなくなり、暑い日が続くと熱中症になりやすく、寒い日が続くとすぐに肺炎になってしまいます。


また、若いときだったら平気で飛び越えていた庭の凸凹にもつまずくというような現象も起きてきます。

そうなると、骨折する危険も増えます。

目も加齢にともない白内障になることも多いので、視力も落ちてきて、障害物にぶつかることも多くなります。

それで目を怪我したり、他のところを傷つけたりします。

ですから、老犬になったら室内飼いをおすすめします。



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【床の注意点】

老犬にとってどんな床が望ましいのでしょうか?


理想は滑らずに歩くことができ、温かみがあることです。

できれば絨毯を敷き詰めることです。

ただし、今はハウスダストなどの問題から絨毯よりフローリングの方が多いと思います。


フローリングの利点は、オシッコなどを漏らしたときにすぐに処理できて、掃除がしやすいということです。

足腰がしっかりしているときは、フローリングでも問題がないのですが、老犬になると後ろ足のふらつきが出てきます。

そうなると滑るフローリングでは怖がって歩かなくなります。


もし、そうなったら床に洗うことのできる毛布、絨毯などを敷き詰めてすべらないようにしてあげましょう。

犬用の滑り止めワックスなども市販されていますので利用するのもいいでしょう。



【段差の注意点】

まさにバリアフリーが理想です。

ワンフロアーに敷居などの段差があると、つまずいて転ぶ危険があります。

前足はそうでもありませんが、股関節に炎症を持った老犬が多くなるので、犬自身は足を上げているつもりでも、後ろ足がついていかずに腰砕け状態になります。

そうなると引っかかって倒れたりします。

家がバリアフリーでない場合は、毛布やバスタオルを敷いて、段差のない環境を作ってあげましょう。

段差を緩やかな傾斜にかえる家具なども売っています。

すべりにくい素材を使いましょう。



【階段の注意点】

足腰がしっかりしなくなってきたら、階段の上り下りは控えた方がいいです。

上るときはまだ事故が少ないのですが、下るのに足を滑らせて脱臼、骨折、打撲などを起こすケースが増えています。

そうならないためには、まず、階段を使わせないことです。

犬の侵入を防ぐペットガードが市販されていますので、それを階段の上り口と下り口に取りつけます。

1万円前後で購入できます。

犬を1日中観察することは難しいので、このバリアフリーをつけておくと階段での事故はなくなります。



【すき間の注意点】

老犬になってくるとすき間に入って行く習性があります。

若いときなら、そこからぐるりと回って出てきたり、後退できたのですが、それができなくなってしまいます。

飼い主さんがいないと、隙間から出てこられなくなりますので、そういう危険を避けるためにも、家具のすき間などは作らないようにしましょう。

それが無理な場合は、留守をするときにお風呂用の柔らかいマットを立ててすき間に入り込めないようにバリケードをしておくと良いです。



【寝床の注意点】

少し前なら外で物音がしたら、起きて様子を見ていた犬が高齢になってくると、寝ていることが多くなります。

長く快適に寝られるように、床ではなく弾力のあるところで寝かせてあげるのがベストです。

テリトリー意識がありますので、暖かく落ち着ける場所に犬用の寝床を作ってあげることをおすすめします。

冬は毛布、夏はバスタオルを敷いてあげましょう。


敷きっぱなしにしないで、1週間に2回は洗濯しましょう。

ノミが繁殖したり、皮膚病の原因になります。



【トイレの注意点】

加齢に伴い膀胱の収縮力が弱まり、漏らすことが多くなります。

自分ではちゃんとトイレで用を足しに行っているつもりでも間に合わないので、若いときよりトイレの面積を広くしたり、トイレをたくさん用意しましょう。

寝床から遠い場所にあると、行くまで漏らしたりして床を汚しますので、近いところに置いてあげましょう。



【認知症が出てきた場合の注意点】

徘徊するなど認知症の症状が出てきたら、家の中をあてもなくグルグルと回り始めます。

そうなるとすき間に入って出てこられなくなり、ずっと鳴いていたりすることになります。

それで、風呂用のマットを繋いで大きな丸いサークルのような形にしておくと、どこにぶつかっても怪我をする危険もないのでおすすめです。



【屋外で飼っているなら】

家の中で飼いたいけど、どうしても無理な場合は屋外になってしまいます。

その場合は、犬小屋、寝床を日当たりの良くて風通しが良いところに置いてあげましょう

もちろん夏は日陰で直射日光が当たらないところにしてあげてください。

室内ではなく、屋外だとどうしても目が届きませんので、寝たきりになったときには、たいへんです。

床ずれなどを起こしてウジがわいたりします。

そうならないためにも、敷物は毎日点検して、汚れていたらこまめに洗ってあげましょう。

また、夜だけでも玄関に入れておくと違います。

外でないと落ち着けない犬は別ですが、そうでなければ、寝ているときは玄関に入れてください。

室内にいると、夜の様子もよくわかります。



【老犬のための室内環境の注意点】

・フローリングは絨毯を敷くか、すべり止めワックスなどを塗る。

・段差は解消する。

・階段に侵入しないようガードをつける。

・すき間はできるだけふさぐ。

・暖かくてくつろげる場所に寝床を置く。

・寝床の近くにトイレを用意する。



老犬の健康を守るのは飼い主さん次第です。

愛する愛犬のために出来ることをしてあげましょう。



お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 20:16| Comment(0) | 犬の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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