2020年07月31日

『黒猫はどうして嫌われるのか? ~黒猫の暗黒歴史~』





【黒猫が嫌われる理由】

あなたは黒猫と白猫がいたら、どちらを選びますか?


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保護猫の譲渡会で、わざわざ黒猫を選んで引き取る人がどれだけいるでしょうか?


たいていの人は黒猫以外を選択するのではないでしょうか?

もちろんマニアはどの世界にもいます。



保護された黒猫の里親探しは時間がかかる、と言われています。

哀しいことだと思います。


黒猫は見た目で嫌われているにしかすぎないのです。

黒猫だろうが、白猫だろうが、茶虎であろうが、猫は猫。

猫の本質に変わりはないのです。


黒猫が嫌われる理由は、単純に「黒」という色が持つイメージに引きずられているからです。


見た目で「好き嫌い」を判断したりすることは、人間の肌の色で差別することと同じではないでしょうか?


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【黒猫は魔女の使い?】

中世ヨーロッパでは、黒猫は魔女の使いと思われていました。


中世までのヨーロッパでは、建物の壁に黒猫を生きたまま塗り込んでいた歴史があります。

(建物の中から猫のミイラが発見されている)


なぜそんな酷いことをしていたのか?


魔女の生霊が黒猫に乗りうつり、隣の家の人を監視したり、魔法をかけたりすることがあると信じられていました。

それを防ぐために行われていたのです。


中世のヨーロッパ人が不幸や災いをもたらす存在として恐れたのが「魔女」

日本でいえば「鬼」でしょうか。

どこの国の歴史でも人間に不幸や災いをもたらすものと信じられていた存在があります。

ヨーロッパなどでは、それが魔女だったのです。


黒猫は魔女や魔術と結び付けられて考えられていたのです。




【猫を飼う起源とローマの猫】

猫が人間と暮らすようになったのは、古代エジプトが始まりだと言われています。

猫はネズミなどから人間の食料である穀物を守ってくれる神の化身と考えられていたのです。


そんなエジプトの猫をローマ人が持ち帰ります。

やがてローマ帝国の支配が広がると猫も一緒に海を渡ったり各地に広がっていったのです。


そうした意味では、ローマは猫が世界中で暮らすことになった出発地ということができます。

だからイタリア人は猫が好きなんですね!


ローマ市内には“猫コロニー”と呼ばれる公共の施設が400ヶ所以上もあります。

猫の世話はボランティアが行い、資金は募金で賄います。


猫コロニーでは、捨て猫や虐待された猫の保護などを行っています。

保護された猫たちは、病気の治療を受け、引き取ってくれる里親を待つことになります。


でも、残念なことがあります。

猫コロニーに保護される猫の多くが「黒猫」または「黒毛が入った猫」なのです。

こうした黒猫の中には虐待された猫がいます。

実は、猫好きのイタリア人ですが、いまでも黒猫を虐待する事件があとを絶たないのです。

黒猫に関する偏見は根深いものがあるのです。


歴史的に見ると、キリスト教がローマの国教となっていくことが黒猫にとっては受難の時代となりました。

カトリック教会は、魔女を悪なる存在とし、その魔女の手先として黒猫がいるととらえたからです。


罪もない人たちが魔女と呼ばれ処刑されたのと同じように黒猫もカトリック教徒たちの手で迫害されていった歴史があったのです。




【黒猫が迫害された暗黒の時代(ヨーロッパ)】

12世紀のローマ教皇グレゴリウス9世がなんとも恐ろしいおふれ出します。

「黒猫は悪魔の下僕(しもべ)」


悪魔の集会では、黒猫が悪の使いを務めているとされたのです。

当時、黒猫にあった漠然とした悪いイメージが教皇の言葉によって権威づけられてしまったのです。

そのことによって黒猫は排除すべき存在となっていきました。


人は「黒色」を「死の色」と考える思考があります。

日本においても葬儀では黒色を用いますし、葬儀に着る礼服は黒です。

「黒色」と言うのは、たしかに人間にとって良いイメージがない色なのです。


ヨーロッパでは、黒色はたんなる「死の色」に留まらず、「不運の色」「悪魔の色」という考えが根付いていました。

黒色は恐怖心を感じる色とされていたのです。



15世紀初め、ときの教皇インノケンティウス7世は、聖人の誕生を記念した祭りの日に「猫を殺す」ことを認めたのです。

聖ジョバンニの夜、猫は生きたまま広場で火あぶりにされました。

カゴに入れられ火の中に入れられたのです。



中世、魔女狩りの嵐が吹き荒れます。

15世紀に出版された「魔女への鉄槌」という本には、魔女の見つけ方、自白のさせ方、拷問の方法などが書かれていました。


魔女狩りはヨーロッパ全土に広がっていきます。

その中で黒猫は魔女や悪魔と結び付けられていきます。

魔女は黒猫に姿を変えてあちこちに潜んでいる。

そう思われていたのです。



ある人の研究では、数百万匹の猫が殺されたとされています。

これはヒトラーがユダヤ人を虐殺した数字よりもはるかに大きな虐殺です。

猫にとっては暗黒の歴史です。



14世紀から18世紀にかけてペスト(黒死病)がヨーロッパの人たちを何度も襲いました。

ペストによって数千万人の人たちが命を落としたと言われています。


ペストの流行は黒猫にまた試練を与えました。

中世では悪魔の化身である黒猫を生贄にすることでペストを封じることができると信じられていました。

黒猫の前足を縛った状態で、建物の壁に生きたまま埋め込んだのです。

(後世になって建物の壁などから猫のミイラがいくつも発見されたのです)


猫を生きたまま壁に埋め込むなど、考えられません。

“かわいそう”という言葉では表現が足りません。



はっきりと証明されたことではありませんが、ヨーロッパにおけるペストの大流行は、猫を迫害した報いとも呼べます。

なぜなら、ペスト菌はネズミがもたらしたものだったからです。

ネズミを退治する猫を殺し、猫が減っていたことによって、ネズミの数が増えていたと考えらえます。


もし、猫が虐殺されていなければ、ペスト菌をもたらすネズミの数も減り、結果的にペストの大流行もなかったかもしれません。


天なる神が、猫を虐殺した人間(ヨーロッパ)に罰を与えたのかもしれません。


歴史の皮肉とはこのことでしょう。

神が与えた罰かは分かりませんが、自然界の法則から見ても反作用が起きたと言えます。




【猫への贖罪】

《イタリアの猫の日》

そんな暗黒の歴史を反省してなのか、イタリアでは毎年11月17日を「黒猫の日」と定めています。

歴史の中で黒猫に行ってきた惨酷な行為を振り返り、罪をあがなう一日とされています。


また、イタリアでは野良猫のことをこう呼びます。

「Gatto  Libero」

自由猫という意味です。




《ベルギー猫の祭り》

ベルギー西部の都市イーペルでは、3年に1度「猫祭り」が行われています。

人々が猫に扮装し、パレードが行われます。


この祭りのクライマックスでは、高い時計塔の上から黒猫のぬいぐるみが投げられます。

時計台の真下には多くの人たちが黒猫のぬいぐるみをゲットしようと待ち構えています。

この黒猫のぬいぐるみをゲットできた人は「幸運」とされているのです。


実はイーペルという街では中世の時代から毎年1回、本物の黒猫を時計台の上から投げ落とすという行事が行われていたのです。


「猫祭り」はそうした悲劇を忘れないために、そして犠牲になった黒猫たちを祀るために行われているのです。


そこには悲しい事情があったのです。

イーペルという街は毛織物が盛んな街。

大事な毛織物がネズミにかじられることを防いでくれる猫は大切なパートナーだったのです。

ところが、カトリックに改宗した当時の王が、教会に忠誠を求められ、その忠誠の証として大勢の人たちの前で魔女の手先として信じられていた黒猫を殺すことにしたのです。



もう一つイーペルという街で起きた悲劇があります。

第一次世界大戦でドイツ軍は猫の体に毒ガスのビンを括りつけてイーペルに送り込んだのです。

猫が爆弾の代わりに使われてしまったのです。

この悲劇もイーペルの街の人たちが、猫の鎮魂を祈る理由となったのです。


猫にとっては、たまりません。

猫に生まれること自体が、悲劇としか言いようがありません。

とても悲しい出来事です。

現代に生きる私たちができることは、こうした悲劇を忘れないことでしょう。


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【猫が勲章をもらう】

20世紀に入り大きな世界大戦が行われました。

イギリスでは黒猫の復権につながったことがありました。


第二次世界大戦で使われた巡洋艦にベルファスト号があります。

(いまは博物館になっている)


巡洋艦ベルファスト号には、猫の乗組員がいたのです。

これには大航海時代から船のなかで積み荷や食料をネズミから守る役割りとして猫が同船する歴史があったのです。


ベルファスト号の寝室には乗組員の寝るハンモックがありますが、猫用のハンモックもあったのです。

猫もれっきとした乗組員として認められていたのです。


サイモンという猫は、1949年中国との間で武力衝突が起きた揚子江事件のとき、ケガをしたにもかかわらず、ネズミ取りの任務をつづけ、乗組員の士気を高めました。

そのことで勲章をもらっています。


余談ですが、チャーチル首相は猫好きだったようです。


本当は、いつの時代も猫は人間にとってかけがえのないパートナーなのだと思います。




【黒猫の悪いイメージは人間の無知による偏見にしか過ぎない】

まっ、確かに真っ白な悪魔もイメージできませんし、真っ黒な天使もあり得ない~と思います。


ですが、黒猫に関するそれは「迷信」であり「無知」でしかないのです。

猫に聞いてみてください。

「自分が何色の毛色をしているか気にしているか?」ってね!


猫には、自分が何色だろうが関係なく「僕は僕」「私は私」と思っているのです。


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【猫好きの人のなかにもある差別意識】

人間の世界では、黒人差別などが問題となっていますが、「差別」は人間と人間だけの問題ではないと思います。


猫が好きな人のなかにも差別があると思います。


猫をその毛色で好き嫌いを判断する。

保護猫を血統証付きの猫より低くみる。

猫の種類によって好き嫌いや地位的な高下をつける。

黒猫を不吉な存在とみる。

黒猫を毛嫌いし見下す。



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たしかに、暗闇の中に猫の目だけが光っていたら不気味ですし、黒という色は「死」を連想させます。


ですが、それは猫には関係ない話なのです。

黒色の洋服を平気で着るのに、黒毛の猫を不気味に思うのは、なぜでしょうか?


人間が肌の色の違いに関係なく等しく同じ価値を持つならば、猫も毛色によって差別されるのはおかしな話です。


猫はきっとこう言うでしょう。

「そんなの関係にゃい!」



最後までお読みいただき、ありがとうございました。








posted by チャミーの父ちゃん at 13:52| Comment(0) | 犬と猫の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月24日

『犬の“間違った暑さ対策”と生まれ持っての使命』




【犬にサマーカットは必要??】

もうすぐ梅雨が明けて夏本番がやってきます!

今年の夏も猛暑になるようですね。


飼い犬の中には、モコモコの毛の犬や長毛の犬がいます。

夏はいかにも暑そうですね。


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「ハッ、ハッ、ハー」と舌をだらんと出して、懸命に体温調節しようとしています。


ならば!と、“サマーカット”をして夏バテ防止、熱中症防止と考える飼い主さんもいるのではないでしょうか?


実はサマーカットは“逆効果”と言われています。

(科学的に証明されたわけではありません)


被毛は断熱材の役割をはたすため、被毛表面は熱くても内部の皮膚はそれほど高温にならないのです。


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サマーカットをするとどうなるか?


サマーカットすることで逆に皮膚に直射日光が当たって高温になる

皮膚が露出することでケガをしやすくなる

皮膚が露出しているので、虫に刺されやすくなり、感染症のリスクが高まる


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人間でも、頭毛が生えている理由は、直射日光から脳を守るためです。

もし、頭に毛が生えていなかったら、直射日光を浴びてしまい脳内が高温になってしまいます。


「毛」が生えているということは、そこに生物の生存に関しての意味があるということです。

(変な意味ではありませんよ!)


基本的に、人間以外の動物は暑さにも寒さにも適応できるようになっています。

人間が、余計なことをする必要はないのです。


人間は、“見た目”を気にしますが、当の犬にとっては見た目よりも機能重視なのです。

犬や猫はちゃんと夏毛に生え替わることで、暑さ対策をしています。


飼い主としては、気温が高い時間帯をさけて散歩するとか、室内飼いしているならエアコンをかけてあげるとか、風通しを良くするとか、自然と共生できる環境を用意してあげることが大切となります。



また、犬のためにサマーカットしたら、キレイな被毛に戻らなくなってしまうかもしれません。



ちなみに、一度サマーカットしてしまうと毛質が変わったり長く伸びなくなるポメラニアンなどがいますので、ご注意ください!



結局、サマーカットは人間の自己満足でしかないということです。

犬にとっては涼しくなるより、熱中症の危険が増す、ことになるのです。

ご注意ください!

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〈犬の豆知識〉

「犬にサマーカットは不必要! 犬の身体は自然に対する適応能力を備えている」







【犬は飼い主のボディーガード】

飼い犬にとって家の中は最も大切な縄張りです。(室内飼いの場合)

散歩に行ったとき(屋外)には気弱な犬でも室内では強気になります。


散歩で他の犬に遭遇すると、シッポを巻いて「ご主人、助けて~!」と飼い主の顔を伺い逃げる犬でも、自宅に戻れば大きな顔をしてのさばります。

これを「内弁慶犬」と言います。


そんな内弁慶犬でも縄張りの自宅では勇敢です。


犬にとって自分の縄張りを守ることは宿命

飼い主を守ることが仕事


当然、その縄張りに入ってくるよそ者を追い払おうとします。

宅配便や郵便局などの人が来ると、激しく吠えます。


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飼い主としては「静かにしなさい!」となるのですが、犬にしてみれば「縄張りが破られちゃう!」「飼い主が襲われてしまう!」とレッドランプが点灯する事態なのです。

危機感を持っているのです。

健気な奴じゃありませんか~!!



しかし!

犬は行動から学習する生き物です。

玄関チャイムが鳴ると「あの音(チャイム)が鳴るとよそ者がやって来る」と覚えます。

ですので、チャイムがなると犬は吠え出すのです。


チャイムが鳴って知らない人がやってきた。

縄張りを守るために吠えてやった!

そしたら、玄関先だけで帰って行った。

しめしめ!


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すると犬はこう考えます。

「室内に入らなかったのは、自分が吠えて追い払った手柄なのだ!」

「飼い主を守ったぞ!」

と、したり顔。


あ~勘違い!


飼い主さんにとっては吠えられて近所迷惑にならないか心配となるところですが、これは犬の飼い主への愛情でもあるのです。

ご理解ください!


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犬は「飼い主さんファースト」なのです。

犬にとっては、「縄張りを守ること」「飼い主を守ること」が人生(犬生?)の重要事項なのです。


健気な奴じゃ!



〈犬の豆知識〉

「犬の使命は飼い主のボディーガード! 犬は生まれつきの防衛官(犬)なのです!」


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 12:50| Comment(0) | 犬と猫の豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月17日

『猫に不要な食べ物と苦手な音』




【猫に不要な食べ物】

その昔、猫の食事と言えば「猫まんま」でした。

えっ?

「なにそれ?」って、思うか、「そうだよっ!」と思うかで年齢がわかりますよ~!


「猫まんま」の代表的メニューは、ご飯(白飯)に鰹節をかけたもの。

または、人間の食事の残りものに味噌汁などをかけたものです。

(これって、犬飯じゃねっ~!)



なんて、話はさておき、猫に食べさせてはいけない食材があります。


猫育歴が浅い人のなかで、猫にも野菜を食べさせようとする人が稀にいるようです。


ですが、雑食性の犬とは違い、猫は完全肉食動物です。

ですから、野菜の摂取は不要です。



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江戸時代以前の日本では伝統的に肉食文化がありませんでした。

なので、猫に魚を与えていた習慣があります。


猫はやっぱり魚が好き!

(サザエさんの影響でしょうか?)

というのは、はずれではないものの、ドンピシャでもないのです。


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猫は魚より肉が好きなのです!

ただ、魚も食べます。


この魚の中で注意するものがあります。

それは「鯖(サバ)」です。

サバなどの青魚は猫の体によくありません

魚を猫にあげるときは、青魚を避けましょう。


基本的に、キャットフードであれば問題はありません。


それと、食べ物ではありませんが、注意が必要なものが「キウイ」です。

キウイはマタタビ科の植物です。

キウイの葉や枝に猫は反応します。

要するに、酔っぱらいます。

キウイを猫の手(足?)の届くところに置かないようにしましょう。


余談ですが、猫の背後に「キュウリ」をそっと置くのは止めましょう!

「なぜ?」って。


猫は、ニョロニョロ、つまり長いものが苦手なのです。

猫の天敵は蛇です。


振り向いたときに背後にキュウリがあると、天敵の蛇が来た~と思ってびっくりすることがあります。

猫は、キュウリを蛇だと勘違いしてしまうほど、蛇が怖いのです。


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飼い猫にイタズラしようとして、猫の背後にそっとキュウリを置いて驚かせて、喜ぶのは止めましょう。

爆笑できますけどね!


でも、猫に嫌われますよ!

猫にだって、苦手なものもあれば、プライドもあるのですから。



〈猫の豆知識〉

「猫の健康維持に野菜は不要!」







【猫の苦手な音】

猫って音に敏感ですよね!


それぞれの猫で苦手な音に違いはありますが、共通して苦手な音があります。



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〈猫が苦手な音〉

「玄関チャイム」

「掃除機の音」

「ドライヤーの音」

「缶詰を開ける音」

「携帯電話の着信音」

「低~い声」

「黒板をひっかく音」

などです。


大きな音、猫同士の喧嘩を連想させる音、低音の声、自然界にない不自然な音などが苦手なのです。


玄関チャイムがなっただけで、隠れてしまう猫もいます。

猫は聴力が優れているので、ちょっとした音にも反応します。


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猫にとって、不自然な音は小さな音量でもストレスになることがあります。


また、音に関連して嫌な経験をすると、余計にその音が嫌いになります。

たとえば、チャイムが鳴る→見知らぬ人が来る→怖い思いをした。

こうした経験をすると、チャイムが鳴ると、「また怖い人が来た」と思って警戒するのです。


意外なのが「人間のくしゃみ」です。

猫は、突然大きな音がするとびっくりするのです。


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いまは新型コロナウイルス予防のために猫と接するにもマスクをしたほうが良いです。

くれぐれも外から帰宅して飼い猫にクシャミ爆弾をくらわすのは、止めましょう。

冗談ではすみませんよ!

猫も新型コロナウイルスに感染しますから!


猫は、人間が聞き分けられない音を聞き分けることで、身の安全をはかっているのです。

猫は、静かな空間と時間を好むものなのです。



〈猫の豆知識〉

「猫は突然鳴る大きな音、自然界にない人工的(不自然)な音が苦手!」



最後までお読みいただき、ありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 12:21| Comment(0) | 犬と猫の豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月10日

『犬の睡眠と求愛』





【犬の睡眠】

「ヒィ~」「クオーン」と飼い犬が変な声を出している。

びっくりして、サイレンをピーポーピーポー鳴らして駆けつけてみると・・・。

寝ている。


よく見てみると、手足をパタパタさせて「ヒン、ヒン」苦しそうにしている。

寝言か~!


びっくりさせんなよ~!

って、な感じですね!

そんな経験したことありませんか?


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実は、犬も人間と同じようにレム催眠とノンレム睡眠を繰り返していることが分かっています。

レム睡眠中は脳が覚醒に近い状態になっていて、眼球が動いたり足や尻尾が動いたり寝言を言ったりします。


人間はレム睡眠中に夢を見ていることが多いため夢見睡眠とも呼ばれていますが、犬も人間と同じようにレム睡眠中に夢を見ているのではないかと言われています。


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さらに、犬は学習したことをレム睡眠中に再体験することで学習を定着させているとも言われています。


これを裏付ける実験があります。

犬にある動作と言葉を結び付けて覚えさせるというトレーニングを行い、その後3時間睡眠させてから再度テストをしたところ、睡眠前より睡眠後のほうが成績が良かったという結果が出ています。


愛犬の覚えが悪いとお悩みなら、昼寝をさせてみるのもいいかもしれません。



〈犬の豆知識〉

「犬も睡眠中にいろいろ夢を見ている!」





【犬の求愛】

散歩に行く犬の楽しみは、「他の犬のニオイを嗅ぐこと」なんです。


オシッコの臭いは犬にとって名刺代わりで、自分の縄張りを主張するためのツールです。

さらにメス犬にとっては、発情を周りに知らせる手段にもなっているのです。


発情期に入るとメス犬はフェロモンが含まれるオシッコをあちらこちらに残し、それを嗅いだオス犬は「あの子が発情した!」「急いで側に行かなくちゃ!」となるのです。


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また、他の犬のオシッコの上から自分のオシッコをかける「上塗り」は、犬を含めイヌ科の動物に見られる行動です。

自分の臭いで上塗りすることで相手の臭いを消し、自分を主張するのです。


地位の低い犬がオシッコをしているすぐ後ろで地位の高い犬が待機し、すぐにオシッコの上塗りをすることもあります。

これを「オシッコ合戦」と言います。


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メス犬のオシッコにオス犬が上塗りするのは、求愛の意味があるのです。

狼の世界では、この行動はつがいの形成や求愛を意味するのです。


散歩中のオシッコには、縄張りの主張求愛の意味があるのです。

あなたの犬がどちらの行動をしているのか、見分けがつきますか?

今度、散歩に行ったらよく観察してみるのもいいかもしれません。


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〈犬の豆知識〉

「犬のオシッコは縄張りの主張と求愛の意味がある!」



 最後までお読みいただき、ありがとうございました。








posted by チャミーの父ちゃん at 12:12| Comment(0) | 犬と猫の豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月03日

『猫が公務員?! ~猫に敬意と愛情を注ぐ紳士の国イギリスの話~』



『猫が公務員?! ~猫に敬意と愛情を注ぐ紳士の国イギリスの話~』


猫の公務員がイギリスにいることを知っていますか?

猫好きなら当然ですよね!


そんなイギリスの猫たちを紹介します。




【正式な公務員資格を持つたち】

イギリスに公務員として働く猫がいるというと、知らない日本人はちょっと驚くと思います。


ダウニング街10番地などには「首相官邸ネズミ捕獲長」と呼ばれる勇敢な(?)猫たちがいます。

正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国首相官邸ネズミ捕獲長」というなんとも長ったらしい役職名がついています。

(ダウニング街10番地は首相が居住する官邸の住所)



役職名が示すように彼ら(猫たち)の仕事はネズミ退治です。


ダウニング街では昔からネズミが多く住みついていたため、その対策として猫をネズミ捕獲兼ペットとして「雇う」という習慣が1500年代初期からあるのです。

1924年からは「首相官邸ネズミ捕獲長」として正式に「雇用」されているのです。


なんと、驚き!

給料は?

有給休暇はあるのか?



〈殺し屋の猫たち〉

ネズミが出て困るというのは、日本の都市部ではいまではほとんど聞かなくなりました。
(それでもネズミはいると思います)

でも、欧州では石造りの古い建物が多いのでネズミがでるのでしょう。


2015年のレポートでは、1年間で実に11万ポンド(日本円にして1571万円)がネズミ駆除費として使用されたといいますから、ネズミ退治はイギリスにとって深刻な問題なのですね。


そんな深刻なネズミ退治に貢献しているのが、ネズミ捕獲長の猫たちなのです。

その歴史は古く、創設は16世紀。

ヘンリー8世の時代に、トマス・ウルジー枢機卿が執務室に猫を伴っていたことが起源とされています。

ですから、かれこれ4世紀の歴史を持っているということです。


ネズミ捕獲長の彼らは、「殺し屋としての本能」を認められ、雇用されている歴史と由緒ある猫たちなのです。



〈補足説明〉

ダウニング街は、イギリス・ロンドン中心部のホワイトホールに位置する街区。

ダウニング街は、いわゆるイギリス首相官邸を示す代名詞となっている。


首相官邸は、ダウニング街10番地。

財務大臣官邸は、ダウニング街11番地。

院内幹事長官邸は、ダウニング街12番地。



役職名に関しては「ネズミ捕獲長」という呼び名を「主席ネズミ捕獲官(Chief Mouser)」と呼ぶことがあるようです。




【趣味は散歩と昼寝のラリー】

ラリー(Larry)


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ふさふさとした毛並みが立派な茶と白色のトラ猫のラリーは、元々野良猫。

ネズミ捕獲長の「シビル」が2009年に死去したのを受け、2011年に動物保護施設「バタシー・ドッグス・アンド・キャッツ」からやってきた猫です。

官邸で暮らすようになったラリーですが、昼寝が大好き。

昼寝と散歩を自由に楽しんでいる様子から「殺し屋としての才能がない」と嘆かれています。


2012年にはジョージ・オズボーン財務相の愛猫フレイアが新ネズミ捕獲長として就任。

フレイアが2014年に官邸を去るまで、ラリーは彼女とその座を分かち合ったといいます。


2015年にキャメロン首相が官邸を去るときに残した言葉は有名です。

「ラリーは公務員であり、一家のペットではない。これからも首相官邸で勤務を続ける」


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なかなか憎い言葉をはきますね。

日本人には言えない台詞かも。




【働き者で紅茶好きのパーマストン】

パーマストン(Palmerston)


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ラリーの登場から数年後に外務省へやってきたのがパーマストン

パーマストンは、タキシード猫と呼ばれる手足が白色の黒猫


外務省内でラリーのような専属ネズミ捕獲長を、と望まれて就任が決まったのだ。

彼もまた動物保護施設「バタシー・ドッグス・アンド・キャッツ」出身の猫。

「大胆で社交的」な性格が選ばれた理由だという。

名前の由来は、19世紀に外務相や首相を務めたパーマストン卿にちなんでいる。


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ですが、首相官邸のラリーとは“犬猿の仲”で、夜な夜な激しい権力闘争(ケンカ?)をしているところを報道機関に目撃されているとか。


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そんなパーマストンの好物は、なんと「紅茶」だそうです。

さすがイギリスの猫って感じでしょうか。

パーマストン、は官邸猫の中でも高い人気を誇る猫なのです。




【サービス精神旺盛なハンサムキャットのグラッドストーン】

グラッドストーン(Gladstone)


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ラリーやパーマストンに影響を受けた形で、財務省の元事務次官代理ジョン・キングマン氏が、これまた「バタシー・ドッグス・アンド・キャッツ」から迎えたのがグラッドストーン。

グラッドストーンは、全身真っ黒の正真正銘の黒猫


グラッドストーンは就任1カ月で6匹のネズミを捕獲する大活躍を見せたとか。


施設では「ティミー」という名で呼ばれていたそうなので、改名ということでしょうか?

施設にいるときは「早食い」でその名をとどろかせた、といいます。

(要するに食いしん坊なのか?)


グラッドストーンという名前は、19世紀に財務相を務め、後に首相になったウィリアム・ユワート・グラッドストーンにちなんだ立派な名前です。


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グラッドストーンはいつも、赤と白の水玉蝶ネクタイをつけたオシャレな猫でもあります。

きっと英国紳士のつもりなのでしょう。

(つもりなんていうと、グラッドストーンが怒りそうです)




【広い管内を親子でパトロールするイービー&オジー】

イービー(エヴィ)&オジー(Evie & Ossie)


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内閣府にいるのは親子猫イービーとオジー

こちらは、動物保護施設「ザ・シリア・ハモンド・アニマル・トラスト」の出身。

イービーとオジーは内閣府のオフィスからは出ずに、4楷建ての建物の中を親子で走り回っているとか。


口元と足の白い白黒猫がイービー(母猫)。

フサフサした毛の黒猫が息子のオジー


イービーの名は、初の女性事務次官エブリン・シャープから、オジーの名は、公務員が特別委員会の証言を行う際などに用いられる規定を策定したエドワード・オズマザリーから取られたものだそうです。



いずれの猫たちも、世話をしているのは専用のスタッフのようです。




【猫が社会とともにあるイギリス】

イギリスって、素晴らしいな~と思います。


猫に公務員資格を与える?

日本では考えなれないことでしょう。

そこにはユーモア精神と英国の騎士道精神が横たわっていて、なおかつ猫と人間が共存しあう思想と習慣があります。


そこには、猫の存在価値を認め、猫という生き物を大切にし、ある種の敬意を表しながら、愛情をもってともに暮らす姿があります。


また、猫につけられた名前をみると、日本とは違った文化があるようです。

それは政治家を尊敬する国民性です。

イギリスという国では国の指導者である首相や大臣などの政治家という職業の人たちが尊敬されている、ということがネズミ捕獲長の名前から読み取れます。


日本で「晋三」とか「太郎」とか「百合子」などという名前が猫につけられることは、無いかな~と思います。

(あくまでも可能性のこと)


それと動物保護施設の役割が良い!

日本の保護猫を保護する団体は、里親探しはしますが、それ以外の方法が眼中にないようです。

日本においても、もしかしたら、イギリスの保護団体のように里親探しだけではない猫の役割や仕事を探してみるのもいいのかなと思います。



また、ネズミ捕獲長のという職業を正式に国家が認めている、という点も素晴らしい。

まさに猫と人間の共存する理想的関係といえるでしょう。


日本の首相官邸や議事堂でネズミが出るかどうかは知りませんが、たとえネズミが出たとしても、「じゃあ猫に退治させよう!」という発想がまず出てこないでしょう。


日本人は発想が貧相なのかな、と思ってしまいます。

紳士の国イギリスに我が日本も学ぶべき点があるということでしょう。


日本の猫たちの地位向上を願います!



最後までお読みいただき、ありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 13:13| Comment(0) | 犬と猫のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする