
【犬の気持ちを知りたければシッポを見ろ】
犬を散歩させていてこんなことはありませんか?
「あれっ、知らない犬は苦手なはずなのにシッポ振ってる?」
飼い主としては、犬がなにを考えているのか、どんな気持ちなのか気になりますよね。
実は、犬がシッポを振るのは嬉しいときばかりではありません。
「嫌い」「苦手」などのネガティブな感情に心を動かされたときもシッポは動きます。
人間なら、気分がネガティブなのかポジティブなのか顔の表情をみればすぐに分かりますよね。
犬の場合は、シッポに感情があらわれます。
ポジティブなときとネガティブなときのシッポの振り方が違うんです。
犬はポジティブな感情のときは右に、ネガティブな感情のときは左にシッポを振ります。
(あくまでも傾向であり、まったく反対側に振らないというわけではありません)
これは人間を含め動物の脳が、右脳がネガティブな感情を、左脳がポジティブな感情を司っている影響です。
飼い犬のシッポの振り方に注意してみてはいかがでしょうか。
〈犬の豆知識〉
「犬はシッポを、うれしいときは右に、嫌なときは左に振る!」
【犬も笑う?】
笑顔は霊長類特有のものでしょうか?
犬も嬉しそうに笑っているように見えます。
これは口と目の表情が関係しています。
緊張しているときはぎゅっと口を閉じますが、リラックスすると緩み、口角が上がって見えます。
また、緊張していると顔は下を向きがちですがリラックスすると上を向くため、目に光が入ってキラキラした瞳になります。
これらの情報を統合すると、笑顔に見えるというわけです。
威嚇(怒り)するときは口を開いて歯をむき出しにしますし、耳が横を向いたり鼻にしわが寄ったり、顔が下向きで上目使いになったりすることから笑顔とは区別できます。
犬の表情を表すものに、「ドッグ・ラフ(Dog Laugh)」と呼ばれる笑い声のようなものがあります。
ドッグ・ラフとは、犬が遊んでいる最中に出す「ハッハッ」という呼気のことです。
これは相手に敵意がないことを伝え、落ち着かせる効果があるといわれています。
人間が犬に向かってドッグ・ラフを行っても、ある程度の効果が期待できるようです。
あなたもやってみてはどうでしょうか?
〈犬の豆知識〉
「犬だって楽しいときや嬉しいときは笑うんです!」
お読みいただきありがとうございました。
