2019年08月28日

『猫の老化と向き合う』



猫の老化と向き合う!


【猫の見た目は老けないけれど】

愛猫に長生きしてほしいという飼い主さんたちの願いと、「医・食・住」の改善のおかげで、飼い猫の平均寿命は昔に比べるとかなり延びて、15歳を超えています。

猫との暮らしも、これからはただ長生きしてもらうだけでなく、いかに“幸せな高齢期”を送ってもらいかが課題となってきます。


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【猫の加齢のスピードは人間の4倍】

やんちゃで可愛い子猫の時代は短く、あっという間に大人の猫になってしまいます。

生後2~3ヶ月の子猫は、人でいえば2~4歳にあたります。

それが生後6ヶ月で人なら10歳に。

10ヶ月で15歳。

12ヶ月(1年)で17歳にまで成長します。

満2歳で人間の24歳、以降1年で人間の4年分、つまり4倍のスピードで年を取っていきます。

加齢は早くとも、平均寿命はこの20年ほどで飛躍的に延びて15歳を超え、20年以上生きる猫も多くなりました。


〈猫の年齢と人間の年齢の比較表〉

猫:1歳   ➡  人:17歳

猫:2歳   ➡  人:24歳

猫:3歳   ➡  人:28歳

猫:4歳   ➡  人:32歳

猫:5歳   ➡  人:36歳

猫:6歳   ➡  人:40歳

猫:7歳   ➡  人:44歳

猫:8歳   ➡  人:48歳

猫:9歳   ➡  人:52歳

猫:10歳  ➡  人:56歳

猫:11歳  ➡  人:60歳

猫:12歳  ➡  人:64歳

猫:13歳  ➡  人:68歳

猫:14歳  ➡  人:72歳

猫:15歳  ➡  人:76歳

猫:16歳  ➡  人:80歳

猫:17歳  ➡  人:84歳

猫:18歳  ➡  人:88歳

猫:19歳  ➡  人:92歳

猫:20歳  ➡  人:96歳

猫:21歳  ➡  人:100歳

猫:22歳  ➡  人:104歳



【シニア期からの健康のために】

ライフステージの分類では猫は7歳からシニア期(壮年期)に入り、そこからが長いのです。

老化の兆しが表れるのは10歳頃からです。

見た目はほとんど変わりませんが、10歳は人間なら56歳で、健康への取り組みが大事になる時期です。

人間同様、バランスのよい食事とストレスのない暮らしを守れるように注意が必要です。

そして、出来るだけ健康を保ちながら幸せな20歳を目指していきましょう。


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【老いはどこに表れるか】

猫は年をとっても外見に老いがあまり表れず、見た目はさほど変わりません。

個体差はありますが、10~12歳以上の猫には次のような変化が見られます。

・顔に白髪が目立ってくる。

・目の水晶体が濁ってくる。

・耳が遠くなる。(とくに高音域)

・嗅覚が落ちて食事の反応が鈍くなる。

・噛む力が落ちて軟らかい食事を好むようになる。

・毛づくろいをあまりしなくなる。

・爪とぎをあまりしなくなる。

・高いところへ登らなくなる。



【行動や習慣の変化で老化を知る】

毛づくろいをしなくなると、被毛がパサついて、抜け毛やフケが目立つようになります。

ツメとぎをしなくなれば、ツメの古さや角質が抜けにくくなり、ツメが出っぱなしになったり(床を歩くとカツカツと音がする)、巻きヅメになることもあります。


老化による感覚機能や筋力の低下は、猫の行動パターンも変えていきます。

たとえば、いつも飼い主さんの帰宅を玄関でお出迎えしていた猫が、ある日から来なくなる。

これは聴覚が衰えて玄関に近づく人の足音や気配を感じとれなくなった可能性があります。

また、筋力の低下で足腰が弱ってくると、高いところへ登らなくなります。

猫の些細な「老い」の変化を察知してあげましょう。

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【老いの現実にしっかり向き合う】

老化で筋肉量が落ちてくると、まず後ろ足に影響してくるので、ジャンプ力をはじめ運動能力全体が低下し、俊敏さもかけていきます。

そして猫は、いままで跳べていたところへ跳べない、楽に出来ていたことができない、という現実と向き合うことになります。

いつもの玄関での出迎えや、人が階段を昇るときの同行・後追いがなくなるのも、体がおっくうなせいもあるのです。

徐々に寝床で寝てばかりいることが多くなります。

加齢による老化現象なのか、関節炎などの病気によるものなのか、まず注意深く観察し、不安なときは獣医師に相談しましょう。



【関節炎は加齢のせいと諦めない】

高齢期に入ると、左右に腰を振るような歩き方をしたり、歩行の異常がみられることがあります。

原因の多くは関節炎で、関節の軟骨の減少によって炎症を起こしている状態です。

老猫の場合、「年だから関節炎は仕方がない」と思い込む飼い主さんもいますが、きちんと治療を受ければ改善する例は多いのです。

痛みや炎症を抑える薬の投与で普通に歩けるようになることもあり、コンドロイチンやグルコサミンを含む猫用サプリメントの投与で軟骨の成分を補えるので、諦めることはありません。

関節炎を放置しておくと変形性関節症へ進行し、足を引きずるようになったり、立ったり座ったりの動作も鈍くなり、元気を失ってしまいます。


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【まとめ】

猫は人間の4倍のスピードで年をとる。

猫の老化は見た目には分かりづらい。

関節炎は前足の肘、後ろ足の膝、股関節に出ることが多い。

肥満は関節への負担が大きいので要注意です。

「老い」の些細な変化を見逃さないようにしましょう!



お読みいただきありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 20:34| Comment(0) | 猫の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月20日

『愛猫の健康長寿のためにできること』



猫は、のんびり長く生きたい!


【猫のご長寿調査】

ある調査で全国の18歳以上のご長寿猫を調べた報告があります。

それによると、意外なものでもあり、納得のいくものでもありました。


〇特別な食事は食べていない。

〇6対4でメスがオスより長生き。

〇室内飼いだけが長寿ではない。

〇性格は甘えん坊が多い。

〇多頭飼いでも長生きできる。

〇純血種でも長生きできる。


人間と同じようにメス(人間だと女性)が長生きするんですね。

オス(男)はツライよ!


中には猫エイズ陽性でも20年以上生きた例もあったそうです。

猫に品種などによる格差はないということです。



【大事なのは食べる喜び】

天寿を全うした猫も含め、ご長寿猫に共通して言えることは、最後までよく食べているということです。

しっかり食べること

これが元気のバロメーターであり、長寿の秘訣です

そこでは「猫が食べたいものを食べる」という自由が守られることも重要です。

たくさん食べられなくなって1回の食事量が減るなら回数を増やしたり、喜んで食べる好物があれば、ときどきそれをあげるようにして、食べる喜びを持続させることも大切です。


猫は12歳頃から筋肉量が落ちて、体重も減ってくるのが普通です。

でも、食べていれば、まだまだ元気でいられます。


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【ほどほどの距離感で支える】

もう一つご長寿猫に共通して感じるのは、束縛がなく自由であることです

猫にもQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)があります。

長生きする猫は、老いたり病んだりしても猫らしさを失わず、人と寄り添いながら一定のレベルでQOLが保たれています。


安らげる居場所があり、食の不安も危険や恐怖もなく、落ち着いて、いわばのんびりと暮らせることが大切です。

そこにはもちろん人のむくもりと愛情があります。

ただし、けっして猫をかまい過ぎず、拘束もせず、ほどほどの距離感で接していることが、QOLの適切な支えとなっているのです。

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【医・食・住の変化が猫を変えた】

1990年代からの「医・食・住」の改善によって、日本の飼い猫は飛躍的に平均寿命を延ばしてきました。


「医」は、避妊手術の徹底、ワクチン接種の普及、医療や薬の進歩です。


「食」は、食事とキャットフードの質の向上、とくに総合栄養食の普及です。


「住」は、完全室内飼育の一般化。

外に出ないことで喧嘩傷による感染症や事故に遭うことが劇的に減りました。


少し前までは家猫の寿命10年、外猫の寿命5年と言われていました。

それが2016年には日本の猫の平均寿命は15.04歳で、さらに延びることが予想されています。

そして猫はただのペットではなく、共に暮らす愛情の対象へと変わってきているのです。



【健康寿命のために出来ること】

これからはただ長生きするだけではなく、“健康で長生き”をめざしてほしいです。

「医・食・住」のさらなる改善と人の意識の向上で、それは可能なはずです。

愛すべき猫と長く幸せに暮らすために、飼い主さんにできることは次の3つです。


  • ワクチンや健康診断を積極的に受けさせ、猫の健康状態に常に注意する。
  • 猫が喜び本当に体にいいものを食事として与える。
  • ストレスの少ない快適な環境を提供し、愛情をもって猫とふれ合う。

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【まとめ】

好きなものを好きなときに食べさせる。

医療ケアを常にする。

ストレスのない室内でのんびり自由に暮らす。

飼い主さんの愛情をいっぱい受ける。



お読みいただきありがとうございました




posted by チャミーの父ちゃん at 08:14| Comment(0) | 猫の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月17日

『ペットロスを理解し、癒そう!(忘れたくない)』



ペットロスを理解し、癒そう!(忘れたくない)


ペットロスを理解し、癒すための言葉。


『ペットを亡くした飼い主の気持ちは、「忘れたくない」』


ペットを亡くした飼い主の気持ちは、「ずっと一緒にいたい」

「たとえ魂がなくてもそばにいてくれると思うだけで心が満たされる」

「忘れたくない」

です。


長年可愛がっていたペットを亡くしたとき誰もが悲しみます。

その悲しみの度合いは人それぞれです。


深く悲しんでペットロスになってしまう方もいれば、死の瞬間は涙を流しても、割と早く立ち直る方もいます。


立ち直りが早い方、あまり深く悲しまないでいる方は、それはそれでいいと思います。

ここで取り上げたいのは、長く悲しみを引きずってしまうペットロスに陥っている方、またはそうした方の家族や友人の方向けの話です。


我が子のように一緒に暮らし育ててきた飼い主さんの多くは、「忘れたくない」「魂は天国へ旅立ったとしても、何らかの形で身近に感じていたい」

そんな風に思うものなのです。


こうした気持ちが理解できない方も、世の中にはいらっしゃるようです。


しかし、他人ならまだしも、家族や大切な友人がペットロスの悲しみを抱えて生きる力をうしなっているとしたら慰めたい、元気を出してもらいたい、と思うのではないですか?


そうだとしたら、一番大切なのは、ペットロスの方の心を理解することなのです。

心を理解すること無しに、励ますことは無理です。


ペットロスを理解していない人の励ましの言葉は心に響きません。

むしろ迷惑な励ましのときもあります。



我が子のようにペットを可愛がってきた飼い主さんたちは、ペットが灰になっても、姿が消えても、声が聞えなくなってもなんらかの形で愛するペットを身近に感じていたいと思うのです。



その心(気持ち)を理解してあげましょう。


愛するペットを忘れないようにする、ずっと一緒にいられるいくつかの方法がありますので、もし慰めるのでしたら、こうしたものをプレゼントするのもいいと思います。



『愛するペットそっくりペットクッションを作る』

(写真から作るオーダーメイドクッションがおすすめです。)

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『遺灰をペンダントに納めていつも身近に感じる』

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『写真を部屋に飾る』

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『亡くなったペットの油絵を部屋に飾る』

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『生前の首輪などをいつも目に付く場所に置いておく』



『遺骨、遺灰から宝石を作っていつも身につける』

 (特殊な方法です)


写真もクッションも遺灰にしても、そこに愛するペットの魂はないかもしれません。

それでも身近に感じられる“なにか”があれば心の傷が癒されるのです。


身体が病気になったら病院に行って薬を飲んだり治療しますよね。

ペットロスを安易に考えてはいけません。

ペットロスも何らかの対処をして癒すことが必要なのです。


ペットロスになる人が弱いわけでも、なさけないわけでもありません。


ただ、愛情が深いだけなのです。


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写真でもクッションでも、“なにか”があることがペットロスからの立ち直りを助けてくれるのです。


“なにか”があることで我が子が側にいてくれるような気持ちになって心が少し満たされるのです。


“なにか”は、人それぞれだと思いますが、わたしがおすすめするのは、わたしがいつもハグして癒されている、愛するペットの姿そっくりのペットクッションです。

(本当にそっくりですよ!)



お読みいただきありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 20:55| Comment(0) | ペットロスを理解し、癒そう! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月08日

『オス猫も子育てに参加する?(コガネとシャームの子育て記)』






オス猫も子育てに参加する?

コガネとシャームの子育て記


【猫の楽園、猫の島】

みなさん「猫の島」という場所をご存知ですか?

福岡県の沖合にある小さな島で、相島(あいのしま)というところがあります。

周囲8キロの小さな島に150匹の猫が自由気ままに暮らしています。


そうです飼い猫ではなく自由猫なのです。

地域猫ともいいますか。

つまり人間の手によって飼われているのではなく、人間のそばに寄り添いながら自由に気ままに猫が暮らしているのです。

ちょっと大げさに言えば、「猫の楽園」とでも言いましょうか。

とにかく、たくさんの猫が人間と仲良くしながら、それでいて人間に拘束されない気ままな暮らしをしている島なのです。


この島はいまでは猫がたくさんいる島ということで観光名所となっていて、島の猫目当てに訪れる人がたくさんいます。

猫好きには大変人気のある観光スポットなのです。



その猫島で起きた意外な出来事をお知らせしたいと思います。


この猫島のメス猫は自分の子育てをするときに自分の子育て場所を決めています。

猫は基本的にテリトリー意識が高いですから、自分の子育て場所に他のメス猫が来ることを嫌います。

それとオスが入り込むことも嫌がります。


なぜオス猫を嫌がるのか?

それは、まだ自分の遺伝子を残していないオス猫がメス猫と交尾をするために子猫を殺してしまうことが頻繁に起きるからです。

子育て中のメス猫は発情しませんから、子猫を殺すことでメスに発情を促し、自分の遺伝子を残そうとするのです。


ですから子育て中のメス猫は、他のメス猫からテリトリーを守りながら、侵入してくるオス猫から子猫を守らなくてはならないのです。



【コガネの子育て】

この猫島にいるコガネというメス猫の子育てに焦点を当ててみましょう。

コガネは昨年島の女王猫であった母猫と姉猫を失って、一匹で子育てをしています。

猫の世界は母親の子育て場所を娘が受け継ぐのです。

コガネの子育ての場所は、母猫から引き継いだ子育てにはもってこいの物置(民家)の中です。


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コガネは春に「ライ」というオス猫と「フウ」というメス猫の赤ちゃんを産みました。

コガネは子猫を寝かしつけると港へ向かいます。

それは漁師が港で水揚げをしているからです。

漁師が売り物にならない魚を集まった猫にあげるのです。

それを目当てにたくさん猫が集まります。

コガネは子猫のために漁師さんが投げてくれた魚をゲットします。

コガネは食事を済ませるとすぐに子猫のいる物置に戻ります。

その間約10分。

人間もそうですが、子育てって大変ですよね。


コガネは他の猫に居場所を知られないように慎重に物置に入って行きます。

そのときコガネの後をオス猫が追っていきます。

そのオス猫は繁殖に失敗した「あぶれオス」です。

子育て中のメス猫を狙って、子猫を殺して、メスを再び発情させて、自分の遺伝子を残そうとしているオス猫です。

こういうとなんだかワルの猫ですね。


でも、これも自然の摂理なのでオス猫とすれば必死なのです。


ただ、人間の目からすれば子育て中のメス猫を狙い、子猫を殺してしまうなどというのは許しがたいことです。

猫の子育てにはこうした実に厳しい環境にあるのです。


このコガネが子育てしている物置の入り口はジャンプして天井とのすき間から入らなければならないので、コガネを追ってきたオス猫はいつの間にか消えてしまうコガネに諦めてどこかへ行ってしまうことがほとんどでした。


それにしても「あぶれオスによる子殺し」は怖いですね。

母猫とすれば、せっかく産んだ子猫が殺されてしまうのは、なんとも悲しい出来事です。

しかし、野生に近い猫島では、オスが繁殖行動を取れるのは強いオスだけなのです。

ですから、競争に負けてしまった弱いオス猫が「子殺し」をして繁殖行動を取ろうとしているのです。

これも自然界では仕方がないのかもしれません。


コガネはオス猫から人気のメス猫なのです。

コガネを狙って多くのオス猫がやってきます。


危険なのはオス猫だけではありません。

安全でオス猫が入ってこない場所というのはなかなかない貴重な場所なのです。

ですから他のメス猫がコガネの子育てしている物置を狙ってくるのです。


コガネは「子殺しのあぶレオス」と「子育て場所を横取りしようとするメス猫」から子育ての場所と子猫を守らなければならないのです。

実に大変だ~!


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【猫の子育て、共同保育】

猫というのは、母猫から子育ての場所を引き継ぐだけではなく、姉などがいる場合に姉猫や母猫と一緒に子育てをするのです。

授乳や見張を交代で行うことで外敵から子猫を守り、確実に子猫を育てます。

これを「共同保育」と言います。

これはあくまで血縁のあるメス猫でのことです。


子育て中のコガネの場所を狙って別の子育て中のメス猫がやってきます。

そのたびにコガネはネス猫を追い払わねばならいのです。


しかも、その争いは食事場所である港も危険が潜んでします。

母と姉を失ったコガネは一匹で食事場所と子育て場所を確保しなくてはならいのです。

きびし~い!


そんなコガネの子育て場所にオス猫がやってきました。

ところがコガネは追い払うどころか親愛の情を込めて鳴きます。

シャームと呼ばれる5~6歳のオス猫は、実は子猫の父親なのです。

ですからコガネは警戒しなかったのです。


そんなシャームが物置の外に出ると、オスの黒猫が睨みつけていました。

シャームは「ウー」という低い警戒音を鳴らして黒猫に近づきます。

シャームは大きな鳴き声を上げて黒猫に挑みます。

オス猫の争いでは、大きな声を上げて鳴いたオスが勝つルールがあるのです。

これを「鳴き合い」と言います。

シャームは顔を黒猫の額にくっつけながら低い唸り声をあげます。

黒猫はシャームの気迫に怯えて退散します。

その後も次々とコガネとコガネの子猫を狙ってオス猫がやってきますが、そのたびにシャームが「鳴き合い」を挑み追っ払います。

ときには取っ組み合いの闘いをすることもあります。


ですが、シャームには守るべき存在があるのですから、負けられません。

シャームは子猫のボディーガードのように守っているのです。



【オス猫は子育てしないという定説が崩れた】

いままで「多くの猫科の動物のオスは子育てに参加しない」というのが定説となっていました。

このシャームの行動はその定説を覆すものだったのです。


いままでの猫界の常識では、オスは複数のメスと関係を持とうとし、特定のメスを助けることはないとされてきました。

ですからメス猫が子育てをしていても、寝っ転がっているだけで呑気なものです。


ところが、シャームはコガネのそばを離れません。

シャームが物置にやってくると子猫のフウとライも近づいて甘えます。

まるで父親であることを知っているとしか思えません。

子猫も自分たちを守ってくれていることを理解しているのかもしれません。


他にもコガネの兄弟猫もシャームと同じように子育てに参加したことが判明しています。

このことにより、オスの見守り行動は普遍的な行動である可能性が出てきました。


そうです、猫もオスとメスが共同して子育てをしているのです。

(もちろんそうでないケースのほうが多いかもしれません)

ですが、調査の結果、シャームという個体だけの行動ではなく猫界にある普遍的な行動ではないかと現在では考えられているのです。

凄いですね~!


他のオス猫から体を張って子猫とコガネを守るシャームの姿には感動を覚えます。


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【コガネの引っ越し】

子猫が生後2ヶ月になるとコガネは引っ越しをします。

それは港でもらう魚に近い場所である必要があるからです。

離乳し始めた子猫の食欲を満たすために魚がもらえる港に近い場所に引っ越したのです。


でも港近くに引っ越すということは他の猫と遭遇する確率が高くなることを意味します。

あるときも大きなオス猫がライに近づきました。

それを察したコガネは臨戦態勢となります。

そこへやってきたのは父親のシャームです。

そうです、物置をでたコガネ親子を引き続き守っていたのです。

(かっこい~!)

しかもシャームは子猫たちに自分の臭いをつけます。

そうすることで他のオス猫から守ろうとしたのです。


フウとライが生後4ヶ月になるとコガネの子育てに変化が見られるようになりました。

フウ(メス)にはお乳を飲ませないようにして、ライ(オス)には喧嘩のような取っ組み合いを仕掛けます。


これには理由があるのです。

これはオスとメスの生き方の違いからくるものなのです。

オス猫であるライは今後、他のオス猫との闘いに明け暮れます。

ですから闘い方を教えていたのかもしれません。

一方、メスのフウとはずっと一緒に暮らします。


そんなとき黒サビのメス猫(コガネのライバル)がフウを狙って来ました。

それを見ていたコガネは「許すまじ」とライバルの黒サビを追っ払います。

それを見ていたフウはコガネに甘えます。

「お母さんありがとう」とでも言いたげです。

なんとも微笑ましいじゃありませんか。


猫って愛情深い生き物なんです。

だから家猫も飼い主のことを愛せるんです。

飼い主を家族だと思って愛しているんです。



【コガネとシャームの関係】

一年が経ちまた新しい猫の恋の季節がやってきました。

コガネを狙って多くのオス猫たちがやってきます。


もちろんシャームもやってきました。

しかし、ブリという大きな黒猫に闘いを挑まれます。

鳴き合いでシャームは負けてしまったのです。

猫の世界は強い猫が繁殖行動取れるのです。

闘いに負けたオス猫は繁殖行動を取れません。


しかし、です。


コガネが黒猫の求愛を拒み、自らシャームに求愛をしたのです。

複数のオス猫から求愛されたコガネでしたが、最終的に選んだのが、なんとシャームだったのです。


素晴らしい!


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そしてまたコガネは子猫を産み、シャームはボディーガードを務めるのです。


しかもシャームはコガネに受け入れられた後に、他のメス猫に求愛しませんでした。


コガネとシャームの猫愛に感動しました。



【まとめ】

我々人間もシャームに見習って子育てをしなければならないな~と感じます。

猫という生き物は、人間の身近な存在であり、人間のような感情と行動を持っているのかもしれません。

猫っていいですよね!



お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 21:39| Comment(0) | 感動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月04日

『ペットロスを理解し、癒そう!(ペットロスになる男女比)』



ペットロスを理解し、癒そう!(ペットロスになる男女比)


ペットロスを理解し、癒すための言葉。


「ペットロスになる男女比は、1対7で女性のほうが多い」


ペットロスになる人の男女比は、男性1に対して女性7と圧倒的に女性のほうが多いのです。


どうして女性のほうが男性よりもペットロスになる確率が高いのでしょうか?


それは母性本能と関係があります。

女性は、ペット(愛犬、愛猫)を我が子として育てている、一緒に暮らしていることが多いのです。

もちろん男性だってペットを我が子と思っている方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、「我が子」ではなく「ベストフレンド」「相棒」「弟(妹)」など少し違った受け止め方をしている人もいます。

それと男性は理性的に考えることが多いので、「ペットの死」に直面しても、一時期悲しんでも、その後理性が感情のコントロールをして深刻なペットロスに陥ることが少ないようです。


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それにくらべて女性は、感情のセンサーが男性よりも敏感です。

どちらかというと女性は感情の生き物といったほうがいいのかもしれません。


感情的に敏感だからこそペットの死に対して、感情のコントロールを取れなくなってしまう方がいます。


これはどちらが良いとか悪いとかというのではありません。


女性は、妊娠、出産し子育てをするので、子育てということが身近なのです。

犬や猫などのペットは飼い主にとっては「赤ちゃん」あるいは「幼い子供」みたいな存在なのです。


それもペット(愛犬、愛猫)は反抗期のない可愛い子供ですから、可愛くて仕方がありません。

子供を育てたことがある人なら理解できると思いますが、ペットを育てるということは小さな我が子を育てたときの「あの喜び」を思い出させてくれるものなのです。


親と幼い子が一体と感じられた時期の感覚と同じような気持ちになるのです。

だからこそ、その我が子(ペット)を失ったときにペットロスになってしまうのです。


つまり、子育てとペットを飼うということは「非常に似ている感覚」がするのです。


ですから、女性のほうが男性よりもペットロスに陥りやすいのです。


ただ、女性だから必ずペットロスになるわけでもないし、男性でも母性(父性?)が強い方もいますから、男性だってペットを我が子と思って育て、ペットロスになる方もいます。



以前、私はペットロスになる人はペットに愛情を持っていたからです、と述べました。

では、ペットロスにならなかった人は愛情の薄い人なのか、というとそういうわけでもありません。


男女の違いだけではなく、性格の問題もあります。

ネガティブな性格なのか、ポジティブな性格なのか、さっぱりした性格なのか、粘着質な性格なのか、など性格の違いもペットロスに関係しているのです。


別な言い方をすると、男性よりも女性のほうが繊細な性格をしていることが多いので、「愛するペットの死」に関して、男性よりも女性のほうが繊細さゆえに悲しんでしまうことがあるようです。



別な角度から言うと、男性だってペットロスになってもいいじゃない。

女性でも、ペットの死にさっぱりしていてもいいのではないか。

そう思います。


どちらにしても、ペットの死を悲しまない飼い主はほぼいないでしょう。


そして、可能ならペットロスにならない方がいいに決まっています。

ペットロスにならなかったからと言って冷たい人間なのではありません。


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【まとめ】

ペットロスになるのは、女性の方が男性よりも7倍多い。

その理由は「ペットは我が子」という気持ちからなのです。


いつまでもペットロスになっていたら心配ですが、長い人生のなかで一時期ペットのために涙を流して悲しむ日々があってもいいじゃないか。

そう思います。


人生って「悲しみ」がたくさんあるのだし、誰だって「悲しい経験」をすることになるのですから。

「愛別離苦」(愛する者と別れる苦しみ)は、すべての人が味わうことになるのが人生というものなのです。

たとえ別れが来ると分かっていても、それでもペットを飼いたいのです。

人間は「愛」というものが必要な生き物だからです。



お読みいただきありがとうございました。





posted by チャミーの父ちゃん at 20:58| Comment(0) | ペットロスを理解し、癒そう! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月01日

『シニア猫にやさしい家』



シニア猫にやさしい家!


【シニア猫がのんびりできるオウチが何より大切】

猫の10歳はターニングポイントで、この頃から猫自身も老いを感じ始めるようです。

運動機能が低下し、活発だった猫も徐々にのんびりと毎日を過ごすように変わってきます。


そんなシニア猫にとって望ましい住まいは、お気に入りのくつろぎ場がいくつかあり、よけいなストレスを受けない“やさしい家”です。

ちょっとした室内の工夫で空間が和らぎます。

シニア猫には、愛情あるサポートが必要なのです。



【負担軽減の工夫をする】

猫のためのやさしい空間作りには、お年寄りがいる家のバリアフリー化の考え方が応用できます。

段差や傾斜がきつい場所を改善し、移動時の負担を少しでも減らしてあげましょう。

猫は高い場所での休息を好みますが、足腰が弱ってくると好きな場所へも登らなくなります。

家具のてっぺんに見張り場があるような時、別の家具や板材で階段状のステップをつけたり、板を斜めにしてスロープをつけたりする工夫で改善できます。

登りやすくなれば、またお気に入りの場所として復活するのです。


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【トイレもバリアフリーで】

猫はオシッコを我慢してしまうと泌尿器疾患の原因ともなります。

我慢しなくてもいいように、トイレが騒がしくない清潔な場所に置き、行きやすい環境をつくりましょう。

トイレ容器側面の高さがつらくなることもあるので、ステップを置いたり、スロープをつけたりしてバリアフリー化をしましょう。

スロープの傾斜は15°にすることで足腰への負担が軽く済みます。

踏板表面にはPVCメッシュ加工素材を使用すると滑り止め効果があります。


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【水飲み場を増やし運動も】

高齢になると懸念されるのが、水を飲む量が減ることと運動不足です

水は飲みたいときに飲めるように水置き場は3~4か所に増やしましょう。

置き場所は猫が好む居場所の付近で(1つは寝床から近いところに)通り道は避けます。

水はこまめに交換をします。

また年をとって寝床にいる時間ばかり増えると運動不足で増々筋力が低下してしまいます。

飼い主さんは1日5分でもいいので猫と一緒に遊ぶ時間をつくり、運動をさせましょう

長い時間はもたないので、狩りごっこやボール遊びなど短期集中型でいいのです。

じゃらし玩具には興味を示さなくなった老猫が、壁に当てたレーザーポインタの光を追う遊びには夢中になる、という例もありますので、いろいろ試してみましょう。



【まとめ】

シニア猫にとって大切なことは、人間の高齢者と同じです。

〇バリアフリー化。

〇水分を多く取る。

〇少しの運動。


飼い主のちょっとした工夫で、シニア猫に暮らしやすく、のんびりと過ごせる毎日を過ごさることが何よりです。



お読みいただきありがとうございました。




posted by チャミーの父ちゃん at 08:18| Comment(0) | 猫の病気と健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする